マンガ『悪女皇后の専属侍女』の35話~36話のネタバレあり感想です。
オロゴスの王女・ヨハンナに正体がバレてしまったパレサ。そこで秘密を守ってもらう代わりに、市内散策に付き合うことになりました。とはいえ王女は、本当に約束を守ってくれるのでしょうか?
35話の概要|ヨハンナ王女と秘密を共有する
ヨハンナ王女の優しさ
ヨハンナ王女に付き合って市内を歩き回った後、パレサは改めて今日の約束(つまり王太女に居場所をバラさないこと)を守るよう念押しします。
するとヨハンナは人懐っこい笑みを見せながら、約束はしっかり守ると約束してくれます。それだけでなく彼女は、パレサが使命を果たすためランティアス帝国にいるのだと理解しているようです。
「大丈夫ですよパレサ。私はデュナミスの人間ではないけど、ヴェローナ・ナイトにとって最も重要なことが何かは知っています。あなたにも「使命」があるのでしょう?」
引用元:悪女皇后の専属侍女35話
その言葉にパレサは安堵し、2人は微笑み合いながら帰路に就くのでした。
皇后宮にて盗難事件が起こる
パレサが皇后宮に戻ると、他の侍女たちが何やら騒いでいました。話を聞いたところ、侍女のボニーがダイヤモンドのネックレスを失くし、それがパレサの自室で見つかったそうですがーーー
もちろんパレサは盗みなどしていません。つまりこの騒動は、ニシアナ派の侍女により仕組まれたものです。
侍女たちの策略に気付いたパレサは、静かに怒りながらも誤解だと弁解します。
しかし侍女たちはここぞとばかりにパレサを責め、それどころか皇后の専属メイドなのに貧しさから盗みを働くなんて哀れだなどと嫌味を言い出しました。
36話の概要|パレサは窃盗犯の濡れ衣を着せられる
私は犯人じゃない!
窃盗犯の濡れ衣を着せられるも、パレサは負けじと自分の無罪を主張しつづけます。
パレサが本当に泥棒なら、ネックレスを自室に隠そうなんて思わないでしょう。そもそも彼女は普段、他の侍女たちと顔すら合わせません。つまり”誰が高額な品物を持っているか”なんて知らないのです。
パレサVS侍女
そうして言い争いになり、侍女たちは「パレサを解雇してください!」と侍従長に迫ります。
なおこの時、侍従長は窮地に立たされていました。パレサはせっかく手に入れた”皇后の専属侍女”なので手放したくないけれど、状況的にパレサの無罪を証明する手立てがないからです。
しかしその時、助っ人が現れます。
騒ぎを聞きつけた皇后(かなり不愉快そう)がやって来て、さらにその背後にはヨハンナ王女も立っていたのです。
悪女皇后の専属侍女・ネタバレあり感想
ネタバレ感想①パレサが激怒した理由
パレサは濡れ衣を着せられた時、怒っていたけれど冷静でした。ニシアナの姑息さに嫌気がさしたものの、事を大きくする必要もないと自分に言い聞かせて平静を保っていました。
しかしこの後、侍女たちの”ある言葉”が原因でパレサは内心ブチ切れます。その時のセリフがこちら↓
「パレサ…経済的にも厳しいって聞いたけど…皇后陛下の専属メイドなのにこんなことをするほど苦しいのですか?」
「皇后陛下の一番のメイドでも待遇はイマイチなのかしら」
「つく人を完全に間違えたわよね」引用元:悪女皇后の専属侍女35話
侍女たちはあろうことか、事件をダシにして皇后を貶めました。パレサが激怒したのはこれが原因です。
自分が侮辱されるのは耐えられても、皇后への侮辱は我慢できなかったのでしょう。
パレサは本当に皇后のことを大事に思っていて、根っからの騎士なんだろうな…‥‥と実感するシーンでした。
ネタバレ感想②息をするような罵倒の数々
ニシアナ派の侍女たちは、35話で息をするように皇后を侮辱していました。
1人が悪口を言い出すと、ほかの侍女たちも自然にその言葉に同意して、クスクスと笑いながら相手を見下す。しかも彼女たちは、この手の行動に慣れているように感じました。
きっと皇后も、今までこうやって侮辱されながら生活してきたのでしょう。