漫画『今世は当主になります』の133話のネタバレと感想です。
133話はペレス視点でストーリーが進みます。彼が珍しくロンバルディ家の人々と会話をするので、その様子を見てみましょう!なおメインで会話をする相手はギャラハンで、彼の人の良さがにじみ出ている回です。
ペレスは警戒するが、ギャラハンの優しさに絆される
ペレス視点①愛しい女性によく似た父親
クレリバンが困惑していると、そのときギャラハンがペレスに話しかけました。
「アカデミーはいかがでしたか?遠いところで大変だったでしょう?」
そう聞かれてペレスは戸惑います。というのも質問の意味が分からなかったのです。ペレスにとってアカデミーは必ず行かねばならない場所であり、そこで直面することも当然乗り越えるべきこと。だから辛いと考えた事すらありません。
さらにギャラハンは続けて「楽しかったですか?」と聞いてくるので、ペレスは再び困惑しますがーーー会話をしているうちに彼の意図がわかって小さく笑いました。
ギャラハンは純粋にペレスを心配しているのです。また優しく微笑むその姿は、ペレスの愛する女性によく似ていました。
ペレス視点②ギャラハンの内緒話
アカデミーは悪くなかった。ペレスがそう答えると、ギャラハンはそれは良かったと微笑みます。またこのとき彼は「娘はいつもあなたの心配ばかりしていた」と教えてくれたので、ペレスは内心ひどく喜ぶのでした。
今世は当主になります133話のネタバレと感想
ネタバレ感想①133話のおすすめシーン
クレリバンや双子と会話をするとき、ペレスはずっと無表情で淡々としていました。しかしギャラハンとの会話中だけ彼は頬を緩め、さらに声を出して笑っています。
ギャラハンの優しげな顔もその気遣いも、大好きなフィレンティアにそっくり。あの子はきっと父親に似たのだろう。そのことに気付いて、ペレスは嬉しくなったようです。
彼がこんな笑顔を見せるのは、フィレンティア以外ではギャラハンだけかもしれませんね。何話か前でアカデミーの仲間が登場したときも、ペレスは人間らしい表情を人に見せないようなセリフが書かれていましたから。
ネタバレ感想②ギャラハンの優しさ
改めて考えると、ギャラハンってとても素敵な性格ですよね。
娘の友人を心配して優しい言葉をかけ、自分の領民であるチュサユの人たちの現状にも心を痛めています。この人は本当に優しい。ペレスが絆されるのも理解できます。
さらにギャラハンの場合、自分にできることを実際に探しているのが素晴らしい。口先だけで心配して何もしないタイプの人間はごまんといますが、こうして実行に移せる人間は少ない気がします。