マンガ版『悪女が恋に落ちた時』の82話のネタバレと感想です。
前回はユジン視点でストーリーが進みましたが今回は再び主人公視点にもどり、タイトルの通りルペルシャ皇女の過去が描かれます。
皇女の暗い過去については今まで何度か描かれましたが、今回はさらに驚愕の事実が判明します。
目次
主人公は夢の中で、ルペルシャ皇女の記憶を見せられる
気が付くと主人公は花畑にいた

気が付くと主人公は元の姿―――平凡な顔立ちの女性―――に戻っていて、さらに花畑で倒れていました。しかし目覚めるや否や、突然足元に大きな穴が開いてその中に落ちてしまいます。


1歳のころの記憶
主人公が落ちたのは豪華な屋敷の中で、周囲の人々には彼女の姿が見えていないようです。
そしてこの場所で主人公は、赤ん坊のころのルペルシャ皇女(本物)に会います。
母親・リシアンに抱かれながら泣き声をあげる皇女はとても愛らしく、主人公は目がハートマークになりますがーーー
母親は寂しげに「早く終わらせないと。そんなに悲しげに泣いても私は…あなたを守ってあげられないの」と呟くのでした。
美しく成長した彼女は、危険人物と手を組んでしまう
行きましょう、殿下
その後、主人公はまた穴に落とされます。
そこは真っ暗な空間で、ルペルシャ宛の手紙―――文面には『今年も生き残ったことをお祝いいたします』と書かれていて、差出人はダンテ・バヌスという人物―――が落ちていました。
それを見た主人公が戸惑っていると、そう遠くない位置にルペルシャ皇女が現れます。
しかも彼女のすぐ傍には、先ほどのテロ犯がいて「行きましょう、殿下。時が来ました」と手を差し出しているではありませんか。
劇場を襲った危険人物がルペルシャ皇女をどこかに連れて行こうとするので、主人公は慌てて彼女のもとへ駆け寄りました。
悪女が恋に落ちた時・82話|ネタバレ感想およびストーリー解説
82話のネタバレと感想①ストーリー解説

82話で主人公が見たのは、ルペルシャ皇女の過去でしょう。つまり今回の映像は、過去に実際にあったことだと推測されます。
つまりルペルシャ皇女は、テロの犯人と関りがあったという事です。
そして犯人の「行きましょう」というセリフを邪推するなら、彼女はテロに協力して自国に危害を加えたように思えます。ただし彼女は思いつめた表情をしていたので、迷いはあったのでしょう。
そして『悪女が恋に落ちた時』の1話目では、ルペルシャ皇女が投獄されるシーンが描かれています。
これらの情報を総合すると、彼女はテロに協力した結果、兄のラビロフに捕らえられたという事になりますね。
そしてヒロインのことも苦しめたものだからラビロフが激怒したのでしょう。
ネタバレと感想②なぜ犯人に協力したのか?
なぜ王女である彼女がテロ犯に協力したのか。その理由については『悪女が恋に落ちた時』の1話目に書かれているのでもはや説明の必要はないでしょう。
彼女は母親のせいで生まれた時から悪女のレッテルをはられて愛されず育ってきたので、“本物の悪女”になることにしたのです。
彼女を悪女にしたのは周囲の人々であり、また不治の病を患っていたことも原因の一つでしょう。
本編の中盤あたりで登場した母親も「私は…あなたを守ってあげられないの」と言っていたので、ルペルシャ皇女は母親からも見捨てられたことが分かりますね。
唯一温かな感情を向けてくれたのは、メイド長のエマくらいでしょうか。