ピッコマで連載中の『今世は当主になります』の35話~36話のネタバレ感想です。
前回のラストで、クレリバンが仲間になりましたね。彼は以前からフィレンティアを評価していましたが、ついに隠れた能力まで見抜いて自分から膝をつきました。
順調に強い味方をゲットできましたが、これからどうなるのでしょうか?ネタバレを見てみましょう。
目次
35話の概要|ベスティアン・スルスの本性
ロンバルディ昼食パーティー

今日は『ロンバルディ昼食パーティー』の開催日。これは家族の団結力を深めるためのイベントで、四半期に一度開かれます(ただし効果はいまいちですが)
パーティーに参加するため、フィレンティアとギャラハンは着飾って会場へと向かいます。
すると廊下で待っていたクレリバンに「事業のことでギャラハンに急用がある」と話しかけられたので、その間フィレンティアは暇を潰すためにギリウ&メイロンの元へと向かいますが…
1人で歩いていると、誰かが背後からドンっ!とぶつかってきて、彼女は転んでしまいます。誰かと思って見上げれば、すぐ傍に立っていたのは双子の父親であるベスティアン・スルス。
しかもベスティアンは彼女を睨みつけて舌打ちした挙句、無言でその場を去って行きました。
以前見たときとは別人のような姿に、ポカンとするフィレンティア。
近くにいたギリウとメイロンが助け起こしてくれたものの、彼女は呆然としながら「私、何かしたかしら?」と尋ねました。
ベスティアンは一族を嫌っている
ギリウとメイロンによれば、ベスティアンは元々ロンバルディを嫌っているそう。
本来、この事実は”スルス家の男たちだけの秘密”ですが、2人はフィレンティアにだけ特別に教えてくれたのです。
そして一方、秘密を知った彼女は冷や汗をたらしながらも「…そうだね。誰にも言わないよ」と何とか返事をしました。
・・・
ギリウ&メイロンと一緒に、廊下を歩くフィレンティア。
ふと近くを見れば、幸せそうに微笑むベスティアンとシャナネットが見えます。きっと叔母は、何も知らないのでしょう。もし知っていれば、あんな風に笑えるはずありませんから。
ベスティアン・スルスの人柄
昼食パーティーの会場に到着すると、フィレンティアは指定されたテーブル席に座ります。そして遠目から、ベスティアン・スルスを眺めました。
彼は婿養子なので一族の苗字を名乗れませんが、公の場ではいつも自分を”ベスティアン・ロンバルディ”と名乗る人でした。今までは、それに何の疑いも持ちませんでしたが…
今ならわかります。前世で叔母・シャナネットが離婚したのは、何か裏があったのでしょう。
大人ぐるみの嫌がらせ
ベスティアンのことを考えながら食事をしていると、目の前にブドウが転がってきます。犯人はベレサックとアスタリウで、ニヤニヤしながら彼女に別のブドウを投げつけました。
そのためフィレンティアは驚いて、フォークを落としてしまいます。
キッと2人を睨むものの、彼らは「食事のマナーもわからないのか」と彼女を嘲笑します。さらに周囲の大人たちも、それに加担して嫌味を言いました。
反応を見るに、これはビエーゼとその妻・セラルたちが仕組んだ嫌がらせでしょう。
その事実に気付いたフィレンティアは、額に青筋を浮かべました。
36話の概要|ルーラックからの誕生日プレゼント
シャナネットの助け舟
フィレンティアは仕返ししたいと思うものの、ルーラックの前で騒ぎは起こせません。
するとその時、叔母・シャナネットが「皇帝陛下への謁見中、ベレサックがマントを踏んで転んだそうね?」と皆に聞こえるよう言いました。
その言葉に、真っ赤になるベレサック。一方で両親のビエーゼとセラルは冷や汗をたらし、子供なら当然そういう事もあるでしょうと慌てて言い訳しますが…
それは、今のフィレンティアの状況にも当てはまること。そのためシャナネットは「そうですね。子供だから失敗することもあるんですよ」と遠回しに彼らを咎めます。
シャナネットは、明らかにフィレンティアを庇っていました。
さらに双子が畳み掛けるようにベレサックをバカにするものだから、彼はますます顔を真っ赤にします。
そして一連の様子を見ていたフィレンティアは、満面の笑みで食事を続けました。
ルーラックからの誕生日プレゼント
このままではベレサックが笑い者になってしまう!
焦ったビエーゼは、ルーラックにワインを注ぎながら息子の自慢話をしました。
というのも最近、ベレサックは第一皇子の”遊び相手”に選ばれたので頻繁に皇居に出入りしているのです。
父親が大声で自慢話をするものだから、ベレサックは得意げな顔をして偉ぶりました。
するとその時、フィレンティアはルーラックに呼ばれます。そして祖父のいる席に向かうと、首に”鍵のついたネックレス”をかけられました。
「8歳の誕生日プレゼントだ。お前だけが使える個人図書館の鍵だよ」
彼女が望んだプレゼントは別の物でしたが、祖父はそれとは別に図書館をプレゼントしてくれたのです。つまりこれは”ボーナス”のようなもの。
それを察したフィレンティアは、パアッと顔を輝かせてお礼を言いました。
見守ろう
フィレンティアが特別扱いされたことに焦ったビエーゼは、標的を変更します。そして今度は、ギャラハンに嫌味を言いはじめました。
「商売する所がないから、平民の市場に店舗を出すらしいな。お前はロンバルディの名前が恥ずかしくないのか?」
さらにセラルも便乗して、資金不足なら相談してくださいね(もちろん嫌味)と彼を見下します。
しかしギャラハンは微笑んで、家門の支援を受けず自分の力だけでやってみたいと答えました。
ビエーゼはその返答を、馬鹿にしたように笑いますが…
その時ルーラックが「ギャラハン、お前を見守ろう」と言ったことで、場の空気が変わります。
まるで彼が、ギャラハンの商売を楽しみにしているように聞こえたのです。
その言葉に、口元を歪めるビエーゼ。セラルの顔からは余裕が消え、他の大人はポカンと口を開けています。
そして一方、フィレンティアは自信満々に笑っていました。父親の店が完成した後、ビエーゼたちの顔がどう歪むのか…それが楽しみで仕方がないのです。
『今世は当主になります』のネタバレ感想
ネタバレ感想①ギャラハン、早く成功して!

早くギャラハンの商売が成功してほしい!
クレリバンが太鼓判を押したのだから、きっと衣服事業は大成功するはずなんですよ。だからさっさと大利益を出して、誰にも文句を言われないくらい急成長してほしいです。
そして、あの嫌みったらしいビエーゼやセラルをあっと言わせてほしい。この2人は性格が悪すぎるので、一度痛い目を見ればいいと思うんですよ。
あ、でもギャラハンは新しい事業を始めるワケですから、他の一族から妨害されそうですね。管理人も経験がありますが、新しいことをやると必ず邪魔が入るんですよ。妬み・嫉みの対象になります。
今のところ、それが少し心配です。多分、フィレンティア一人じゃ防ぎきれないでしょうから。
できれば、ルーラックに当主権限で何とかしてほしいですね。36話のラストでも「見守ろう」と言ってましたから。見守ると言うなら、ついでに邪魔者も追い払って欲しいところ。
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