漫画『不倫は不倫でお返しします』の22~23話のストーリー概要とネタバレ感想です。
ジョージと皇女は何かを画策しているらしく、そのためにスカーレットから夫の情報を聞き出そうとしています。やはりサムエルには、大きな秘密があるようですね。それも王族が注目するほどの。
そして今回、スカーレットはまんまとジョージに呼び出されますが・・・この先どうなるのでしょうか?
目次
22話の概要|ジョージは公爵家の秘密を探ろうとする
ジョージ視点

後日、ジョージは『ゴンドラ事業の創立祝い』と称してスカーレットを呼び出す。そして甘い言葉をささやきながら、アマリリス皇女に指示されたとおりサムエルの秘密を聞き出そうとするがーーー
彼はこの時、スカーレットの顔に小さな傷(※)があることに気付く。そして会話の流れからサムエルが暴力をふるったのではと考え、怒りをあらわにした。
スカーレット視点
ジョージが本心から怒っているようなので、スカーレットは意外に思った。火遊びに真剣になるような男ではないと思っていたからだ。
とはいえ夫と離婚するには彼の助けが必要なので「私を愛しているなら手伝ってほしい」と協力を要請する。
詳しい事情は伏せたまま、サムエルとの離婚訴訟に勝つためには権力が必要なので守ってほしいと頼んだのである。
しかしこの時、困ったことになる。
ジョージはサムエルに情婦がいることに勘づき、その女性が誰なのか知りたがったのである。
23話の概要|スカーレットは公爵の秘密を暴露する
ジョシュアの存在を明かす
真実を告げればジョシュアまで危険にさらされる可能性がある。
そのためスカーレットは一瞬ためらうも、結局は公爵家の現状を包み隠さずに話した。
ただしジョシュアに危害が及ばないよう、彼女が5歳のころから監禁されてきた被害者であり、またスカーレット自身が彼女を傷つけたくないと思っていることも伝えた。
「彼女の存在を隠すために私と結婚したのですから、考えてみれば不倫相手は私のほうでしょう。私が現れたことで傷ついたのもあの子です」
ジョージは愚かなサムエルを軽蔑する
話を聞いたエドモンドは、サムエルの愚行を知って暗い顔をする。そして情婦が妊娠したらすぐ知らせて欲しいと頼みーーー
直後、スカーレットを労わるように抱き締めた。
またこの時ジョージは険しい顔をしながら、愚かなサムエルに必ずや報いを受けさせると一方的に約束するのだった。
ネタバレ感想&おさらい|ジョージに打ち明けた内容について
おさらい|ジョージに話した内容について

スカーレットは今回、公爵家の異常さについて打ち明けました。おさらいもかねて、このとき彼女が説明した内容を簡単にまとめておきます。
- 当時成人していたサムエルが5歳の女の子(=ジョシュア)を監禁した
- その子が大人になったら関係を持った
- サムエルはジョシュアの存在を隠すためにスカーレットと結婚した。
- ただしジョシュアは孤児なので、彼女との間に生まれた子供を後継者にするには貴族の子供だと偽装する必要がある。
- そのためスカーレット(つまり位の低い男爵家の娘)を妻にした。
- 要するにスカーレットは、サムエルの妊娠計画に利用されたのである。
改めて聞くと恐ろしい…いえ、おぞましい話ですね。最初から関係を持つつもりで幼女を屋敷に閉じ込めたのだとしたら、サムエルはとんでもない悪人ですよ。
ネタバレ感想|ジョージの奇妙な言動
22話の後半あたりから、ジョージはやたら情婦の正体について知りたがっていました。
「その女は誰なんだ?教えてくれ。それだけ教えてくれれば君の望みは全て叶えよう」
引用元:不倫は不倫でお返しします23話
この台詞、なんだか妙ですよね。
『情婦が誰なのか』という点は、ジョージの中で優先順位がかなり高いのでしょう。もしかすると情婦に心当たりがあるのかもしれません。
まだ何とも言えませんが、管理人には「万一あの人が情婦だったら困る」とジョージが言っているように聞こえました。
ただその場合、ジョシュアが何者なんだという話になりますが。
ネタバレ感想|ジョージという男
ジョージと皇女には何らかの目的があり、そのためにスカーレットを利用しています。ただ23話でのジョージは、彼女のことを本心から心配しているように見えました。
身近な女性がみんな男性に酷い目に遭わされているから、スカーレットにも少なからず同情しているのでしょうか?
ジョージは冷酷な面もあるし人を容赦なく利用するけれど、それだけではない男性なのでしょう。