再婚承認を要求します・小説152話のネタバレと感想|娘はグローリエムと名付けられる

再婚承認を要求します

『再婚承認を要求します』原作小説152話のネタバレと感想です。

前回、ラスタが娘を出産しましたね。ラスタは皇子を産めなかったことで絶望しますが、ソビエシュの方はとても大喜びしています。

そして一方、西大帝国ではナビエがふしぎな夢を見ますがーーー結局、あの夢は何だったのでしょうか?

⇒『再婚承認を要求します』ネタバレ一覧はこちら

ナビエだけでなく、ハインリも同じ夢を見ていた

夫婦で同じ夢を見る

再婚承認・感想

その日の夕食時、ハインリはおかしな夢を見たと語ります。しかも奇妙なことに、その内容はナビエの見た夢と似ていました。

ハインリの見た夢
  1. 夢の中に、かわいい小鳥が登場する。
  2. その小鳥は宝石を食べたいと言うので、ハインリは自分が集めた宝石をあげてしまう。
  3. ひたすら宝石を食べ続けた小鳥は巨大化し、さらにハインリの玉座が欲しいとせがんだ。
  4. 彼はその鳥が憎らしいのになぜか怒れず、急いでナビエに助けを求めに行った。
ひよこ
この後は、ナビエが見たゆめに続く……と。
白うさ
そして小鳥はナビエに尻を引っ叩かれると。確かに内容がリンクしてるね。

そこでナビエは自分も似た夢を見たことを明かせば、彼は驚きました。

というのも夫婦が同じ夢を見ると、子を授かるという迷信があるのです。

さらに彼は目を輝かせながら「妊娠したに違いありません!一度診察を受けてみましょう!」とせっつくので、ナビエはしぶしぶ承諾するのでした。

ひよこ
ナビエは期待して苦しむのが嫌なんだろうね。
白うさ
わかる。無駄に期待して望みが叶わないのって辛い。

ソビエシュは娘に”グローリエム”と名前を付ける

赤ん坊の名前

ソビエシュは生まれた赤ん坊に『グローリエム』と名前をつけ、東大帝国初の女皇帝にしようと考えます。

「この子はグローリエムと名付ける。世の中のすべての栄光がこの子に向けられるように」
引用元:再婚承認を要求します152話

その話を聞いたカルル侯爵は「皇帝になれるのは皇子だけです!」と猛反対するものの、ソビエシュの意志は変わりません。

すでに彼の脳内ではグローリエムを王位に就かせるための入念な計画が立てられており、やることが山積みなのです。

現時点でソビエシュは、娘のために最高の教師を付けて、早くから政務と実務を教えて人脈も築かせる予定です。でもこの計画はハードすぎて、ナビエ並みに優秀な子じゃないと務まらない気が・・・

ラスタ、冷遇される

3日後にグローリエムの誕生パーティーが開かれ、参加者たちは愛らしい赤ちゃんを褒め称えます。

この時ソビエシュがずっと赤ん坊を抱いて離さなかったので、貴族たちはその様子を見て微笑みますがーーー

一方でラスタは、手形事件のせいで皆に嘲笑されます。

ソビエシュが彼女を相手にしないため皆が態度を変えはじめ、幸せにあふれた空間の中でラスタだけが辛い状況でした。

⇒『再婚承認を要求します』153話ネタバレはこちら

補足|赤ん坊の容姿とかソビエシュの再婚予定とかの話

赤ちゃんの容姿について

生まれた赤ん坊はラスタそっくりの可愛い女の子です。

本文中では『小さな妖精のように可愛かった』と描写されているので、よほど容姿が整っているのでしょう。容姿だけでいえば勝ち組。

ラスタと離婚した後のはなし

ソビエシュはラスタと離婚する予定です。なお再婚する予定も、第二子を作る予定もありません。

カルル侯爵には新しい妃を迎えるよう厳しく言われていますが、そうなると第一子(今回生まれた子)の立場が危うくなるので再婚したくないようです。

再婚承認を要求します・152話のネタバレ感想と補足

感想①ラスタの現状について

ネタバレ感想

お察しかと思いますが、ソビエシュはもうラスタを相手にしていませんし会いにすら行きません。

彼女の体を気遣って使用人を送っているものの、それだけです。物理的な気遣いはするけれど精神的な気遣いはゼロ。彼の態度からは明らかな壁を感じますね。

ラスタの素行が原因とはいえ、彼女視点だとこの状況は辛いでしょう。

確かに前回、ラスタは生まれたのが娘だったことに絶望して顔も見ようとしませんでした。しかし失望感とは別に、愛情は確かにあるのです。

それこそ妊娠初期の頃は、あれほど我が子の誕生を望み「お母さんがんばるからね」とお腹をなでていたのですから。

実際、ラスタは第一子・アンにもまだ未練があります。やっていることはド外道でも、情はあるのです。

だというのに、いざ生まれたら子供にろくに会わせてもらえない。自業自得とはいえ辛かろうな……と思いました。

感想②ただしソビエシュの心情も分かる

ただしこの件について、ソビエシュを責められないのも事実です。赤ん坊にラスタを近づけさせたくないと思うのは無理ありません。だって彼はもうラスタの罪を全て知っているのですから。

弱い生き物を傷つけてきた女性に、赤ん坊を会わせたいか?答えはNOです。誰だってそう答えるでしょう。

とはいえ我が子と全く会えないラスタには同情しますしーーーこの状況、本当に難しいですね。

⇒『再婚承認を要求します』153話ネタバレはこちら

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