【77話】悪女が恋に落ちた時のネタバレと感想|ダニエルの子供時代のはなし

悪女が恋に落ちた時ネタバレ

悪女が恋に落ちた時』のネタバレと感想です。77話のストーリーを紹介します。

前回お知らせした通り、今回からはダニエルの子供時代編がスタートします。謎めいた設定が多い彼ですが、一体どのような幼少期を過ごしたのでしょうか?

⇒『悪女が恋に落ちた時』ネタバレ一覧はこちら

ダニエルの子供時代|ロバイン王国の第1王子として生を受ける

ダニエルの子供時代のはなし

悪女が恋に落ちた時ネタバレ
以下の文章は、管理人が原作サイトを見ながらまとめたネタバレです。なので意訳が多いです。もし翻訳ミスがあれば、日本版の最新話公開日に修正します。

ダニエルがまだ子供だった時のこと。彼はある日の夜、月光を見ようと庭に出ますがメイドに呼び止められました。

「王子!また任務以外で外出して…!こうしてはいけないと何度も!!」

するとその時、向こう側からロバイン王国の皇帝―――もといダニエルの父親が騎士をつれてやって来て、メイドを取り押さえます。

そして皇帝はダニエルの頬を引っぱたきました。

「情けない奴め。それでもロバイン王国の最高兵器か?力をつけるまで時間が足りないのに、月光などを見るために外に出ただと?人工精霊のハーフが無駄な感想に浸るなど、笑えないな」

しかし叩かれたダニエルは、無表情で泣きも怒りもしません。

そして皇帝はメイドを処分するよう騎士に命令し、その場を去って行きました。彼女はダニエルを見張るよう命令されていたのに、役目を果たせなかったので罰を与えられたのです。

幼少期のダニエルについて
  • 本名:ダニエル・ロバイン
  • ロバイン王国の第1王子
  • 人工精霊の国ロバイン王国で、数万回の魔法実験を経てついに誕生した人工精霊と人間のハーフ
  • 膨大な魔力を持ち、感情が枯渇するよう改造された人間兵器

ダニエルは自分の人生に疑問を持つ

ダニエルは時々、自分について疑問に思っていました。毎日繰り返される戦闘教育と、それに伴う過酷な行為。そして父に監視される日々。

(私は悪魔として生まれたのか?それとも悪魔として飼われるのか?私の一生はこんなにも…)

ひよこ
ハーフとして生まれたせいで、ダニエルは異質な者として扱われてきたよ。
白うさ
こんな生活してたら、普通は気が狂うよ。

そんなことを考えていたある日、ダニエルのもとに新しい剣術の先生・セインが現れます。

彼は快活に笑う好青年で、初めて会った時も「王子様を教えられる日が来るなんて!」と笑っていました。

剣術の師匠・セインは、教え子であるダニエルを心配する

セイン視点|ダニエルを心配する

セインはその後、コミュニケーションが取れず悩むことになります。というのも3ヶ月も経ったのに、ダニエルはほぼ会話をせず自主的に何かをすることもないのです。

しかしセインは、それを仕方のないことだと考えました。なにせダニエルは宮殿に閉じ込められて育ったため、出会った人は教官やメイドだけなのですから。

おまけに、たった一人の家族である皇帝はあの態度。そして何より、ダニエルは生い立ちはあまりに過酷なものでした。

次期国王になるのに教養授業もなく、生まれてすぐ戦闘のことだけを教えられ、一日中メイドたちに監視され、外出できるのは暗殺任務の時だけ。

このルールを1つでも破れば、気を失うまで鞭打ちされたり地下監獄に監禁されていたのです。

(これは…子供にすることか?)

ダニエルにまつわる書類を見ながら、セインは辛そうな顔をします。そこで彼は『人』について教える授業をしようと考えました。

セインは特別授業を行う

後日、セインは特別授業と称してダニエルを街に連れて行きます。

しかしダニエルは、その言葉を信じませんでした。どうせ自分に教えるのが嫌で外出したんだろう…と思っていたのです。

しかし道中、セインの友人に会ったことでその考えは変わります。

というのもその友人は、セインからの手紙に『ダニエル様は純粋でいい方だ』と書いてあったと言うのです。

それを聞いたダニエルは目を丸くしました。

ひよこ
兵器として恐れられるダニエルだけど、セインにとっては普通の少年なんだよ。
白うさ
セインは良い人だね。偏見がない。

特別授業が終わり、空が赤く染まった頃。

セインはダニエルの手を優しく握りながら「私はあなたに人の心があると信じています」と話し、さらに自分たちは友達だとも言います。

その言葉を聞いたダニエルは、あなたは師匠に向いてないと皮肉を言いますがーーーその顔は、嬉しそうに笑っていました。

⇒『悪女が恋に落ちた時』78話のネタバレはこちら

まとめ|悪女が恋に落ちた時77話のネタバレと感想

77話のネタバレと感想|ダニエルの厳しすぎる子供時代

ネタバレ感想

本編で説明されていた通り、ダニエルはロバイン王国の第1王子です。

しかし彼は普通の人間ではなく、数万回もの実験を繰り返して誕生した人工精霊と人間のハーフ。その魔力は小都市レベルに匹敵し、また感情を持たないよう改造されています。

つまりダニエルは、ロバイン王国が作った人間兵器なのです。

しかも彼の父親はとても残酷な性格らしく、ダニエルを兵器としてしか見ていません。厳しい戦闘訓練ばかり行わせて、ルールを破れば折檻するという外道っぷり。

子供に対して、あまりに酷い仕打ちですよね?おまけに周囲の人々もダニエルを異質な者として扱うので、彼は孤独な子供時代を過ごしていました。

けれどある日、剣術の師匠であるセインが現れます。

セインだけはダニエルのことを『普通の子供』として扱い、また彼の情緒を育てるために街中に連れ出しました。

そんな優しいセインに対し、ダニエルも77話のラストシーンで心を開きますがーーー

この件が皇帝にバレたら、間違いなくセインは厳しく処罰されるでしょう。おまけに77話の最後のコマで、監視らしき黒フードの男も描かれていました。

次回がどうなるのか不安ですね。

⇒『悪女が恋に落ちた時』78話のネタバレはこちら

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