マンガ『悪女皇后の専属侍女』30話~32話のネタバレあり感想です。
皇太子の嫁(つまり次期皇后)を選ぶための舞踏会が開かれるも、パレサはメイドなので彼と踊ることはできません。そこで寂しさを紛らわすため、パレサは夜風にあたりに行きますがーーー
その後、どうなったのでしょうか?ストーリーの続きをまとめました。
30話~31話の概要|夜空の下、2人でダンスを踊る
2人きりのダンス
テラスに出ると、パレサは息苦しさから開放されて少し気持ちがラクになります。そして月を見ながら、この会場を出るまであと少しの辛抱だと自分に言い聞かせますがーーー
そのとき皇太子が現れ、パレサとダンスを踊りたいと言い出しました。
「私はただ…君と一曲踊りたかったのだ」
「…ダメか?パートナーとして悪くないと思うのだが」引用元:悪女皇后の専属侍女30話
パレサが承諾して手を差し出すと、皇太子はその指先にキスを落とします。そうして2人は月明かりの下、ダンスを踊りますがーーー
このときパレサは心臓がドキドキして、まるで酒に酔ったかのような気持ちでした。
ヨハンナ王女、覗き見をする
パレサと皇太子がダンスを踊っている最中、ヨハンナ王女は、偶然にもそれを目撃してしまいます。
さらに彼女は『皇太子には恋人がいて、ヒミツの恋をしている』と思い込み、物陰に隠れながら2人の様子を見つめます。
「…わかった!ヒミツの恋!!皇太子にこんな大胆な一面があったなんて!!」
引用元:悪女皇后の専属侍女30話
しかしその後ヨハンナは、皇太子の恋人が“あのパレサ”だと気付いて混乱するのでした。
32話の概要|皇太子とデートをして告白される
皇太子とのデート
翌日、パレサは皇太子に誘われてデートをします(もちろん侍女の仕事を終えた後で)
彼が案内してくれたのは皇宮の屋上。ちょうど城壁の端にあるその場所からは、帝都が一望できるのです。
「私が一番好きな場所だ。どうだ?素敵だろう。小さい頃からよく来ていたのだ。この景色を見れば頭が整理されて、何をどうすべきか決心もついた」
引用元:悪女皇后の専属侍女32話
そうして2人で美しい街並みを眺めている最中、皇太子はふいにパレサを見つめます。さらに彼はこの時、パレサに自分の想いを伝えますがーーー
彼女は目をそらして「今の言葉、聞かなかったことにします」と答えるのでした。
皇太子をフッた翌日
その翌日、パレサは仕事でミスを連発しました。ぼーっとして、普段はしないようなドジを踏んでしまったのです。
そのため皇后は心配し、パレサを休ませるため強引に休暇を与えます。そしてパレサは皇后宮から放り出されますがーーー
彼女は外を歩きながら、昨日の出来事を思い出していました。
もし皇太子の想いに答えて“彼の恋人”になれば、パレサは自分の使命―――つまり皇后を守る使命―――をおざなりにするかもしれません。だから昨日、パレサは彼の提案を断ったのです。
「私には殿下のお気持ちを受け取る資格がありません。それに…私には成し遂げるべきことがあるのです。私の義務であり、私が選んだことです。それ以外のことに力を注ぐ余裕はございません」
引用元:悪女皇后の専属侍女32話
悪女皇后の専属侍女・ネタバレあり感想
30~31話の感想|蜜月まであと少し!
ダンスシーンの皇太子は、パレサを見てうっとりしていました。前回も書きましたが、彼は本当にパレサのことが好きなようです。何ならパレサへの愛情がすべて顔に出ているレベル。
そして一方、パレサはそんな彼にたじたじ。ダンスを終えて彼が去った後も、へなへなとその場に座り込んでいました。
パレサは恐らくこれが初恋なので、自分の気持ち=恋だと気付いていません。そのため、騎士であるはずの自分が正気を失くしたことに戸惑っている様子。恐らく2人は両想いですが、先は長そうですね。
32話の感想|両想いなのにカップル不成立!
↑とか思ってたら、32話で皇太子がフラれましたね…!両想いなのにカップル不成立。互いに両想いであると薄っすら理解していたのに、まさかの展開です。
ちなみに皇太子はフラれたとき「あなたは私と同じ気持ちだと思っていた」的なことを言っていたので、恋人になれると期待していたのでしょう。期待してからの拒絶。ショックも2倍。
しかしこの点については、単に時期尚早だったのかなと思います。もっと2人の間に絆が芽生えていて、皇太子がパレサのことをより理解できていればワンチャン成立していたかも。
早い話、皇太子はグイグイやりすぎたんですよ。今ごろ落ち込んでいると思いますが、もっとパレサと親密になれたら再告白してほしいところ。
いやむしろ、次はパレサの方から告白してもいいかも。そして皇太子をときめかせてほしい。私、グイグイ口説くかっこいい女性が好きなので(笑