『再婚承認を要求します』原作小説153話のネタバレと感想です。
ソビエシュは娘が生まれたことで随分と張り切っていますね。我が子を皇位に就けるため、いろいろ準備が忙しいようです。
一方でラスタは手形事件のせいで周囲から冷遇されていますが、この先どうなるのでしょうか?
目次
ラスタは夫に相手にされず、貴族たちから嘲笑される
ラスタ、苦難の日々がつづく

赤ん坊が生まれたことで、ラスタの世界は暗くなります。
ソビエシュと赤ん坊はたくさんの祝福を受けているのに、ラスタの耳に届くのは彼女をあざ笑う声ばかりでした。


見かねたラント男爵が抗議する
ラスタに対するソビエシュの態度があまりに変わってしまったので、ラント男爵はもっと気遣ってあげて欲しいと進言します。なにせ彼ときたら、ラスタに赤ん坊の顔すら見せてくれないのですから。
とはいえソビエシュからすれば、か弱い鳥をいじめるような人に赤ん坊を会わせたくありません。


そのため彼は「物理的な支援はしているから問題ない」と答えますがーーー
このとき、ラスタが第一子の髪の毛を大切に仕舞っていたことを思い出します。だから少し悩んだあと、彼女と赤ん坊を会わせることにしました。
グローリエムに対して、ラスタは複雑な感情を抱く
娘との再会
ラスタがベッドで横になっていると、侍従が赤ん坊を連れてきます。そのときベルディ子爵夫人――妊娠中から赤ん坊を見守ってきたので情が移っている――は大喜びしますが、当のラスタは我が子を見て苦しくなりました。
子供をかわいいと思う気持ちはあれど、今の自分の境遇を考えると悲しくなるのです。それでも抱っこすると愛情を感じて、この子を守るためにも皇后でいつづけたいと考えますがーーー
その時、急に赤ん坊が大人しくなります。
生命力が弱まったようなその感触のせいで、ラスタは死んだ赤ん坊(※記事下の補足参照)のことを思い出し、恐怖心から赤ん坊を床に投げてしまいました。


投げ捨てられた子供
投げられた赤ん坊は、わっ!と泣き出します。
そして一部始終を見ていたベルディ子爵夫人は危機感を感じ、その子を抱き上げて部屋から逃げ出します。赤ん坊を保護しなければと思ったのです。
そしてソビエシュのもとに到着すると、彼女は膝まづいて懇願しました。
「皇后が、皇女を床に投げつけました。どうか皇女を守ってください」と。
ストーリー補足|ラスタのトラウマについて
補足①ラスタのトラウマについて
ラスタは第一子・アンを出産したとき、赤ん坊の亡骸を渡されて泣き叫びました。実のところアンは生きていましたが、ロテシュ子爵がすげ替えたのです。
この経験がトラウマとなり、ラスタは子供を抱けない体になったようです。
抱っこはできるけれど、ふとした瞬間にトラウマが蘇るから迂闊に触れられないというか・・・
これ、可哀想ですよね。愛情はあるのに触れられないって辛いですよ。
補足②最後のシーンについて
ベルディ子爵夫人が逃走した後、ラスタは「子爵夫人が赤ちゃんを誘拐したから捕まえて!」と騎士たちに命令して追いかけさせています。
しかしラスタが正気を取り戻すまで時間がかかったため、その間に子爵夫人は逃げおおせたのです。
彼女はグローリエムのことを我が子のように可愛がっているので、母性本能が働いたのでしょうね。
再婚承認を要求します・153話のネタバレと感想
ネタバレ感想|全ては自業自得である

ラスタは現在、宮廷人からヒソヒソと陰口を叩かれています。しかもある日、その噂を耳にして顔色を悪くしていました。
傍から見ればかわいそうな気もしますが、この状況はラスタ自身が招いたもの。
本来こういう時は侍女が口喧嘩をしてくれるものですが、今ラスタの周りにいるのは教育を受けていない平民ばかり。つまり貴族と戦えない人しか残っていないのです(ベルディ子爵夫人は別ですが)
そう考えると皮肉ですよね。
彼女は自分に忠実な味方がほしくて平民(しかも犯罪者の娘)を雇ったのに、結局のところ彼女たちはラスタを守れないのですから。
そしてラスタは現状、自ら言い返すこともできません。本音を言えば陰口を言った人たちを怒鳴りつけてやりたいものの、そんな事をすればソビエシュの中にわずかに残っている情すら失ってしまうかもしれません。
だからラスタは何もできず、静かに耐えるしかない状態です。