マンガ『悪女皇后の専属侍女』の37話~38話のネタバレあり感想です。
ニシアナ派の陰謀により、パレサは窃盗の濡れ衣を着せられました。もちろん彼女は無実ですが、それを証明する方法がありません。
前回のラストでは皇后とヨハンナが駆け付けましたが、果たしてパレサは助かるのでしょうか?
37話の概要|ヨハンナ王女が事件を解決する!
ヨハンナ王女の権能
皇后が現れた時、パレサは内心恐れていました。無実とはいえ、もし皇后に疑われて捨てられたらどうしよう……と不安を感じていたのです。
するとヨハンナは精霊(金色の鳥の姿をしている)を呼び出して、自分にとって犯人を突き止めるなど簡単な事だと言い出します。彼女によれば、その精霊は真実を見抜けるそうです。
そして彼女が命じると、精霊はネックレスを盗んだ真犯人―――赤毛のメイドの前に降り立ちました。
事件の真相
問い詰めた結果、赤毛のメイドは犯行の動機―――以前からボニーに恨みを抱いていたことーーーを白状します。彼女は嫌がらせのためにネックレスを盗み、その罪をパレサになすりつけたそう。
同情する点はあれど、窃盗をして無関係なパレサを巻き込んだのは事実。
そのため皇后は赤毛のメイドを解雇し、近衛兵に引き渡します。また先ほどパレサを罵った侍女たちにも、皇后宮を出て行くよう命令しました。
38話の概要|マリから事件の真相を聞かされる
マリの密告
その日パレサの自室に、侍女のマリがやって来て「パレサに濡れ衣を着せるよう指示したのはラッセル伯爵夫人だ」とこっそり教えてくれました。
- 本来、パレサに濡れ衣を着せるのはマリの役割だった
- しかしマリは、ラッセル伯爵夫人から命令された時に断った
- 理由はパレサを苦しめたくなかったから
- 結果、赤毛のメイドが実行犯に選ばれた
なおマリは命令を拒否したため、僻地での勤務を命じられたそう。パレサは真剣な表情でその話を聞いた後、マリに別れを告げるのでした。
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悪女皇后の専属侍女・ネタバレあり感想
ネタバレ感想①なぜ皇后は強硬手段に出たのか?
皇后がまとめて侍女を解雇したため、パレサは事件後、本当にこんな事をして問題ないのか心配していました。
しかしその件について皇后に確認したところ、彼女は「私は事件のときパレサの肩を持ってあげられなかったから」と呟きます。
つまり皇后は、パレサのために侍女たちを解雇したのです。
それを知ったパレサは、皇后のツンデレっぷり 優しさにホッコリしていました。久しぶりに猫バージョンを見て癒されたようです(笑
ネタバレ感想②マリのその後について
38話に登場したマリについて、少し補足しておきます。
マリは今まで、ラッセル伯爵夫人の手先として働いてきました。ニシアナ派の侍女なので、皇后に嫌がらせをしたことも多々あります。その件について良心の呵責に苛まれたことはあれど、マリはその度に『相手は悪女なのだから問題ない』と自分に言い聞かせてきたそうです。
ラッセル伯爵夫人に逆らったら自分の身が危ういから、言い訳をして自分の行動を正当化してきた……という話ですね。
悪い行いですが、気持ちはわかります。ラッセル伯爵夫人はかなり性格が悪いので、報復が怖かったのでしょう。
実際、マリは夫人の命令に逆らったせいで僻地に飛ばされましたから。しかもその場所は、かなり劣悪な環境のようです。
道理を守って正しい行動をしたのに、こういう目に遭うのが帝国の現状なのでしょう。悲しいですね。早いところ皇后とパレサが天下を取って、帝国の悪を一掃してくれればいいのですが。
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