ピッコマで連載中の『悪女は砂時計をひっくり返す』の10話~11話ネタバレ感想です。
10話では、アリアの復讐に欠かせない”とある人物”が登場します。彼を自陣営に引き込めるかどうかで、今後の展開も変わってくるでしょう。
ストーリーをまとめたので、感想と考察を交えながら見ていきましょう。
目次
10話ネタバレ
沈んだ顔のミエール

食事中、ミエールは浮かない顔をしています。
刺繍が上手くいかないのか、アリアの部屋を出入りする人たちが気になるのか…
理由はわからないものの、アリアは「ミエールが落ち込んでいて嬉しい」と大喜び。ベッドの上を転がりまわります。
アリアにとって、ミエールの苦しみこそが史上の喜びなのです。
ついに”あの人”が登場
アリアが自室で休んでいると、屋敷がやたら騒がしいことに気づきます。
何があったのか見てくるようジェシーに頼みますが、いくら待っても彼女は戻ってきません。
そこでアリアは、部屋着のままエントランスの様子を見に行きました。
・・・
玄関付近にいたのは、嬉しそうなミエールとカイン。そして傍らには、オスカー・プレデリックが立っていました。
オスカーと目が合い、会釈をするアリア。
彼との出会いはもっと後になると思っていたので、アリアは少し緊張しますが…
やることは決まっているので、アリアは早速準備に取り掛かりました。


アリア、食事中に乱入する
その後、オスカー・ミエール・カインは屋敷内にて昼食を取ります。3人は穏やかな会話をしながら、食事を楽しんでいました。
すると、そこに上品なドレスを着たアリアが登場します。
アリアは猫をかぶり、いかにも清楚で慎みのある貴族令嬢といった様子で、ミエールの隣に座ります。「お邪魔でなければ食事を一緒に取りたい」と言って、謙虚さのアピールも忘れません。
アリアの登場に、わかりやすく動揺するミエール。動揺するあまり、顔色を悪くしてフォークを落とすほどでした。


オスカーに狙いを定めたアリアは…
アリアは席に着くと、頬を染めながら「(オスカーに)お会いできて嬉しいです」と微笑みました。
その美しい顔に、オスカーどころかカインまでもが見惚れてしまいます。

食後、ミエールは「以前ドレスを頂いたのでお返しがしたい」と言ってオスカーを外出に誘います。
カインもすかさず、新しいスーツを新調してはどうかと話を合わせますが…
オスカーは申し出をきっぱりと断ります。それどころか「兄妹2人で行ってきてはどうか」と提案したので、ミエールとカインは困り果ててしまいました。
さらに彼は「アリアがいるから大丈夫」だと、自分の事は気にせず外出するよう2人を促します。
その言葉を聞き、険しい表情をしながらぎりぃっと歯を食いしばるミエール。
一方カインは、妹の表情を見て呆然とするのでした。


屋敷には、オスカーとアリアが残された
食後、3人はそれぞれ別の行動を取ります。
ミエールとカインは、オスカーの提案どおり買い物に。
オスカーは客室で仮眠。
そして自室に戻ったアリアは、ミエールの様子を思い出して嬉しくなり、ルンルンと踊りました。
・・・
その後、アリアは本を読みながら授業の予習をしますが…
本に記載されていたのは、残酷な貴族たちを英雄として紹介する内容。アリアは気分が沈んでしまい、気分転換に室内庭園へと向かいました。
室内庭園で水やりをしていると…
室内庭園には、たくさんのバラが咲き誇っています。いつもと変わらず美しい花を見て、アリアの心も落ち着きを取り戻しました。
そしてアリアは”じょうろ”を手に取り、花たちに水をあげるのですが…
脚立にのって扉の真上にある花に水やりをしていたところ、突然扉が開きます。
そして運悪く、扉を開けたオスカーに水をかけてしまったのです。
11話ネタバレ
アリアは真っ青になり泣いてしまった
水浸しになったオスカーを見て、アリアは慌てて謝罪をします。
そして「こんなことで失敗するなんて」と震えながら青ざめ、ついには涙を流してしまいました。
今後アリアが生き延びるためにも、彼の機嫌を損ねるワケにはいきません。
なのに予期せぬ事故で失敗したので、彼女の中には恐怖・苛立ち・悲しみなどが渦巻いていたのです。
オスカーの優しさ
オスカーはずぶ濡れになったものの、アリアを全く責めません。むしろ泣いているアリアを見て、ひどく心配そうな顔をしました。
彼の表情を見て、アリアは「オスカーが優しい人なのだろう」と気づきます。


アリアは気を取り直し、笑顔をつくって彼にハンカチを差し出しました。
そのハンカチは、予めアリアが用意しておいたもの。プレデリック家の紋章が刺繍された、対オスカー用のハンカチでした。
ハンカチに込められた意味
貴族の女性が、男性にハンカチを渡す―――
これは女性からの好意を示す行動であり、男性側が断ればその女性に恥をかかせてしまいます。
そのためオスカーは躊躇しますが、結局ハンカチを受け取ってくれました。

ミエールから、オスカーへの贈り物
その後、カインとミエールが戻ってきたので4人で夕食をとることに。
そして食事中、カインは金の箱に入った豪華なペン先を取り出しました。これはミエールが選んだ、オスカーへの贈り物ですが…
オスカーはお礼を言いつつも、その表情はどこか戸惑った様子でした。
このシーンで、オスカーはこっそりと溜息をつきました。彼の心中はわかりませんが、恐らくプレゼントが嬉しくなかったのだと思われます。彼は伯爵家の生まれなので、高級品で気を引こうとする輩にはうんざりしているのかも。
プレゼントの話で、盛り上がるミエールたち。
アリアは会話に入れないため、1人置いてけぼりになります。そこで彼女は「どうやって会話の邪魔しようか」と考えました。
無理やり会話に割り込めば悪印象を与えてしまうので、アリアは病気のフリして彼の気を引こうとします。
オスカーは可哀想な子に弱いらしく、アリアの作戦は成功。
彼の視線はアリアへと移り、今度はミエールが置いてけぼりになりました。


心配するオスカーと、親しそうに会話をするアリア。
その様子を見たミエールは、またもやフォークを落としてしまいます。
ミエールは手を震わせ、恐怖や嫉妬をごちゃ混ぜにしような表情を浮かべていました。
婚約者を奪われるかもしれない…と、幼いながらもアリアの脅威を改めて感じ取ったのでしょう。
『悪女は砂時計をひっくり返す』10~11話の感想
オスカーに同情しました

今回、はじめてオスカーが登場しましたね。現時点でのオスカーは、可哀想な子を放っておけない善人という印象ですが…
そんな優しいオスカーを、アリアは復讐の道具にしようと企んでいるワケですよ。エグイですね。
彼には優しい女性と結婚してほしいですが…もしアリアの復讐が失敗しても、妻になるのはミエール。
どっちにしろ、妻は悪女です。
なのでオスカーは、立ち位置的に不憫なイメージです。どうあがいても悪女から逃げられません。
ミエールの物理的排除がはじまる?
10~11話を読んだ限りでは、ミエールは相当アリアを警戒しているようです。
それこそ食事中は、アリアが登場しただけで顔色を悪くしていました。幼いながらも脅威を把握できるのは、彼女が優秀だからでしょう。
今はまだ10歳なので、アホな面もありますが…成長したら、賢くて残忍な女性になりそうですね。
ひよこさん
エグイね。
って、
純粋なハプニングですよね、用意していたハンカチ以外は…
何、このラブコメテンプレ純真乙女ヒロインハプニングは!
はっきり言って、涙を流して大笑いしたい位ですよ
ホント、情けく虚しく悔しく寂しい程に勿体無くて
あれだけの背景と状況があって、乙女ゲーム展開って…
作者って、馬?それとも鹿?
時間遡行復讐劇設定はどこ行ったんだ?
忘れた?純愛ロマンス路線に変更?
ここは、
ハンカチを渡す策略を立て、暗躍し、小さなミスをしつつ、それさえも味方にして、ハンカチを渡すのに成功
それこそ「エグイ」のでは?
私としては、計画し、失敗して、ミエールの不注意からのハプニングで、渡せた
位はしてほしかったね
そしたら、主人公が「エグイ」で、作者が「エグイ」と
Wエグイ大賞をあげますよwww