漫画『今世は当主になります』の116話のネタバレと感想です。
今回はエスティラがロンバルディ邸に帰還します。彼女はギャラハンが病気にかかったとき治療薬を作ってくれた優秀な女性ですがーーー
帰ってきて早々、ある問題に直面します。一体何があったのでしょうか?ストーリーの続きを読んでみましょう。
エスティラが帰還して、ロンバルディの主治医となる
主治医・エスティラの初仕事
アカデミーを卒業したエスティラが、ついにロンバルディ邸に帰還します。そのおかげで空席だった『ロンバルディ主治医』の席がようやく埋まりました。
エスティラの初仕事はルーラックの健康診断でしたが、このとき彼が過労による体調不良だと判明します。
どうやら健康管理を疎かにしていたらしく、フィレンティアは「栄養剤を飲んでくださいと言ったのに!」と祖父に文句を言います。しかし彼は反省した様子もなく、むしろ孫娘に心配されて喜ぶ有様ですがーーー
彼女があまりに必死なので、最終的には健康面に気を付けると約束してくれました。
ペレスと街中にデートに行く
その日の朝早く、ロンバルディ邸にペレスが訊ねてきます。彼はフィレンティアをデートに誘い、2人は馬車で街中に向かいますがーーー移動中、なぜかペレスはじっと彼女を見つめるのでした。
・・・
到着したのは高級宝石店で、ペレスは店に入るなり注文していた品ーーー赤い宝石が付いた髪留めーーーを受け取るとフィレンティアの髪に留めました。どうやら特注品のようです。
「…きれいだよ。ティア」
そう言いながら微笑むペレス。感情表現に乏しい彼がこのような笑みを浮かべるなら、きっと内心では大喜びしているのでしょう。
それに気付いたフィレンティアは誠意を見せるため、笑顔でお礼を言うのでした。
ペレスの告白
そして夕方になり2人が帰路に就くころ、ペレスは真剣な表情をしながら言いました。
「俺、アカデミーに行くよ」と。
今世は当主になります116話のネタバレと感想
ネタバレ感想①ティアのお姉ちゃんムーブ
フィレンティアは相変わらずペレスのことをよく理解しています。
ヘアピンを贈られたとき彼がどれほど喜んでいるのか察し、また彼が大事な話をするためデートに誘ったことも承知の上だったようです。
そもそも最近のペレスはやや挙動不審だったこともあり、とっくの前に(それこそデビュタント舞踏会が始まる前から)何かを隠していることに気付いていました。
けれどフィレンティアは無理に聞き出すことなく、彼が自分から言い出すまでずっと待っていました。
116話のラストシーンで「もう話す準備はできたの?」と話しかけるシーンなんて、完全に年上のお姉さんの顔をしています。大人の余裕ですね。
ちなみにこのシーンの顔がとても格好いいので、ぜひマンガ版で堪能してください!
ネタバレ感想②ペレスの独占欲
言わずもがな、ペレスがフィレンティアに贈った髪留めは高級品です。多分使用されているのはルビーでしょう。
そしてルビーは彼の瞳と同じ赤。つまりペレスは、自分と似た色の宝石をフィレンティアに身に付けさせて喜んでいるのです。
独占欲の塊ですね笑
ネタバレ感想③ラビニ皇后の誤算
前回ラビニ皇后は「金をやるからアカデミーを卒業するまで戻って来るな」とペレスに言いつけました。そうすれば一定期間はペレスに煩わされずに済むと考えたのでしょう。
しかし実を言うと、アカデミーには早期卒業制度があります。つまり優等生なら短期間で卒業できるのです。
ペレスは天才なので、この制度を利用してさっさと城に戻って来るかもしれませんね。ラビニ皇后の怒り狂った表情が目に浮かびます笑