ピッコマで連載中の『悪女は砂時計をひっくり返す』の8話~9話ネタバレ感想です。
今回アリアは、購入したドレスでお茶会へと参加します。そこで自身の悪評を払拭しつつ、令嬢たちを味方に付けようと考えますが…
彼女の作戦は、上手くいくのでしょうか?感想と考察を交えて、ストーリーを紹介します。
8話ネタバレ
計画どおり、例のドレスを着るミエール

アリアの計画どおり、ミエールは例の白いドレスを着て外出します。
その様子を窓から眺めていたアリアは「思う存分に自慢して、ついでにイメージダウンすればいい」とほくそ笑みました。
手土産として刺繍入りハンカチを作成
サラ先生に誘われ、アリアは6人のご令嬢たちを交えてお茶会をすることに。
女性同士のお茶会では”手作りの芸術品”を交換することが多いため、サラ先生は「刺繍入りのハンカチを作って、手土産にしましょう」と提案します。
アリアは内心、ハンカチ作りのためなんかに時間と労力をかけたくないと思っていましたが…
社交界でのコネを作るためには、ご令嬢たちの好感度を上げておく必要があります。そこでアリアは、サラ先生と一緒に手土産用のハンカチを作成しました。
そしてこの時、アリアはミエールにも刺繍入りハンカチを渡して、実力の差を見せつけます。


お茶会の当日
お茶会の当日。
アリアは地味なドレスを着て、お茶会の会場へと向かいました。
すると貴族の令嬢たちは、アリアの質素なドレスや礼儀正しい反応を見て「噂とは大分違う」と戸惑います。
そんな令嬢たちにアリアは「火事でドレスが焼けてしまった」「平民だった頃に憧れていたお店でドレスを買えて嬉しい」とにこやかに話をします。
その話を聞いた令嬢たちは、ミエールに聞けばいいお店を紹介してくれるのにと言いましたが…
アリアは恥じらいながら、ミエールに迷惑をかけたくなかったのだと答えます。すると令嬢たちはアリアに同情し、中には「ミエールは気が利かない」と呆れる声もあがりました。


アリア、好感度アップに成功する
お茶会の中盤、アリアは令嬢たちに刺繍入りのハンカチを渡します。
アリアが作ったのは、帝国の紋章が入った黒字のハンカチ。その出来栄えは見事なもので、令嬢たちはキラキラと目を輝かせました。
令嬢たちから称賛されるも、アリアは「唯一の趣味なので受け取ってもらえて嬉しい」と謙遜します。
そんなアリアを見て、令嬢たちの好感度は大幅にアップしました。
皇太子の噂
お茶会の途中、令嬢の1人がルプール子爵の噂をします。
彼女によると、ルプール子爵はカジノの地下で人身売買をしており、皇太子がカジノを潰そうとしたものの逃走したそうです。
アリアの知る歴史どおりなら、ルプール子爵は皇太子によって捕獲されるはずですが…
過去が変わっていることを知り、アリアは顔を青くしました。
9話ネタバレ
変化した過去について、アリアは調査をする
過去が変わったことに焦るアリア。
そこで彼女はお茶会後、騎士のジョンに命令して皇太子がカジノ襲撃に失敗した理由を調査させます。
ジョンは早速、情報収集に向かいますが…
仲間の騎士に聞いても情報を教えてもらえず、それ以上は関わらないほうがいいと警告を受けます。結果、彼はトボトボと夜道を歩きました。
ジョンが「このまま帰ったらアリアに殺されるかも」と嘆いていると、以前アリアと訪れたアイテム屋(砂時計を修理したお店)を発見します。
そこでジョンは、店主に金を渡して情報を探ろうと考えたのです。
アイテム屋に入ったジョンは…
ジョンは店内に入ってイスに腰掛けると、店主からもらった飲み物をゴクゴクと飲みます。
しかし飲み物には睡眠薬が入っており、ジョンはすぐさま眠ってしまいました。
すると。
店の奥からそろりそろりと、黒フードの男たち(7話で登場した青い瞳の男もいる)が現れます。店主が通報したため、彼らは店の奥で待機していたのです。
そして黒フードの男たちはジョンの身元を確認すると、青い瞳の男性に命じられ、ロースチェント伯爵家の調査に乗り出しました。

結局、ジョンは情報を得られずに帰還
翌日の朝。
ジョンは何の情報も得られずロースチェント邸に帰還しました。
アリアは激怒し、内心では「昨日はルプール子爵が捕まったと大騒ぎだったのに、何の情報も得られないなんて最低…!」と彼を罵りましたが、表面上は冷静に対応します。
そして今回もジョンを咎めず、ミエールにつくよう命令します。また、アリアの事を聞かれても「ロースチェント家のお嬢様」とだけ答えるように指示をしました。


人脈を広げるため、アリアは家庭教師を頼む
アリアは母親に頼み、家庭教師を付けてもらいます。
刺繍が上手いだけでは社交界で注目されないので、まずは人脈を広げようと考えたのです。
家庭教師を選ぶにあたり、アリアが選んだのは地位の低い女性たち。母親はその人選に首をかしげますが…
アリアが家庭教師として選んだのは、将来、爵位が上がる息子をもった女性たち。
今なら彼女たちの地位は低いので、アリアと息子を結婚させようと必死になるでしょう。つまり、彼女たちを家庭教師にしてラクに人脈を広げようという作戦です。
母親はうーんと首をかしげるものの、代わりを探すのが面倒なのでアリアの要求を受け入れました。
新しい家庭教師も、アリアの外面に騙される
家庭教師として、アリアの元を訪れた夫人たち。
夫人たちは最初こそアリアを警戒していましたが、アリアの聡明な姿を見ているうちに「悪い噂はすべて嘘だろう」と解釈します。授業後には、好意的に接してくれるようになりました。
そして夫人たちは、ここぞとばかりに自分の息子たちをアピールしますが…
アリアが狙う男性は、プレデリック公爵家のオスカーのみ。
ミエールに復讐するため、彼女の婚約者であるオスカーに狙いを定めていました。そのため、他の男性には全く興味を示しません。
サラ先生との会話
サラ先生との授業中、アリアは家庭教師を増やしたことを伝えます。
アリアの話を聞き、優しく微笑むサラ先生。こんなにも良い人だから不愛想な公爵も惚れたのだろう…と、アリアは考えました。
そして愛らしい笑顔をうかべると「中でもサラ先生が一番好きです」と言って、彼女にぎゅーっと抱き着きました。
サラ先生は嬉しそうに顔をゆるませ、アリアを抱きしめ返しながら頭をなでてくれます。
しかし腕の中にいるアリアは「こんなにも利用しやすいなんて…」と暗い笑みを浮かべていました。


『悪女は砂時計をひっくり返す』8~9話の感想

令嬢たちも家庭教師たちも、みんなアリアの外面に騙されてしまいました。そしてあっさりと「悪評は嘘だったのだろう」と信じてしまいます。
本来なら、こんなに短期間で悪評を払拭するのは不可能ですが…
周囲からの信頼を勝ち取れたのは、アリアが必死で努力したからでしょう。
前世のような失敗をしないため、アリアは必死でした。礼儀作法も覚え、周囲には笑顔で接し、さらに手土産などの根回しも欠かしません。
それこそ徹底して「貴族の風習に慣れない中、懸命に努力をする少女」を演じてきました。ミエールに殺されないよう、彼女は相当な努力をしたワケですね。
このまま順調に進めば、数年後のアリアは完璧な貴族令嬢になりそうですが…ミエールがいるので、これから妨害が始まるかもしれません。
そもそもミエールの性格を考えれば、アリアを物理的に排除する可能性もありますね。
アリアの母親も、ミエールの毒によって亡くなりましたから。アリアも同じように一服盛られるかもしれません。
アリアは生き残れるのか、それとも前世のようにミエールの罠にはまるのか。これからのストーリーが気になります。
白うさぎさん
自分を陥れ、処刑させた相手への
「手作りの刺繍」のプレゼント程度の嫌がらせ
本当に性格悪いね!?
え!?優しい位では?
私なら
屋敷中の人間集めて、全員に配った上で、ミエールだけに渡さない…
あ、これミエールが行う稚拙で浅はかな手段か…
ちゃんとミエールにも「特に出来の良いもの」を皆に分かるように渡した上で
それをわざと汚して見つかるようにごみ箱に捨てておきますね
出来れば伯爵が見つけるように誘導できればベスト
それで、「普通」の復讐
皆から陰口されるミエールを弁護し、自分に非があるかのように公然と涙を流して謝罪する
これで「性格の悪い」復讐
更に、お詫びにと何枚も贈って、「是非とも代わりにミエールの手作りが欲しいです」と公然と哀願する
これこそ「本当に」性格の悪い復讐
かなw
道具屋の競売チケットがまだあったように見えたけどほんとに返金できたのかな?