『今世は当主になります』63話のネタバレと感想|ヨバネス皇帝とラビニ皇后の対立

今世は当主になります

漫画『今世は当主になります』の63話のネタバレと感想です。

ギャラハンは『トレンブルー病』にかかり自分が余命わずかだと知りますが、焦ることなく冷静に対処します。そしてフィレンティアは父親を救うために動き出しますが、この先どうなるのでしょうか?

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ギャラハンは娘に心配をかけまいと嘘をつく

ギャラハンの優しい嘘

今世は当主になります

数時間後、フィレンティアはギャラハンに呼び出されます。すると彼はベッドに座ったまま娘を抱き寄せて、自分の容態について話しました。

「たった今、オマリー博士が診断してくれたんだ。久しぶりの舞踏会だから、パパの足の筋肉がびっくりしたらしいよ。すぐ治るらしいから心配しないでおくれ」

しかしフィレンティアは、その言葉が嘘だと知っています。

ギャラハンは娘を心配させないよう、あえて事実を伏せたのでしょう。

父親の気遣いを感じ取り、フィレンティアは泣きそうな顔をしながら彼の首元にしがみつき、そして再度決心しました。

今生では、絶対に父親を死なせない…と。

ペレス視点|剣術の訓練中、ラビニ皇后が訪問する

ペレスの天才性はすぐに知れわたる

ペレスが剣術の訓練をしている最中。

使用人たちはその様子を見ながら、口々にペレスを称賛しました。というのも建国祭での出来事により、彼がオーラを習得していることが周囲にバレたためです。

「まだ14歳にもならないのに···」
「歴代の剣術家の中に、ここまで早くオーラを出せた者はいただろうか。私たちはもしかしたら天才に仕えているのかも…」

白うさ
すごく褒められてるね。第1皇子のアスタナはオーラを使えないから尚更かな。
ひよこ
ちなみにアスタナは、最近やっと剣術の基本訓練を終えたところだよ。

ラビニ皇后が襲来する

するとその場に、侍女を引き連れたラビニ皇后がやって来ます。ペレスの使用人が止めに入るも、彼女は聞く耳を持ちません。

そして皇后はペレスの前に立つなり、忌々しげにペレスの頬を引っぱたきました。

「お前ごときが私を欺くとは、下品な体から生まれた虫けらが、この私を侮蔑するとは!下賤な者め!」

あらん限りの言葉で罵倒し、再び手を上げようとする皇后。

しかしその瞬間、ペレスが鋭い眼光で睨みつけたため彼女は怖気づいて手を下げます。とはいえ怒りはまだ収まらず、再びペレスを罵倒しますがーーー

その時「言い過ぎだ」と誰かの声がしました。

皇后VS皇帝

ラビニ皇后が振り向くと、そこに立っていたのはヨバネス皇帝。彼はペレスに大丈夫かと声を掛けた後、医者を呼ぶよう使用人に命令します。

そして同時に、ラビニ皇后を諫めました。

「今、第2皇子に対して卑しい者だと言ったな。皇子の体に流れる血の半分は私のものなのに。その言葉は、皇家の血もまた卑しいという意味か?」

すると怒りに震えていたラビニ皇后は、そのような意味ではないと否定しますがーーー

彼女は怯むどころか嘲笑を浮かべて、ペレスの血が卑しいのは否定できない事実だと言います。さらに彼女の嫌味は終わることなく、その矛先は皇帝にも向けられました。

というのもラビニ皇后は、建国祭で息子のアスタナが処罰されたことが許せないのです。

フィレンティアはロンバルディの子供とはいえ、私生児なので助ける価値はない。優遇すべきは皇帝の嫡子であり第1皇子のアスタナである。

それがラビニ皇后の主張でした。

ひよこ
ラビニ皇后が自分勝手すぎる。
白うさ
お偉いさんの思考回路って、所詮こんなもんだよ。

あまりに自分勝手な物言いに、それまで穏やかだった皇帝もさすがに怒ります。その結果、2人は激しく口論をしますがーーー

皇帝が「デュレリーを皇家にしたのはロンバルディだ!アンゲナスではない!」と一喝すると、ラビニ皇后はぴたりと口を閉ざします。

すると皇帝も落ち着いたのか、今度は静かな口調で言いました。

「…皇后は、ルーラック・ロンバルディが決して許さないことが何か知っているか?それは身内を傷つけられることだ」

もしあの時フィレンティアが血を流していれば、今ごろどうなっていたことか。アスタナを叱責する程度でルーラックの怒りが解けるなら、それは不幸中の幸いでしょう。

むしろペレスがアスタナを止めたからこそ、事態はこの程度で収まったのです。

そのため皇帝がペレスを褒めると、皇后はますます顔をしかめます。

一方でペレスは内心、アスタナの事はどうでもいいと思っていました。なぜなら本当に戦うべき相手は、ラビニ皇后だと理解していたのです。

ヨバネス皇帝

するとその時、ヨバネス皇帝は思い出したように言いました。

というのも先ほどロンバルディ家から、ギャラハンが病気になったと伝言が届いたそう。そのため皇帝は、自分の代わりにペレスにお見舞いに行って欲しいと言うのです。

するとペレスが頬を赤らめたので、この反応を見たヨバネス皇帝は、ペレスの弱点がフィレンティアだと気付きます。

そして2人の関係を利用してやろう…と考えてニヤリと笑いました。

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『今世は当主になります』63話のネタバレと補足

63話の補足|なぜ皇帝はペレスの弱点に気付いたのか?

ネタバレ感想

63話のラストで、ペレスの弱点が皇帝にバレましたね。

しかしこれは偶然ではなく、ヨバネス皇帝は薄々「ペレスがフィレンティアに好意を持っているのでは…」と勘付いていたようです。

というのも建国祭の時、ペレスはオーラを使用してフィレンティアを守ったから。ペレスは今までオーラを習得したことを隠していましたが、彼女のためにあっさりとその事実をバラしました。

皇帝からすれば、この行動は違和感だらけだったようです。

そのため63話の最後に「ロンバルディ家にお見舞いに行っておいで」と試しに声をかけたところ、ペレスはわかりやすく頬を赤らめたので2人の関係を察したワケですね。

ペレス、顔に出しすぎだよ…!

こんな反応を見たら誰だって、彼がフィレンティアに好意を持っていると気づくでしょう。

要するに、ペレスの愛情が大きすぎるせいで皇帝にあっさり弱点がバレたのです。

そして皇帝はズルい大人なので、この事実を利用してペレスを自分の都合よく動かそうとするのでしょう。

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