ピッコマで連載中の漫画『外科医エリーゼ』のネタバレ感想です。今回は49話から50話までのストーリーについてまとめています。
エリーゼの参戦が決まるも、それを聞いた父・エル公爵は当然ながら怒ります。大事な娘が、無謀にも戦場に行くと言い出したのだから無理もありません。今後どうなるのでしょうか?
49話の概要|兄のクリスに代わり戦地に行くことに
エリーゼの無謀な願い
伝染病問題をたった3日で解決したエリーゼは褒美として、兄の代わりに自分を戦争に連れて行ってほしいと皇帝陛下にお願いしました。
戦争への恐怖心はありましたが、次男クリスを守るためにはこうする他ありません。再び兄を失うなら、自分が参戦したほうがマシだと思ったのです。
しかし、これを聞いた父・エル侯爵は大激怒。エリーゼを怒鳴りつけて屋敷から追い出しました。
「今から、お前は私の娘ではない!顔も見たくないから今すぐここを出て行け!考えを改めるまでは戻ってくるな!」
引用元:外科医エリーゼ
実家を追い出された後
家族に謝りながら、エリーゼは家を出ました。怒られるのは想定内ですが、まさか家を追い出されるとは思っていなかったので彼女は途方にくれます。
そして街の広場にあるベンチで休憩していると、やがて雨が降りだします。しかしエリーゼには帰る場所がないので、ベンチから動かず雨にぬれながら1人で泣きました。
すると、そこにチャイルド家の姫・ユリエンが現れます。
「まあ!これはデイムクロレンス?一体こんなところで何をしているのですか?」
引用元:外科医エリーゼ
通りすがりの彼女は、ずぶ濡れのエリーゼを見て驚きました。
チャイルド姫の優しさ
チャイルド姫がとても心配するので、エリーゼは実家を追い出されたのだと素直にーーただし青い顔をしながらーー打ち明けます。
するとチャイルド姫は、行き先が無いなら私の家に来ませんか?と手を差し伸べてくれました。
チャイルド姫はエリーゼを屋敷で休ませます。お風呂にお湯を入れて温かいお茶を飲ませ、ドレスも貸してくれました。さらにエリーゼがゆっくり休めるよう、寝室も準備してくれます。
エリーゼは心から感謝してお礼を言うと、チャイルド姫は優しく微笑みむのでした。
50話の概要|チャイルド家に招待され、ユリエンに世話をされる
チャイルド家でのひと時
チャイルド姫の家に招かれた翌日。
体の弱いエリーゼは39度の高熱で寝込んでしまいました。その様子を見たチャイルド姫は、医者を呼んで甲斐甲斐しく面倒を見てくれます。
衣食住どころか病気の世話まで、何もかもお世話になりっぱなし。優しいチャイルド姫を見てエリーゼは再び感謝しつつ、これからもずっと仲良く過ごせたらいいのに……と思うのでした。
チャイルド公爵のお願い
エリーゼは具合がよくなった後、チャイルド公爵に食事に招待されます。彼には”毒蛇”という物騒なあだ名があるものの、想像していたよりも家庭的な性格でした。
また彼は食事中、エリーゼにお願いがあると言います。というのも息子も今回の戦争に二次遠征軍として参戦するので、万が一ケガをしたら治療をしてほしいと言うのです。
しかしそれを聞いた息子 ”アルバート卿” は激しく拒否しました。
「父上!私の強さをご存じないのですか?クロレンス一族の助けを受けるくらいなら…!」
しかしチャイルド公爵は、そんな息子を諫めます。戦場では何が起こるかわからないから、優秀な医者を味方にしておいた方がいいと考えたのです。
これを聞いたエリーゼは、ふと前世のことを思い出します。
クリミア戦争の後、チャイルド家の当主となったのは姫でした。つまり息子のアルバート卿は、戦死か負傷により当主の座を退いたのでしょう。
だからエリーゼは胸に手を当て、強い瞳で言いました。私は医者ですので、そのようなお願いをされなくても必ず最善を尽くします。と。
長兄・レンの用事
数日後、チャイルド姫の家に、エリーゼの長兄・レンが訪れます。
長兄・レンの用事は、エリーゼに「自分の身を守る方法」を教えること。参戦するなら、戦場で生き残る術を身につけるべきと考えたようです。
そしてエリーゼが連れて来られたのは、射撃の訓練場。レンはエリーゼに銃を手渡し、身を守るために銃の使い方を覚えるよう言いました。
外科医エリーゼ・今回のネタバレ感想
ネタバレ感想|エル侯爵、ブチ切れる
エリーゼは1回目の人生で家族を失っているからこそ、今世では絶対に家族を守ろうと決意しています。
2回目の人生で”高本葵”として生きたときも、ずっと後悔していたようですから。再びその後悔を繰り返すくらいなら、戦地に行った方がマシなのでしょう。どれほど恐ろしくても、家族を守るためならば頑張れるのです。
けれど父親のエル侯爵からすれば、エリーゼの決断は身勝手極まりないもの。これほど大事に育てたのに、なぜこの子は自分を危険に晒すんだ!なんて親不孝な子なんだ!多分そんな心境だったのでしょう。
そして激怒した彼は、エリーゼを家から追い出しました。エリーゼの気持ちはわかりますが、侯爵の気持ちも理解できるから複雑ですね。