ピッコマで連載中の漫画『外科医エリーゼ』のネタバレです。今回は、23話から26話までのストーリーについてまとめています。
今回はみんなが大好きな”グレアム”の生い立ちが明らかになります。彼はなぜ天才医師と呼ばれるようになったのか、その背後にはどれだけの努力があったのか。ストーリーを読んでみましょう。
『外科医エリーゼ』23話~26話の概要
テレサ病院の噂(23話)
大手術を成功させたエリーゼ。その噂は、高位の医者たちにも伝わっていきます。
この国では医療が発達していないため、エリーゼの行った手術(ひ臓摘出術)は、奇跡のようなものです。つまり、エリーゼは信じられないような偉業を成し遂げたというワケですね。
しかし、その偉業ゆえに「デタラメだ。こんな手術が出来るわけがない。どう見ても嘘だ」と言う医師もいました。エリーゼの書いた手術報告書を見て、それでも尚、信じられなかったのです。
なにせ、エリーゼの行った手術は偉業(というか神業)ですからね。仕方が無いことでしょう。
とはいえ、テレサ病院(エリーゼの研修先)で手術が行われ、命が救われたのは事実。しかも、患者は王子の従者です。そのため、高位の医者たちも、ただの絵空事として無視することはできませんでした。
中でも、高位の医師である”ベン先生”は「この手術を執刀したのは誰なんだ!?」と大興奮するのですが・・・
実は、エリーゼが手術をしたという事までは伝わっていません。その結果、グレアム(エリーゼの上司)が手術をしたと勘違いされてしまいます。
グレアム本人が噂を訂正すればよかったのですが、彼はエリーゼの手術以降、ずっと無断欠勤をしていました。なぜか、家に引きこもって出てこないのです。
グレアム家を来訪(24話)
一方、その頃。エリーゼはグレアムの無断欠勤を心配して、彼の家まで様子を見に行きます。
しかしグレアムは部屋に引きこもり中なので、グレアムの乳母がエリーゼを客間に案内してくました。
乳母によると、グレアムが無断欠勤した理由は研究に没頭しているからだそう。エリーゼの奇跡的な手術を見た影響で、彼はずっと部屋にこもって研究を続けていたのです。
そして、乳母はグレアムの幼少期について教えてくれます。彼は幼いころに家族を亡くしてから、医学に没頭してきたそう。
恵まれない環境で育ちながらも、ひたすら努力して医者を目指す。簡単なことではありませんが、それを成し遂げたのがグレアムだったのです。
グレアムの生い立ちを聞いたエリーゼは、グレアム先生によろしくお伝えくださいと言い残し、屋敷を後にしました。
グレアムが出勤(24話続き)
翌日、グレアムが出勤すると院長とベン先生から呼び出しがありました。院長たちは「グレアムが大手術を成功させた」と勘違いしているので、話を聞こうとしたワケですね。
しかし、実際に手術をしたのは、グレアムではなくエリーゼ。
そのため、院長たちの意図を察したグレアムは、エリーゼも同行させます。
グレアムに会ったベン先生は「私が君にどれだけ会いたかったことか!一体どうやってやり遂げたんだ?」と、興奮気味で質問しますが・・・
グレアムは目を閉じ、エリーゼに目配せをします。そして「それは私ではなく、この少女に聞いてください」と告げました。
真実を知ったベン先生は(25話)
院長もベン先生も、その話を聞いたとき最初は信じませんでした。しかしグレアムは淡々と「私はただ補助の役割に過ぎず、手術は全てこの少女(エリーゼ)が行いました」と説明を続けます。
さて、ここで困ったのはエリーゼです。前回の大手術は、前世の記憶があるエリーゼだからこそ成功した手術。普通なら、見習い医師が出来るワケがありません。
そのため彼女は説明に困りますが、このとき皇帝陛下との賭け(期間内に医者としての実力を見せ付けること。ネタバレ①参照)を思い出します。
医者になるためには、皇帝陛下との賭けに勝つ必要があります。そのためエリーゼは「はい!私がひ臓摘出術を行いました」と正直に打ち明け、手術の詳細も解説しました。
・・・
院長とベン先生は、やはり半信半疑でした。
しかしグレアムが「この少女が申したことに何一つ嘘はありません。信じてあげてください」とフォローし、さらにエリーゼが自分を凌ぐ実力を持っていると進言します。
そのため2人は話を信じ、さらにベン先生はエリーゼに皇室十字病院で働かないかと提案しました。
皇室十字病院とは?(26話)
皇室十字病院とは、国の中でも最高位の医療機関。選び抜かれた医者だけが入れる超エリートぞろいの病院です。
しかし、エリーゼは見習いなので医師の資格を持っていません。医師の資格がないため、皇室十字病院には入れないのです。
するとベン先生は、だったら資格をとればいい!と提案します。本来、エリーゼのような見習いが、医師の資格を取るなんて無理なのですが・・・
ベン先生は「今年の試験を受ければ、なんの問題もなかろう!」「こんな大手術を成功させた天才が試験に受からないなら、誰も合格できないぞ!」とエリーゼを全力で勧誘します。
かくして、ベン先生から推薦をもらったエリーゼは受験資格を得て、医師の試験を受けることになりました。
ネタバレあり感想:王子とのラブストーリー
王子の性格
前世での王子は、エリーゼにそっけない態度ばかり取っていました。そのため、現在のエリーゼは、王子は私のこと嫌いなんだろうな‥と思っているようです。
そのため、11話で王子との婚姻解消を願い出たときは「殿下は私のことを嫌っておられるじゃないですか」なんて言い出す始末。
エリーゼ(現在は常識人)がここまで言うとなると、王子の態度は、相当冷たかったんでしょうね。
でも、そのセリフを聞いた王子は「婚約を望んでいないと誰が言った?」という、思わせぶりな言葉を残し、怒りながら立ち去ります(その後22話の「ひ蔵手術」で変装中の王子とエリーゼが再開)
王子&エリーゼの関係を考察
11話のセリフから考えると、王子は別にエリーゼを嫌っていたワケではないのでしょう。
また、22話ではエリーゼに触られただけで赤くなっていたので、純情少年なのかもしれません。あと、完全に恋愛フラグが立っていますね(笑
韓国の原作マンガを先読みしたところ、エリーゼと王子が一緒に食事をしたり、プレゼントをしたりするシーンもあったので、今後も2人の仲は急接近しそうです。
ただし王子が「手術の礼だ」と言って高価な宝石をエリーゼに渡したところ、受け取れませんと拒否されていましたが。
ちなみに、王子は変装してエリーゼに会っています。そのため、エリーゼは22話の手術以降、ずっとロンの正体が王子だと気づいていないみたいです。