漫画『不倫は不倫でお返しします』の24話のストーリー概要とネタバレ感想です。
前回スカーレットはついに、公爵の秘密をジョージに明かしました。そして情婦の存在を知った彼は、サムエルを愚かな男だと軽蔑しますがーーー
その話をした時、ジョージはどこか様子が妙でした。どうやら彼らにはスカーレットに隠していることがあるようです。
目次
公爵邸に帰る途中、エドモンドから助言を受ける
愛してはいけない男

帰りはエドモンドが馬車で送ってくれたが、このとき彼はスカーレットに忠告をした。
ジョージは危険な男だから、愛してはいけないと言うのだ。
- ジョージには”果たすべき責務”がある
- それには危険が伴うから、彼は恋人を作らない。
- 彼がスカーレットを誘惑するのは、責務を果たすうえで役に立つから
ジョージを頼るのは問題ないが、本気で彼を愛すればスカーレットが傷つく。それがエドモンドの助言だった。
エドモンドがジョージに仕える理由
ジョージは冷酷な人らしいが、なぜエドモンドはそのような人に仕えるのか?スカーレットが質問すると、彼は自身の過去について話してくれた。
- 皇帝のフリッツは残酷なで、とくに女性を乱暴に扱う(20話参照)
- エドモンドの母親も被害に遭い、母親はその屈辱感に耐えきれず自ら命を絶つ
- 皇帝から謝罪はなく、貴族たちは皇帝の顔色を伺って母親の葬式に来なかった
- そのとき唯一、葬式に来たのがジョージだった
- ジョージは「二度とこんな事が起こらないよう自分の命をかけて阻止する」と遺族に約束する
- エドモンドはその後、騎士になってジョージに忠誠を捧げた
エドモンドは騎士として仕える間、ジョージが皇帝への憎しみに苦しみながら冷酷な人間になっていく姿を見てきた。だからこそ彼を愛してはいけないと忠告したのである。
スカーレットはその悲惨な話を聞いてショックを受けると同時に、彼の忠告をしっかり受け止めるのだった。
妹・エリカがジョシュアの存在を知ってしまう
エリカは真実を知る
スカーレットが公爵邸に帰還するや否や、妹・エリカの怒鳴り声が聞こえてきた。
駆け付けてみれば、エリカとジョシュアが取っ組み合いの喧嘩をしているではないか。
慌ててスカーレットが仲裁に入ると、エリカはなぜあの女を庇うのかと泣きわめく。どうやら彼女はサムエルに情婦がいると知って激怒したらしい。
ネタバレ感想|最初から最後までヘビーな話題がつづく
ネタバレ感想|ジョージの謎

今回も重苦しいストーリーでしたね。ジョージや皇女につづき、エドモンドの母親まで被害者だと判明しました。皇帝へのヘイトがどんどん溜まっていきます。
そして24話では、本作を読み解くうえで重要な情報がたくさん出てきました。
まずジョージには『果たすべき責務』があり、これには危険が伴うそう。その役目があるから女性と恋愛を楽しむ余裕なんてないし、あまりに多くのものを失ったから純粋に女性を愛することもできない…というのがエドモンドの話でした。
出会って間もないスカーレットを誘惑したのも責務のためらしいですが、彼女を通してジョージが得たい物とは何なのでしょうか?そもそもサムエルと親友だと公言しながら、その妻に手をだす理由とは?
謎ばかりが大きくなっていき、状況を把握するのが大変になってきましたね。
考察|皇帝の討伐が目的か?
とはいえジョージの責務については予想がつきます。状況から察するに皇帝の討伐でしょう。
あんな男を皇帝としてのさばらせる訳にはいきませんし、身内の不始末は身内が片付けるべき。というかジョージたち皇族でなければ、国一番の権力者をどうこうするのは無理でしょう。
恐らくそれが『責務』なのかなと。
フレデリック3世を皇帝の座から引きずり下ろし、腐敗した貴族を一掃し。そして最終的にはジョージかアマリリスのどちらかが皇帝になる。
今のところ、ストーリー的にはこの流れがしっくりきます。
ただ、分からないのがジョシュアの正体です。なぜジョージは彼女のことを気にしていたのか。そこについては一切情報が出ていません。
ありがちなパターンだと、ジョシュアも皇族とか特殊な一族とかそういう展開になりそうですがーーーだとしたら、なぜ彼女は自分を捨て子だと言っていたのか?
この話、分からないことだらけですね。そろそろ伏線の回収をしてほしいところ。