ピッコマで連載中の『悪女は砂時計をひっくり返す』の12話~13話ネタバレ感想です。
前回は、重要人物であるオスカーが登場。さらにアリアは、前々から用意していたハンカチを手渡して、親密度をアップさせます。
ファーストコンタクトは成功しましたが、今後オスカーとの関係はどうなるのでしょうか?
12話以降のストーリーをまとめたので、感想と考察を交えながら見ていきましょう。
目次
12話ネタバレ
オスカーからの贈り物

オスカーとカインが、学園へと戻った後。
数日後に、プレデリック家の使者が2つのプレゼントを運んできました。贈り主はもちろんオスカーです。
婚約者からの贈り物に、ミエールは頬を染めて喜びました。使用人たちも、プレゼントを2つも貰えるなんて特別に思われている証拠だろうと感心しますが…
使者によると、プレゼントの1つはアリアに贈られた物。
その事実に、アリアも周囲も驚きました。


プレゼントと一緒に手紙も送られてきたため、ミエールや母親は「アリア宛の手紙に書かれている内容を知りたい」とせがみますが…
アリアは断り、プレゼントだけを開封しました。
箱の中に入っていたのは、淡いピンクのドレス・靴・バラの髪飾り。
アリアはすぐに髪飾りを付けると、オスカーへのお返しを購入するため街へと向かいます。
その場にいたミエールは、黙ってアリアを見送りますが…
誰からも見えない位置で、オスカーからの手紙をと握りつぶしていました。
令嬢たちとのお茶会
後日。
アリアは贈られた髪飾りをつけて、令嬢たちとのお茶会に参加します。令嬢たちは好意的で、髪飾りを素敵だと褒めてくれました。
が、しかし。
アリアは内心、うんざりしていました。というのも、お茶会に参加してもメリットは少ないと考えていたのです。
サラ先生のために参加しているものの、イライラするので長続きしそうにありません。
馬車に乗ろうとした、その時。
お茶会後、アリアはうんざりした表情で馬車に乗ろうとしますが…
その時、馬丁が知らない人に変わっていることに気づきます。
アリアが問い詰めたところ、彼はロースチェント家で30年以上働いているベテランの馬丁で、名前はイレクト。身元も確認できましたが…
イレクトは明らかに焦っていて、呼吸も乱れています。

もし馬丁がミエール側の人間だったら、アリアを害する可能性があります。気づかず乗っていたら、ここで死んでいたかもしれません。
まだ幼いとはいえ、ミエールならやりかねない。そう考えて、アリアは改めて身を引き締めました。
13話ネタバレ
アリアは別の馬車で移動することに
アリアは警戒して、馬車には乗りませんでした。
そして別の馬車を持ってくるよう、騎士に命令します。しかし、騎士はブツブツと文句を言って不満げな様子。
そんな彼らを見て、アリアは「従者たちは役立たずばかりだ」と実感して苛立ちました。
宝石店でプレゼントを購入
次にアリアが訪れたのは宝石店。
ズラリと並べられた高級な宝石の中から、オスカーへのプレゼントとしてエメラルドのブローチを購入しました。
購入の手続きを済ませると、店主は「ささやかですが私からの贈り物です」と言って、アリアに宝石箱を渡します。
宝石箱に入っていたのは、サファイアのネックレス。
アリアの身分に気づいた店主は、今後も店に通ってもらうためにプレゼントで気を引こうと考えたようです。

頭のいい店主も、プレゼントされたネックレスも、アリアは両方を好ましいと考えます。
そして鏡の前でネックレスを身に着けると、笑顔で「これからよろしくね」と店主に伝えました。
従者が役に立たず、アリアは苛立つ
宝石を購入した後。
馬車を探しに行った騎士が戻らないため、アリアは店内で待機します。
そこには騎士とジェシーもいましたが、騎士はぽつんと立っているだけ。
アリアは騎士に苛立ち、彼をギロリと睨みつけて「馬車を探してきなさい」と命令しました。
・・・
馬車を待っている間、アリアは窓から外の様子を眺めます。するとその時、群衆の中に”見知った姿”を見つけました。
砂時計を修理したときに出会った、黒フードをかぶった青い瞳の男です。
アリアからすれば、再会したくない相手ですが…
運が悪く、黒フードの男と目が合ってしまいます。
アリアはすぐさまカーテンを閉め、これ以上関わらないためにも急いで出発する準備をしました。
黒フードの男から逃げろ!
宝石店から出たアリアは、やっと到着した馬車に乗うろとします。
しかし、その時。
アリアに向かって花束が投げられ、騎士がそれを叩き落としました。
花束を投げたのは、あの黒フードの男。
黒フードの男は花束を拾うと「お会いできて光栄です。ロースチェント嬢」と言って、ニコリと笑いました。


『悪女は砂時計をひっくり返す』12~13話の感想

ミエールの反応について
12話では、オスカーからのプレゼントが届きましたね。このシーンですが、アリアの煽りスキルが高いなあと思いました(笑)
そしてミエールの反応がいつも以上に怖いです。
笑顔のまま絶句するシーンは、特に印象的でした。ミエールは自分だけに贈り物が届いたと喜んでいたのに、そのうち片方はアリア用だったのですから。
彼女の怒りは相当なものでしょう。
そして手を震わせながら手紙を握りつぶすあたり、余裕がないことも伺えます。
アリアは人材確保にうごくかも?
護衛の騎士たちに、アリアはひどい態度を取っていますね。
でもこの件については、アリアの言い分も理解できます。彼らの本分は護衛なのに、アリアをろくに守ろうとせず頭も回らないのですから。
ジェシーはともかく、騎士2人については完全に仕事をなめていますよ。
というか、馬丁がすげ替えられても従者たちは気づかず、それを指摘したのはアリアだけって…この時点で、相当ヤバイです。
周囲の人間たちがこれでは、アリアも怒るでしょう。
この状況を考えれば、今後アリアは役に立つ人材の確保にも動きそうですね。信頼出来てかつ仕事ができる部下がいれば、身を守りやすくなりますから。