『悪女が恋に落ちた時』の81話のネタバレと感想です。今回はユジン視点でストーリーが進みます。
時系列はテロが起こる数時間前、ユジン・カイン・ヘレイスの3人が劇場内でルペルシャと別行動をしていた時のこと。
事件が起こったとき、彼らは一体何をしていたのでしょうか?ストーリーを簡単にまとめました。
目次
ユジン視点|事件が起こる数時間前、彼らも劇場で待機していた
ユジンたちは観客にまぎれて待機する

テロの数時間前。ユジンとカインは劇場1階の客席にいましたが、彼らは演劇よりもルペルシャの行動が気になっていました。
というのもルペルシャは、ここ最近起こる事件について詳しすぎるのです。まるで全てを事前に見てきたかのようで、洞察力が優れているというだけでは説明がつきません。
なお今回の劇場の件もルペルシャの指示なので、ユジンもカインも疑問を感じますがーーー
この時のカインには、もう一つ気になることがありました。というのも隣に座っているヘレイスが女装をしているのです。
カインはなぜそんな恰好なんだ?と聞きますが、ヘレイスは企業秘密だと言って笑うのでした。


しかし会話をしていたその時、3人は強い殺気を感じます。
そして直後、背後で大きな爆発が起こりました。
華やかだった劇場が、阿鼻叫喚の現場へと変わる
爆発が起こった後、観客たちは血相を変えて逃げ出します。
劇場内が大混乱に襲われる中でカインは避難指示を出しますが、ユジンは2階席にいるルペルシャのことが気になって仕方がありません。今すぐにでも彼女のもとに走って行きたいのです。
するとその時、近くから「誰か助けて下さい…!」と声がします。そちらに目を向けると怯えた表情のアリエルがいたので、ユジンはそちらに駆け寄りますがーーー
その瞬間、アリエルは泣きながら懇願しました。
「お願いです!助けてください!このままではルペルシャ殿下が…!!殿下の身が危ないのです…!」
アリエルは偶然にも、犯人たちの爆破計画を知ってしまう
4人は急いでルペルシャを助けに行く
アリエルは劇場に来たところ、たまたま犯人たちが「劇場を丸ごと吹き飛ばす」と話しているのを聞いてしまいました。
そのことを知ったユジンたちは、急いでルペルシャのもとに走ります。いくらダニエルが実力者とはいえ、これほどの大劇場が崩壊するのを防げないでしょうから。
そして立て続けに爆発が起こる中、ようやく階段で彼女を見つけますがーーー
ルペルシャは人形のように動かなくなっていて、ダニエルに抱きしめられていました。
その光景を見たアリエルは悲鳴をあげ、ヘレイスは顔を背け、ユジンは切なげな表情で胸を抑えるのでした。
悪女が恋に落ちた時・81話のネタバレと感想|ユジンの想い
81話のネタバレと感想|ユジンの心境について

ルペルシャは転生者なので、この世界で起こる事件について大体は知っています。だからこそ黒い洞窟で事件が起きた時も、ユジンたちに的確な指示を出せました。
しかしこれらの情報は、本来彼女が知るはずのないこと。
そのためユジンとカインは奇妙に思い、演劇を鑑賞している最中も「ルペルシャ様はまるで未来を見てきたかのようだ」と話していました。
まあ当然の反応ですよね。そもそも情報ギルドすら知らない情報を知っているのだから、不思議に思うのが当然でしょう。
そしてユジンはこの時、寂しく思う気持ちもあったようです。
彼はいつもルペルシャの傍にいて仲も良かったので『自分は彼女をよく理解している』という自負があったはず。簡単に言うと、身内ならではの自信があったのです。
しかし彼女には自分さえも知らない秘密があって、明らかに何かを隠しているーーーとなると、身内としては寂しかったんじゃないかなと思います。
考察|アリエルは原作よりも成長している?
アリエルは原作よりも成長しているイメージです。今までぴいぴい泣いていた彼女が、81話では自分よりもルペルシャの安否を心配していました。
甘えん坊な箱入り娘が、他者を心配できるようになった。となると、アリエルは本来の設定よりも成長しているのかなと思います。