漫画『結婚商売』117話~118話のネタバレと感想を紹介します。
兄・ローランドが脱獄したため、ザカリーは兄を処罰しなければと考えます。そうしなければ、またビアンカが危険な目に遭うかもしれませんから。そして今回、アルノー家族みんなで首都・ラホズに向かいます。
目次
117話~118話の概要|ローランドを裁くため首都に向かう
親子みんなで首都に向かう
反逆者ローランド(元ウィグ子爵)の件について進言するため、ビアンカ御一行は首都・ラホズに向かいます。
なおラホズへの道のりは遠いため、娘のアレクサンドラや軍部長たち(ただしガスパル以外)も同行しますがーーー
ビアンカは移動中、ロベルの姿が見えなくなったことに気付きます。そこで夜になると、ザカリーに尋ねました。
ロベル卿の騎兵だけ、別動隊として動かしているのですね?と。
裏ではローランドを徹底的に追い詰めていた
実のところザカリーは、ローランドを確実に逮捕するためロベルと彼の部下に捜索命令を出しています。妻子を守るため、ローランドを絶対に捕まえねばなりませんから。
けれどビアンカを不安にさせたくなくて、そのことを黙っていたのです。
ザカリーはビアンカをぎゅっと抱き締めると「ローランドが脱後したのは全て自分のせいだ」と語ります。
ローランドのせいで昔ビアンカが危険にさらされたのに、たった1人の兄だから裁判を受ける機会を与えてしまった。けれど結局のところ彼は脱獄した。
だから現状の憂いは全て自分の欲のせいだ……とザカリーは落ち込んでいたのです。
「そもそも兄が裁判を受けるようにしたのが私の欲だったのでは?危うく君とアレックと、みんなを失いかけたのは全部兄のせいだったのに……一りきりの兄だったから。私の不安は私の欲が作り出した地獄だ」
引用元:結婚商売118話
ロベル視点|奇妙な痕跡を見つける
その頃、軍部長・ロベルたちは別動隊として捜索に当たっていました。しかし捜査するうちに、ローランドの移動経路がアルノー公爵家に近づいていることに気付きました。
ストーリー補足|深刻な会話をしていると思いきや
118話の補足
118話にて、ビアンカとザカリーは深刻な話をしていましたね。兄の脱獄、ザカリーはさぞ心を痛めているのでしょう。
ただしこのシーン、2人はお風呂に入りながら会話しています。何なら直前まで×××なこともしていました(笑
会話は深刻だけど、状況はアレですね。こんなところに来てまで仲良し。ちなみにザカリーによれば、ここ最近一緒にいられる機会が少なかったから我慢できなかったそうです。
結婚商売ネタバレ感想|兄への恩情が仇となる
ネタバレ感想①ザカリーの悲壮な心情
ローランドは大罪を犯しましたが、ザカリーは彼に裁判を受けるチャンスを与えました。以下に悪人だろうと、たった1人の兄だから温情をかけてしまったのです。
なのにローランドは脱獄しました。
ザカリー視点だと悲しいでしょうね。温情をかけたせいで状況を悪化させたのですから。そのせいか118話でザカリーは、そのときの恩情のことを”欲”とか”自分が作り出した地獄”と表現しています。
そんなの脱獄した人が悪いのであってザカリーはちっとも悪くないのですが、彼の性格上、責任を感じてしまうのでしょう。本当にもうローランド、なんで脱獄なんかしたのよ……
ネタバレ感想②完全に爺と孫
117話は本筋と関係ないので、本記事ではアルノーを発つときのシーンや道中の会話などをかなり省略しています。
なお出発する際、執事のヴァンサンはアレクサンドラを心配して色々と言い聞かせていました。
「お嬢様、ラホズでは前だけ見て飛び出してはいけませんよ!知らない人にも絶対について行ってはいけません!」
引用元:結婚商売117話
このシーン、お爺ちゃんと孫って感じですごくかわいいです。でもよく見ると、アレクサンドラが始終ふざけて”ヴァンショー”と呼んでいます(笑
母・ビアンカがたまにヴァンサンをそう呼ぶから、娘も悪い部分をマネしちゃったのでしょうね。いかにも5歳児らしいです。
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