『悪女が恋に落ちた時』のネタバレ感想です。50話~51話までのストーリーをまとめて紹介します。
前回の最後で、ダニエルは気絶したルペルシャを介抱しました。しかしその現場をユジンに発見され、とんでもない勘違いをされますが…
この先どうなるのでしょうか?感想を交えながら紹介しきます。
50話ネタバレ|ルペルシャの恋愛講座(2限目)
ダニエルは変質者と間違われる
眠るルペルシャを横抱きにして運ぶダニエル。しかしユジンは痴漢と勘違いし、彼を睨みつけました。
対峙するダニエルとユジン。2人の間には、嫌悪な空気が流れますが…
ダニエルは冷静に、気絶した女性を介抱しただけだと説明します。そして微笑みながら、彼女の体をユジンへと渡しました。
・・・
ユジンは丁重にルペルシャを抱きかかえ、大事そうに運びます。その背を眺めながら、ダニエルは思いました。
ユジン・デ・ボルタン卿は、随分と切なげな目で主人を見るんだな…と。
また同時に、ルペルシャのことも様子見しようと考えます。今日こそは処分しようと思っていたけれど、想像以上に彼女が興味深かったのです。
ラブレター講座①アリエルからの返事
45話にて、ルペルシャの恋愛講座を受けたラビロフ。
その時にアリエル宛の手紙を出したところ、ようやく返事が届きました。
そのためルペルシャは再びラビロフの執務室を訪れ、返事に目を通しますが…ここで予期せぬ事態が発生します。
アリエルは幼い頃から今に至るまで、ずっと「ラビロフ=妖精さん」という認識だったのです。
そのため手紙には「瞬間移動して今すぐ私に会いに来て!」と無理難題が書かれていました。
それを指摘すれば、彼は困った顔でため息をつきます。その様子に、ルペルシャは笑っていけないと思いつつも顔がゆるみました。
ラブレター講座②正体を明かしましょう
そこでルペルシャは、正体を明かすよう提案します。
花を一輪添えた手紙を出して、自らの素性を明かしつつ建国祭に招待すればいいとアドバイスしますが…
女心のわからないラビロフは、なぜ花を添えるのかと怪訝な顔をします。
彼女はその反応に苦笑いしつつも「その方がロマンチックだからですよ」と説明してあげます。すると彼は、素直にアドバイスに従いました。
というのもこの男、難しい顔をしながら脳内では「妖精さんが皇太子様だなんて幸せ(ハート)」と微笑むアリエルを想像していたのです。
ラブレター講座③文章はロマンチックに!
さっそく手紙を書こうとするラビロフに、ルペルシャは熱心にアドバイスをします。
文章を書くときは堅苦しくならないよう柔らかい口調で、何よりロマンチックに書くのが条件ですよ。
彼はその熱意に気圧されながらも、頬を染めてわかったと返事をしました。
そして一方、ルペルシャは皇太子の希少なデレを見て驚きます。また同時に、今なら契約書(※)にサインしてくれるだろうと考えました。
ルペルシャは契約書を渡す
ルペルシャが契約書を渡すと、ラビロフはさっそく目を通します。
そして読み終えるとニヤリと笑い、目を細めて「この契約書に後悔はないか?」と尋ねました。
急に笑いだす彼に、顔を青くするルペルシャ。契約書に問題はないはずなのに、なぜ笑われるのか理解できなかったのです。
とはいえラビロフは、否定的な反応は見せていません。そのため彼女は、後悔はありませんと力強く返事をしました。
・・・
ルペルシャが退出した後。執務室にはラビロフと、少し前にやって来た側近・ガイルだけが残ります。
そして静かになった部屋で、ガイルは「契約書にはどんな文章が書かれていたのですか?」と尋ねました。嫌な予感がしたのか、その顔には冷や汗が浮かんでいます。
そんな中ラビロフは、無言で契約書を見せてくれますが…内容を読んだガイルは目を見開きました。
51話ネタバレ|ベアトリス行進①
契約成立
その後ルペルシャの元には、ラビロフからサイン済みの契約書が届きました。
彼の反応は怪しかったけれど、ようやくいい返事を貰えたのです。ルペルシャは契約書を見ながらニヤッと笑いました。
ベアトリスパレード
その日、ルペルシャはこっそり皇女宮を抜け出します。皆に申し訳ないと思いつつも、ダニエルに会うため1人で街に出向いたのです。
しかし今日は、街の様子がどこか違います。
ステージの上に立つ美女。周囲を覆う花。ルペルシャがその光景に見惚れていると、背後からひょっこりとダニエルが現れました。
相変わらず神出鬼没な彼に驚きながらも、このイベントは何かと尋ねれば「ベアトリスパレードを知らないのですか?」と彼は目を丸くします。
そしてダニエルは「説明するより参加した方が早いですね」と言い、ルペルシャの髪を魔法で茶色に変化させました。
ベアトリスの物語
ベアトリスパレードとは、参加者の中から”最も美しい女性”を選んで花を贈るイベント。
花の本数によって点数が決まり、報酬もあるそうです。
そしてダニエルの提案により、ルペルシャもベアトリスパレードに参加します。
・・・
パレードのため白い移動車(屋根がないタイプ)に乗って街中を移動する2人。その最中、ダニエルは”ベアトリスの物語”について語りました。
しかし彼女が成長すると求婚者たちの愛は狂気に染まる。彼女が逃げられないよう、家族・親戚・財産・名誉を全て奪い…
やがてベアトリスは”稀代の妖婦”と呼ばれるようになった。そして全てを失った彼女は狂人に売られる前に…
ダニエルの話はここで終わり。ルペルシャが続きを強請るも、彼は茶化すばかりで続きを話してくれませんでした。
また彼によれば、今年のベアトリスに選ばれると多くの女性たちのロマンである”騎士のレディー”に1日だけなれるそうですが…
ルペルシャが「それだけですか?」言えば、彼はなぜか忍び笑いをします。
またこの時にダニエルは、大会に参加した平民女性の7割は失踪するという事実を話します。それを聞いた彼女が「安全対策が必要ですね」と具体策を提案すれば、彼は振り返って微笑みました。
少年への贈り物
移動中、ルペルシャは少年と目が合います。少年は目を丸くしながら、彼女に見惚れていたのです。
そこでルペルシャは、手元の花束からバラを一輪ぬき取って少年にプレゼントしました。
少年の嬉しそうな顔を見て、彼女も満足げな顔。そしてこの時、ダニエルもまた幸せそうな顔でした。
衝撃の事実
その後、ルペルシャは移動車でステージ前に連れて来られます。ダニエルによれば、ここは自己PRをするステージらしくーーー
それを聞いた彼女は、硬直しました。
『悪女が恋に落ちた時』50~51話までの感想
50話の感想①アリエル編
アリエルは真正のピュア娘で、想像以上の世間知らずでした。
小説のヒロインに相応しく、良くいえば純粋無垢。しかし外の世界を知らず屋敷の中で育ったせいか、度をこした世間知らずです。
そのためアリエルは、今もなおラビロフのことを妖精だと信じている様子。しかも妖精は瞬間移動ができるという、謎の設定つき。
多分、絵本か何かでそういうシーンがあったのだと思いますが…
とりあえず、過剰なほどの箱入り娘だとわかりますね。
50話の感想②契約書について
ルペルシャは今回、ラビロフに契約書を渡していました。彼女によると、内容に問題はないとの事ですが…
なぜかラビロフは、契約書の内容を見てニヤニヤと笑います。さらに側近のガイルも、文章を見て驚いていました。
という事は、彼らにとって予想外の内容が書かれていたのでしょうね。
例えばルペルシャにとって極めて不利だとか、前代未聞の条件が書かれているとか、内容が穴だらけ(つまり簡単に約束を破れる)とか。
いろいろと可能性は考えられます。そして内容がとても気になります。
51話の感想
51話にて、ダニエルにより(ほぼ強制的に)ベアトリスパレードに参加することになったルペルシャ。
このイベントは、早い話が「美女コンテスト」ですね。ルペルシャが参加すれば、上位にランクインしそうですが…
実はこのイベント、参加者は自己PRをする必要があります。けれどダニエルは意図的にそれを隠していたため、何も知らない彼女はまんまと参加してしまいました。