『悪女が恋に落ちた時』のネタバレと感想です。92~93話のストーリーを紹介します。
前回のラストでは、ダニエルがダンテに刺されてしまいましたね。彼は生きているのか、そしてルペルシャは彼を助けられるのか。ストーリーの続きをまとめました。
目次
92話|ダニエルが倒れ、ルペルシャは激怒する
ルペルシャVSダンテ

ダンテの刃によって体を貫かれたダニエルは、大量の血を流しながらその場に倒れます。一方でダンテは「危なかった…」と言いながらも余裕のある顔をしています。
その光景を目の当たりにしたルペルシャは呆然と立ち尽くすも、すぐ正気に戻りダニエルに治療魔法をかけるようゼンに命令します。
そして怒りに満ちあふれた顔で、ダンテに「私は今から、あなたの全てを壊します」と宣言しますがーーー
その言葉を聞くや否や、彼は笑い出しました。こんなに面白い話を聞いたのはいつぶりかと心底楽しそうに笑うのです。


また彼は、先ほどダニエルを攻撃したときに毒を注入したため人工精霊といえども長くは耐えられないだろうと言います。
するとルペルシャは焦ってダニエルに駆け寄ろうとするも、いつの間にかダンテに背後を取られて拘束されてしまいます。
ゼンが彼女を助けようとするも、ダンテが放った魔法により床に叩き落とされてしまいました。
元素の精霊を召喚する
ゼンもダニエルも負傷し、窮地に立たされたルペルシャ。しかし彼女は諦めずに元素精霊を召喚します。すると上空に緑色の光が現れたので、ダンテは感嘆の声をあげますがーーー
「遊びはここまでです」
彼がそう告げるや否や、元素精霊はかき消されてしまいます。
ダンテの強大な力の前には、元素精霊すら叶わなかったのです。
いよいよ窮地に立たされる
「離して!」
ルペルシャは抵抗するも、ダンテに腕を掴まれているせいで逃げられません。すると彼は笑いながら、姪っ子がこれほど成長してくれて嬉しいと称賛しはじめました。
「すでに十分に感動しました。きっと風の花も立派に完成すること間違いないでしょう!ああ!とても嬉しいです!このように成長した甥っ子と一緒にいられるなんて」
引用元:悪女が恋に落ちた時 92話
さらにこの時、ルペルシャは体に負担がかかりすぎて吐血してしまいますが。しかし彼は気にした様子もなく自分勝手に話をつづけーーー
挙句「あなたが殺した妹もきっと喜ぶでしょう」と、とんでもない事実を告げました。
93話|ルペルシャは諦めず、魔法でひたすら攻撃するが…
ルペルシャの妹とは?
ルペルシャは吐血しながらも、ダンテの手を振り払います。
そして妹のことを言及するも、彼は「言ったところであなたは信じないでしょう」とはぐらかして答えません。
すると彼女はそれ以上質問することなく、代わりに連続で魔法攻撃を繰り出しますがーーー
普通の攻撃ではダンテにダメージを与えられません。そこでルペルシャは回復したゼンと共に、彼を守るバリアそのものを破壊しようとします。
しかし結局のところ彼はほぼ無傷で、おまけにこの戦いを楽しんでいる節すらありました。


魔力を使い切ってしまう
ルペルシャは全ての魔力を使い切ったためもう魂が持ちそうになく、今にも倒れそうな状態です。膝をついて苦しげに血を吐き、虚ろな瞳をしています。
そんな彼女を見ながら、ダンテは指先に魔力をこめて言いました。どうやらあなたには再教育が必要なようですね……と。
悪女が恋に落ちた時のネタバレ感想|妹のはなし
92話のネタバレ感想|妹はなぜ命を落とした?

何話か前でルペルシャに妹がいることが判明しましたが、どうやら妹はルペルシャのせいで命を落としたようです。
ダンテ曰く「あなたが殺した妹」との事ですが、これはルペルシャ本人が手に掛けたのか、それとも間接的に妹の死に関わったという事なのか……
詳細はまだ判明していませんが、どっちみちルペルシャにとっては辛い出来事だったのでしょう。
そしてこのタイミングで妹の話が出てくるという事は、ストーリー的にも妹は重要な存在なのでしょう。少なくとも「君には妹がいたんだよ」だけでは終わらないはず。
メタな話になりますが、妹の件は主人公が転生した理由とも関係があると思われます。でないとこの状況下で妹の話になるのはおかしいですから。
いつだったか考察で書きましたが、いよいよ主人公=妹説が濃厚になってきましたね。
92話の補足|ダニエルはなぜ負けたのか?
ダニエルは拘束魔法を使っていましたが、ダンテにあっさり魔法を破られています。
というのもダンテは以前ロバイン王国の実験にまつわる情報を読んでいたため、人工精霊の魔法を解除する方法を知っていたそう。
彼が解除方法さえ知らなければ、ルペルシャたちはここで圧勝していたかもしれませんね。
93話のネタバレ感想
ダンテが強すぎる件
ダンテは93話にて、自分からは手を出さずルペルシャの攻撃を一方的に受けていました。姪っ子がどこまで戦えるのか興味があったようです。
相手が決して自分に勝てないと知っていて、自分その気になればいつでも相手を戦闘不能にできる。だからこそで攻撃する必要はないと思ったのでしょう。
彼にとってはこの戦いは、お遊びに過ぎないのです。
ラストの”再教育”とは?
それでもルペルシャは諦めずに彼を倒そうとします。一旦バリアを破壊して、その真上で建物を崩壊させたのです。恐らく落盤で気絶させようとしたのでしょう。
しかしこの作戦は全く通用せず、ダンテは無傷でした。
おまけに彼は「こんな愚かな作戦に出るなんて…」とルペルシャに呆れてしまい、最後は“再教育”と称して攻撃しようとしていました。これ以上逆らえないように痛めつける気なのかもしれません。
ルペルシャ大ピンチ。ダニエル早く起きて!