『悪女が恋に落ちた時』のネタバレ感想です。68話のストーリーを紹介します。
前回の最後でルペルシャは、ラビロフが自分をどう思っているのか質問しました。それもかなり率直な言葉で。
ラビロフは現状、彼女に好意的ですが…いったい何と答えるのでしょうか?続きを見てみましょう。
ラビロフの本心を知るため、ストレートな質問をする
質問への答え

「まだ私を殺す気がありますか?」
その質問に対してラビロフは「ない」と答えたので、ルペルシャはひとまずは胸をなでおろします。
そしてアリエルとの恋路については、そろそろラビロフ一人で決めるように勧めました。
あまりにルペルシャが介入しすぎると、逆に良くないと思ったのです。
「私がアリエルさんに最大限、冷たく接します。その時、お兄様が優しくなぐさめてあげたら彼女の心も動くでしょう」
引用元:悪女が恋に落ちた時68話
しかし彼は、なぜか浮かない表情をして黙り込んでしまいます。そしてふと質問しました。
どうして殺さないという言葉を、そんなにまっすぐに信じるのか……と。
ラビロフは恋路のことよりルペルシャのことが気になっている様子。すると彼女はにこりと微笑み、さも当然のように答えました。
「お兄様を信じているからですよ」
するとその反応が予想外だったのか、ラビロフは変な奴だな…と呟きます。しかし言葉とは裏腹に、その顔はどこか嬉しそうでした。


ルペルシャは物語が『変化』したことに気付く
サブキャラたちの現状
ルペルシャの答えに納得したらしく、ラビロフは次の話題に移ります。というのも今まで彼は、カイン・ユジン・ヘレイスの3人と一緒に行動していたのです。

するとその事実を知ったルペルシャは冷や汗をダラダラと流します。
今まで彼女は、ラビロフとイケメンたちが接触しないよう必死で根回ししていました。しかし、その苦労が無駄になったと気付いたのです。
彼らが顔見知りになったことは知っていたものの、ただ意見を交わすくらいだと思っていました。だからこそ当然ショックを受けますがーー
しかしこの時、あることに気付きます。
現時点で、イケメンたちは誰一人としてアリエルに惚れていないのです。
むしろアリエルをあざ笑ったり不愉快そうにしたり、好感すら持っていません。

それはルペルシャと彼らが親しくなったせいなのか、それともアリエルが変わったせいなのか。訳が分からずに彼女は混乱しました。
ラビロフの言及
ラビロフはさらに、ルペルシャの病気についても言及します。そのため彼女は、お兄様が気にする事ではありませんよと明るく弁解しますが…
内心、この状況が妙だと感じていました。
いくら親しくなったとはいえ、ラビロフは本来アリエルのことでなければ首を突っ込む性格ではありませんから。


またこの時ラビロフは、以前ルペルシャと交わした契約書――アリエルとの恋愛を手助けする代わりに自由を保障するという契約――について語ります。
「皇女、知っているか?自由というのは解釈によって意味が変わる曖昧な言葉だ。しかし、それに比べて恋愛を助けるという条件は具体的に明示されている。だから妹は必ず守らなければならない」
引用元:悪女が恋に落ちた時68話
そしてラビロフは例の契約書をヒラリと持ち上げ、淡々と言いました。
「一言でいうと…皇女との契約を、私は守る必要がないということだ」
『悪女が恋に落ちた時』68話のネタバレと感想
68話の感想|ラビロフの兄ムーブ

契約を守る必要がない!とラビロフが衝撃発言をしたところで、68話は終了しました。
彼の言葉から察するに、ルペルシャは契約書を作るときにミスをしたようですね。
「今後は互いに接触しない」などの具体的な条件を書かずに「自由を保障してほしい」という曖昧な文言を使ったのでしょう。
となるとラビロフの言う通り、彼は契約書の内容を無視することができます。だって、何を以って”自由”とするかは人によって違いますから。
ルペルシャにとっては「自由=無干渉」だとしても、皆がその解釈をしてくれるとは限りません。

しかしラビロフは、ルペルシャに危害を加える気は無いのでしょう。ここまで散々妹を心配していますし、今回なんて珍しくデレましたから。
恐らく68話ラストのセリフは、妹に「もっと警戒心を持ちなさい!」と忠告しただけかな…と思います。