漫画『不倫は不倫でお返しします』15話～17話のストーリー概要とネタバレ感想です。
前回はアマリリス皇女の過去について描かれましたが、予想をはるかに超える悲惨っぷりでしたね。この国の皇室、闇が深すぎる。
そして今回スカーレットは皇女と初対面しますが、商談は上手くまとまるのでしょうか？
目次
15話の概要｜アマリリス皇女と初めて顔を合わせる
アマリリス皇女との会話
その後ジョージの手引きにより、スカーレットはアマリリス皇女と初めて顔を合わせるがーーー挨拶するや否や、皇女に「あなたも夫を憎んでいるように見える」と指摘される。
図星を突かれたスカーレットは内心動揺しながら否定するも、皇女はそれが嘘だと見抜いているようだ。
そして結局のところ、話があるなら別の日に訊ねてくるよう言われてしまい、皇女とはほとんど話ができなかった。
・・・
スカーレットは皇女に嫌われたのではないかと落ち込んだ。
しかしジョージによれば皇女は優しい人で、スカーレットのことも嫌いではないらしい。彼女が嫌っているのは女性を雑に扱う男―――つまりサムエルのような女遊びの激しい男なのだと、彼は教えてくれた。
サムエルの逆鱗に触れる
パーティー中、疲れたスカーレットは休憩するため人気のない場所に行く。
しかしその際、サムエルに見つかり「ジョージと何を話をした！？余計なことは言ってないだろうな？」と強く咎められた。おまけに彼はジョージと皇女に関わるなとまで言い出し、その理由すら教えてくれない。
挙句の果てに、ここで妻としての義務（つまり子作り）を果たすか？と脅してきたのでスカーレットは恐怖を感じるがーーー
その時、救世主が現れた。
16話の概要｜助けに来てくれたのは予想外の人物だった
救世主は〇〇だった
スカーレットを窮地から救い出したのは、皇帝の愛人・タンクビル夫人だった。
さらに夫人は女同士で話がしたいと言ってスカーレットを城の庭へと連れ出すがーーーそれは嘘であり、本当は”ある人物”に頼まれてスカーレットを迎えに来たのだそう。
そして夫人に案内されて庭の一画に到着すると、そこにいたのは騎士のエドモンドだった。
エドモンドの優しさ
タンクビル夫人が去った後、エドモンドは現状について簡単に説明する。
彼はたまたまスカーレットが休憩室に連れ込まれる現場を目撃し、その時のサムエルの様子が妙だったので、内緒で呼び出すよう夫人に頼んだのだそう。
その話を聞き、スカーレットは泣いてしまった。弱っている姿など見せたくないのに、勝手に涙が零れてしまったのだ。
エドモンドはその様子を見て一瞬驚くも、何も言わずに彼女を抱き締める。そして誰も見ていないから大丈夫だと、優しく慰めるのだった。
17話の概要｜スカーレットは優しい騎士を愛してしまう
ファーストキス
辛い時にいつも助けてくれるエドモンド。
スカーレットはそんな彼にドキドキして、キスをしてしまう。最初こそ「本気になってはいけない」と自分を律したものの、結局は彼の方からキスしてきたので受け入れたのだ。
エドモンドへの恋心
スカーレットは舞踏会が終わった後も、エドモンドとの甘美なキスが忘れられずにいた。
しかし帰りの馬車の中で、彼女は現実に引き戻される。
サムエルが意地の悪い顔で、先ほどの話の続きーーーつまり『妻としての義務』を果たすよう要求してきたからである。しかも彼は明日にでも事に及ぶと言い出したので、スカーレットは嫌悪感のあまり体を震わせるのだった。
どうすれば夫から逃げられる？
屋敷に戻った後、スカーレットはどうすればサムエルから逃げられるか考えた。彼と体を重ねるなど想像しただけでも耐えられないのだ。
そこで彼女は、ジョシュア（サムエルの愛人）に協力を要請することにした。
以前話したとおり外出できるよう手助けするから、その代わりに夫婦の時間が取れないよう邪魔してほしいと頼んだのである。
ネタバレ感想｜やはり主人公が選んだのはエドモンド
ネタバレ感想①主人公の恋愛事情
サムエルに脅された時スカーレットは心の底から恐怖を感じたらしく、その後もしばらく震えていました。これは仕方がない事ですよね。女性ですから、力では男性にかないません。
だからこそエドモンドに会った時、安心して泣いてしまったのでしょう。
そして案の定、スカーレットは彼に恋をします。勘違いしてはだめだと、こんな感情は互いのためにならないと散々言い聞かせたのに、彼への愛情を止められなかったのです。
でも仕方がないですよね。
あんなイケメン騎士が、毎回困っているときタイミングよく助けてくれるのですから。大抵の女性は堕ちるでしょう。
ネタバレ感想②揺れるジョシュア
17話の最後の方で、久しぶりにジョシュアが登場しましたね。
彼女はスカーレットの姿を見るなり「私をいじめにきたの！？」と警戒心をむき出しにしますが、外に出られるかもしれないと知るや否や顔を輝かせました。
見たところ、リスクを取るかリターンを取るかーーーつまりスカーレットを信じるかどうかで揺れているようです。
ジョシュアは前回サムエルに怒られたためスカーレットを逆恨みしているはずですが、その感情すら消し去るほど外の世界に焦がれているのでしょう。
まあ5歳の時から閉じ込められてきたとなれば、当然ですよね。
この子も被害者なので、早く救われればと思います。一時でもいいから、外に出られれば良いのですが・・・
ネタバレ感想③タンクビル夫人について
皇帝の愛人であるタンクビル夫人。彼女は今までも何度か登場していましたが、話の本筋に関係ないので登場シーンを省いてきました。
なぜ彼女が一介の騎士であるエドモンドの頼みを聞いてくれたのか気になった人もいると思いますが、どうやら彼女はロマンチックなお願いに弱いようです。
この点について詳しくは説明されていないものの、エドモンドから話を聞いたときに騎士と貴婦人のラブロマンスを想像したのかもしれませんね。
コメントを残す