ピッコマで連載中の漫画『外科医エリーゼ』のネタバレ感想です。本編の115・116話についてまとめています。
前回のラストでは、メルキト伯爵がドリスン伯爵に決闘を申し込みました。怪我人が出そうなストーリーですが、この先でしょうなるのでしょうか?
感想と一緒にネタバレを見ていきましょう。
外科医エリーゼ115話ネタバレ
街中にて、貴族2人が決闘!

メルキト伯爵は決闘を申し込むと、懐から銃を取り出します。ドリスン伯爵はそれを承諾し、2人は銃を持ったまま互いに背を向けたました。
こうなった以上、心臓を撃ち抜いてこの機会に消してしまおう…
2人共、内心ではそう考えていたのです。


民衆が息をのんで見守る中、2人の決闘がスタートします。
1歩・2歩と進んでいき…
20歩目に差し掛かったとき、2人が振り向いたのはほ同時。しかし、撃つのが早かったのはメルキト伯爵でした。
ドリスン伯爵は弾丸に撃ち抜かれ、腹部が真っ赤に染まります。
勝利の笑みを浮かべるメルキト伯爵ですが…
その瞬間、メルキト伯爵の左胸が撃たれました。
重体のドリスン伯爵が、最期の力を振り絞って銃を撃ったのです。2人はドサッとその場に倒れこみ、どちらも瀕死の状態になりました。
エル侯爵が駆け付ける
決闘が終わり、ざわつく広場。
そこに駆け付けたのは、エリーゼの父親・エル侯爵でした。
エル侯爵は、血を流しながら倒れる2人を見つけると血相を変えて、すぐさま病院に運ぶよう指示します。
この大事な時期に、両派閥の重要人物が亡くなったとなれば大問題。だからこそ、必ず2人を助けなければなりません。
瀕死の2人は、病院へと運ばれるが…
病院へと搬送された、メルキト伯爵とドリスン伯爵。エル侯爵は、すぐさま治療が始まると思っていたのですが・・・
医師は、2人とも手術ができない状態だと答えました。
メルキト伯爵は心臓を損傷。ドリスン伯爵は肝臓を貫通しているため治療が不可能なのです。
どうすればいいんだと頭をかかえるエル侯爵。
すると医師は「治療できそうな医師に心当たりがある」と言います。
その人こそ、皇宮侍医であり皇室十字病院の首席教授・エリーゼです。
外科医エリーゼ116話ネタバレ
エリーゼ、病院に駆けつける
連絡を受け、すぐさま病院へと駆け付けたエリーゼ。
他の医師から聞いたところ、メルキト伯爵とドリスン伯爵は2人とも危険な状態のようです。それこそ血圧が下がっていて、すぐに死亡する可能性さえあります。
エリーゼは顔を青くしますが、冷静に2人のレントゲン写真を確認しました。
患者を助けるための条件とは?
騒ぎを聞きつけ、リンデンやミハイルも病院へと駆け付けました。伯爵2人が重体とあり、院内の医師たちもざわついています。


その場にいる全員が、エリーゼに注目して「2人は助かるのか」と問いました。貴族も医者も、誰もがみな深刻な顔をしています。
そんな中、エリーゼは困った表情でしばし沈黙すると…
「私が直接手術すれば、2人とも治療できる」と答えました。可能性は高くないものの、助かる見込みはあるのです。
しかし同時に、問題もありました。
2人とも重体なので、どちらもすぐに手術する必要があるのです。


これを聞いた貴族の1人は、メルキト伯爵を助けてほしいと叫びました。けれどその一方で、別の貴族はドリスン伯爵を助けるべきだと抗議します。
困惑するエリーゼを他所に、貴族たちの言い争いはエスカレートしていきますが…
その時「やめないか!」と声が響きました。
リンデンとミハイルが貴族たちを一括し、エリーゼを守るように立ちはだかったのです。
そして更に、エリーゼの邪魔になるから出て行けと言って、貴族たちを病院から追い出しました。
エリーゼの決断
エリーゼの邪魔にならないよう、リンデンとミハイルも病院の外へと出ます。
静かになった院内で、エリーゼは必死に考えました。どうするのが最善か。どうにかして2人とも助ける方法は無いものかと。
そして考えた結果、エリーゼは…
手術室を2つ使い、患者2人を同時に手術することにします。
エリーゼがメルキト伯爵の手術をし、その間、ドリスン伯爵が死なないようグレアムにダメージコントロール(応急処置)をしてもらおうと考えたのです。
- エリーゼがメルキト伯爵の手術をし、かつ30分以内に終わらせる
- その間、グレアムはドリスン伯爵のダメージコントロールをする
- エリーゼは①が終わり次第、ドリスン伯爵の本格的な手術を行う


2人同時に手術をするので、当然ながら手術は困難。しかしどちらの命も助けるために、エリーゼはこの方法を選択したのです。
115・116話の感想
全体的な感想

久しぶりに、医者としてのエリーゼが登場します。
今回の患者は、貴族派のメルキト伯爵。エリーゼを陥れようとする悪人の1人ですね。
エリーゼにとっての利益を考えれば、ドリスン伯爵を助けるのが正解ですが…彼女は医者なので、敵も味方も関係なくきっちり治療してくれます。医者の鏡ですね。
メルキト伯爵を助ければ、貴族派からのエリーゼに対する印象もアップするはず。上手くいけば、貴族派からも認められるスーパー皇后になれるかもしれません。
グレアムが無茶振りされた件について
今回の手術は、グレアムの負担がかなり大きいですね。グレアムは優秀な医師とはいえ、そもそもこの世界は医療技術があまり進んでいません。
エリーゼは現代の医療知識があるからまだしも…エリーゼとグレアムには、相当な知識差があるんですよ。
そんな状況の中、いきなりハードモードな手術を任されたグレアム。グレアムは本編で冷や汗を流しながら「マジか」という表情をしていました。
グレアムがんばれ…!
115話の補足
そして解説では省きましたが、エリーゼに手術依頼が入った時…エリーゼはリンデンと同じ部屋で、イチャイチャしていました。
厳密には、忙しくて中々会えたないためリンデンがエリーゼの仕事場に押し掛けてきたのですが、最終的には2人でイチャつきます。
そんな感じで、2人は相変わらず仲良しです。