漫画『皇帝の子供を隠す方法』の80話のネタバレと感想です。今回がシーズン2の最終話となります。
前回のラストで、カレンベルク侯爵は元部下のエクレン伯爵に謝罪をしていましたね。2人の間に一体何があったのでしょうか?ようやく謎に包まれた過去が明らかになります。
カレンベルク侯爵の過去|エクレン伯爵との関係がこじれた理由
回想|当時の出来事
その昔。エクレンとアステルの母親が間違いを犯したという噂が流れ、それを信じたカレンベルク侯爵は彼を自軍から追い出しました。
しかし2年後、エクレンが冤罪だと判明します。
そのため侯爵は謝罪して保証もすると言いますが、彼はそれを辞退して文句の一つも言いませんでした。
現在|カレンベルク侯爵の望み
カレンベルク侯爵は当時のできごとを謝罪をした後、危険な立場にあるアステルを助けて欲しいと頼みます。実のところ、彼を呼び出した本当の目的はこれでした。
するとエクレン伯爵は「もちろんです」と快諾したので、侯爵は心から感謝するのでした。
ダフネ姫が襲われた事件について裁判が行われる
事件の真相
後日、ダフネが寝室で襲われた事件について裁判が行われます。原告のダフネとその侍女たちは「寝室に急に誰かが入って来た」と証言しますがーーー
レストン公爵が証拠を突き付けたため、全てダフネの自作自演だとバレてしまいます。
その結果ダフネは捕らえられ、カイゼンに助けを求めるも全く相手にされませんでした。
完璧な皇后になれ
裁判の後、アステルはレストン公爵を強く非難します。
というのも彼は最初から事件の真相を知っていたのに、あえて容疑者の一人になり、さらに皇帝を意のままに動かすためテオールを人質に取ったのです。
そのため彼女は激怒するも、レストン公爵は全く反省しません。それどころか当然だという顔をして「私のために完璧な皇后になれ!」と言い放つのでした。
まとめ|皇帝の子供を隠す方法・80話のネタバレと感想
シーズン2のおさらいと感想
80話をもって『皇帝の子供を隠す方法』のシーズン2終了です。作者様、そして関係者の皆様お疲れさまでした!
というわけで、シーズン2のストーリーを簡単に振り返ってみましょう。以下まとめです。
- テオールの正体がバレて王城に住むことになる
- アステルは皇后として再就任するが、その背後には彼女を狙う者がいる
- レストン公爵は娘も孫も何もかもを利用する気。こいつが一番厄介
- アステルとカイゼンの気持ちはすれ違ったままで、本当の夫婦になるには時間がかかりそう
アステルは皇帝の子供を隠すために散々苦労してきたのに、結局のところ全て無駄でした。さらに問題が何一つとして解決しないままシーズン3に突入するという、読者としては少々気が重い展開です。
いろいろな問題や伏線が宙ぶらりんになって、それらが解決・回収されないまま引き伸ばされたような感覚。新たな問題がいくつも発生しているのだから、せめて既存の問題をいくつか解決してから次に進んで欲しかったというのが本音です。
ネタバレ感想|ダフネ姫について
ダフネはおそまつな計画を立てて退場しましたが、元々はアステルを喰う予定だったのでしょう。
国内の貴族たちと協力してアステルとテオールを処分し、ダフネ自身が皇后の座につく。普通に考えればこのパターンかなと思います。