『悪女は砂時計をひっくり返す』14~15話ネタバレ感想!黒フードの男と再会

悪女は砂時計をひっくり返す

ピッコマで連載中の『悪女は砂時計をひっくり返す』の14話~15話ネタバレ感想です。

前回のラストで、黒フードの男と再会してしまったアリア。会いたくない相手ですが、どうやら彼はアリアに用事があるようですね。

アリアは彼から逃げられるのでしょうか?14話以降のストーリーをまとめたので、感想と考察を交えながら見ていきましょう。 

⇒ネタバレ一覧はこちら

14話のネタバレ

黒フードの男から、花束を受け取る

悪女は砂時計をひっくり返す

黒フードの男は、アリアに”情報提供のお礼”として花束を渡したいのだと言います。にこやかなその表情は、この間とはまるで別人です。

騎士2人は剣を構えてアリアを守ろうとしますが、相手が紳士的なので「どうしたらいいのか」と困惑しました。

一方アリアは、黒フードの男に対して「何か理由があって私に近づいたのだろう」と警戒を解きません。そのため、名前も知らない人から花束を受け取れないと断りました。

すると黒フードの男は、恭しく礼をして「アースとお呼びください」と名乗ります。

しかし出自については答えず、アリアが家門を問うても「事情がある」と言って正体を明かしませんでした。

ひよこ
この時点で、男の正体は謎のままだね。
白うさ
ストーリー的には、皇族っぽいね。

アリアは仕方がなく、花束を受け取ります。名前を聞いてしまった以上、突っ返すワケにもいきませんから。

ただし彼を信用したのではなく、内心では「裏があるのだろう」と警戒しています。

そこでアリアは、そろそろ家に戻りたいと言って逃げようとしますが…

アースは跪き、お別れの挨拶をしたいと言い出しました。

アリアの反撃

跪いたアースに、驚くアリア。

彼は「別れの挨拶がしたい」と言いますが、アリアはそれを断ります。そしてアースに背を向け、馬車に乗ろうとしました。

が、しかし。

アリアの中では、アースへの苛々が収まりません。彼が気に食わないので、どうにか意趣返しをしようと考えたのです。

そこでアリアは、躓いたフリをして花束を落とし、そのまま踏みつぶしました。

ひよこ
これは酷い。
白うさ
花が!かわいそう!

踏まれた花束はヨレヨレに。

アリアは申し訳ないといった態度(もちろん演技)で、アースに「どうしましょう?」と問いかけました。

すると、その時。

それまで固まっていたアースが、急に笑い出します。

そしてプルプルと震えながら、ヨレヨレの花束を「捨てましょう」と言って引き取りました。

父親が入院!その原因は…

アースと別れた後。

アリアを待っていたのは「父親が入院した」という報告でした。

騎士のジョンによると、父親は食中毒になり、さらに馬車も壊れていたとの事ですが…今は秋なのに、食中毒になるなど奇妙な話です。

つまり父親の入院は、事故ではなく人為的なもの。

恐らく犯人はミエールで、本来はアリアを狙った罠だったのでしょう。

それに気づいたアリアは、事件を明るみに出すため母親の元へと向かいます。

白うさ
うん?どういう事?
ひよこ
アリアの食事や馬車には、ミエールの罠が仕掛けられていたんだ。でも、代わりに父親が罠にかかったんだね。

実行犯を探せ!

アリアは、母親に事件が起きたことを伝えます。

そして「私たちはこの屋敷で歓迎されていないのだろう」と母親を唆し、犯人捜しをするように仕向けます。

母親はすぐに使用人たちを集め、彼らを糾弾しました。

「なぜ馬車が壊れていたと知らせなかったの?」と馬丁を責めれば、彼はギョッとして、馬車が最初から壊されていたのではないかと弁解します。

その一方で、馬車の管理人も心当たりがないと言います。

残った犯人候補は、責任者である執事のみ。全員が執事に注目すると、彼は「責任は私にあります」と自らの過失を認めました。

犯人は執事?

しかし、執事はとても几帳面でマジメな性格です。使用人たちからの信頼も厚いため、アリアは「こんなに有能な人を排除するのは勿体ない」と考えます。

そこでアリアは執事を庇い「誰かがこっそり仕掛けた可能性がある」と母親に進言しました。

そしてこの時。

ミエールが動揺したのを、アリアは見逃しませんでした。

黒幕はミエールだと確信したアリアは、皆の前で「警察を呼びましょう」と提案します。

ミエールは焦り、アリアを止めるが…

警察という言葉を聞き、ざわつく使用人たち。

一方ミエールは、いつもの様に微笑みながら「無事だったのだし、警察を呼ぶまでもないでしょう」とアリアを止めますが…

この台詞は、失言でした。

ミエールは壊れた馬車を見ていないはずなのに、なぜ「警察を呼ぶまでもない」と断言できるのでしょうか?

白うさ
これは、ミエールが犯人じゃないと知り得ない情報だよね。

そしてこの失言を、アリアが聞き逃すはずはありません。

アリアはすかさず「もしかしてミエールは、馬車がどのように壊れていたか知っていたの?」と指摘しました。

15話のネタバレ

ミエールの失言

アリアの指摘に、凍り付くミエール。

失言だったと気づきますが、時すでに遅し。何とか誤魔化そうとするものの、説明がしどろもどろです。

するとミエールの専属侍女・エマ(※)がなにかを耳打ちし、その後でミエールは「”結果的に無事だったのだから大事にする必要はない”という意味で言ったのです」と言い直しました。

ミエールの専属侍女・エマは、賢くも厳しい印象の女性です。ミエールの犯行についても知っていたと思われます。

 

侍女のフォローにより、その場をうまく切り抜けたミエール。

しかし、アリアの方が一枚上手でした。アリアは悲痛な表情をつくり、女優顔負けの演技力で

「もしミエールが乗った馬車が被害にあったらどうするの!あなたが外出するたび心配になるわ!」

と叫んで、母親に抱き着きました。

事件の結末

結局、ミエールは警察を呼ぶことに賛成します。

それは同時に、実行犯である馬丁を見捨てることを意味しました。

泣き崩れる馬丁。

狼狽える使用人たち。

そしてミエールは、悔しそうに体を震わせるのでした。

日常に生まれた小さな変化

翌日。

アリアの日常には、小さな変化が生まれます。

1つは、その日の朝食にミエールがいなかったこと。もう1つは、執事が優しくなったことです。

執事はあれ以来、アリアに恩を感じて微笑んでくれるようになりました。

白うさ
やったね!味方が増えたよ!
ひよこ
執事さんは、恩に報いる性格なんだろうね。

朝食の後。

母親は使用人たちを集め、馬丁を解雇すると宣言しました。そして無断で休んだもう1人の馬丁にも、馬小屋の掃除(新人がやる雑用)を命じます。

馬丁2人は絶句し、ミエールはよろめいて侍女に寄りかかりました。

アリア、ミエールにプレゼントを渡す

ミエールが自室に戻ろうとしたとき。

アリアは彼女を呼び止めて「この前、服を貸してくれたお礼よ」とプレゼントを渡しました。

プレゼントを開けると、中に入っていたのはサファイアのペンダント。その美しさは、侍女たちが驚いて見惚れるほどです。

中でも”そばかすのある赤髪の侍女・アニー”は、特にペンダントに見惚れていました。

アリアに促され、そのペンダントを身に着けるミエール。侍女たちは似合っていると褒めますが…

ミエール本人は苦笑い。

そして専属侍女のエマも、険しい表情をしていました。

白うさ
これは、気前の良さを見せたかったのかな?
ひよこ
そうだろうね。多分「私に親切にすれば、良い事があるわよ」ってアピールだと思うよ。

今後の計画を立てるアリア

自室に戻ったアリアは、今回の事件について思い出していました。

馬丁がミエールに復讐してくれたら…と思うものの、そんなに上手くいくはずがありません。

また、専属侍女・エマの存在も気がかりです。

いくらミエールが悪女でも、たかだ13歳の少女。すべてミエールが考えた計画ではないでしょう。

となると今回の事件は、ミエールの邪悪さが原因ではなくエマが怪しいように思えます。

もしかすると、前世でアリアが処刑されたときにエマが関わっていた可能性もあります。

そこでアリアは、エマについて調査しようと考えました。

不思議な現象

オスカーにプレゼントを渡すため、アリアは手紙を書きました。

書き終えた手紙をジェシーに渡すと、彼女は部屋から出ていきます。その時、アリアは砂時計をいじっていたのですが…

その時、隣から「お茶をお持ちしましょうか?」と声がします。

そこに立っていたのは、さっき部屋を出て行ったはずのジェシーでした。

⇒ネタバレの続きはこちら

『悪女は砂時計をひっくり返す』14~15話の感想

ミエールの専属侍女・エマについて

ネタバレ

今回、ミエールの専属侍女・エマが登場しましたね。

彼女はいつもミエールと一緒にいて、14話でもミエールの失言をフォローしていました。賢く機転が利く、有能な侍女なのでしょう。

しかし現状だと、エマはどうも怪しいですね。もしかすると今回の事件は、ミエールではなくエマが計画したことかもしれません。

馬車からネジを抜いたり食中毒事件を起こしたり、13歳の少女ができる事ではありませんから。犯行が計画的なので、エマが関与している可能性は高いでしょう。

そして考えすぎかもしれませんが…

エマに関しては、裏でミエールを操っている可能性もあります。だとしたら怖いですね。

執事とか使用人とかの話

アリアは明らかに、人材集めに動いていますね。

わざわざ執事を庇ったり、ミエールにプレゼントを渡して気前の良さをアピールしたり…

まずは味方を増やし、ミエールに対抗する力をつけたいのでしょう。

特に、執事が味方になってくれたのは嬉しいですね。使用人たちのトップであり有能な人物なので、今後助けてもらえそうです。

⇒ネタバレ一覧はこちら

↓関連記事は下です↓

あなたへのオススメ

3件のコメント

原作では、
「責任は私にあります」と自らの過失を認め
結局、ミエールは警察を呼ぶことに賛成
ですか…
スミマセン、ピッコマしか見てないんで…

で、
執事への罰又は警告は?
警察の捜査結果は?

執事は「責任者としての罪」を認めたのだから
「今後より一層の監督、(特にアリアへの)危険排除、警戒をするように」
くらいの訓告は必要だし、ミエールによって陥れられ処刑されたアリアなら保身のために絶対それくらいしておくべき
アリアってホント悪女らしからぬ、まるで純愛ロマンスヒロインのような天然ボケ…
執事による身の回りの保全を確保しつつ、さらに執事の信頼と好意を勝ち取る為に、大袈裟な弁護と日頃の感謝を示すべきでしょう
ボソボソっと母親に進言する程度ではなく…
それでこそ、時間遡行復讐劇の主役悪女のはず
なのに、アリアってホント悪女らしからぬ…以下略

そして、この断罪劇は、ミエールを追い込むと共に、実行犯の処分する事による「ミエールの手下への仕打ち」を見せつけ、「ミエールの味方」を減らし「アリアの味方」に引き込む為の計画の初歩でしかないとほくそ笑む…
それでこそ、時間遡行復讐劇の主役悪女のはず
なのに、アリアってホント悪女らしからぬ…以下略

姉アリアから妹ミエール、貴族同士の、しかも家族間の高価なプレゼント
とても、「気前よさ」のアピールとは思えないのですが…
むしろ、平民からは羨望と自らには得えぬ嫉妬を受けるだけでは?
ここは、あえて羨望と嫉妬させ、その上で欲望…具体的な物欲を示す者を見付けるための策略
忠誠心より物欲が勝る者、僅かな物欲を満たしてやるだけで「アリアの味方」に転ぶ者を探す計略
そして、「見付けた」、後は状況とタイミングを整えるだけ…と気付かぬ程に薄くほくそ笑むアリア
それでこそ、時間遡行復讐劇の主役悪女のはず
なのに、アリアってホント悪女らしからぬ…以下略

時折、ホントに作者は時間遡行復讐悪女設定を忘れてるんじゃないかと思ってしまうwww

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA