『悪女が恋に落ちた時』のネタバレ感想です。52話~53話までのストーリーをまとめて紹介します。
ダニエルの提案により、ベアトリスパレードに参加したルペルシャ。しかし前回のラストで、参加者はステージの上で自己PRを披露するという衝撃の事実を明かされました。
この先どうなるのでしょうか?感想を交えながら紹介します。
目次
52話ネタバレ|ベアトリスパレード②
ルペルシャの自己PR

”自己PR”をすると聞いて、顔を真っ赤にして慌てるルペルシャ。原作小説にこのような展開はなく、おまけに何の準備もしていません。
一方、ダニエルは笑顔のまま。そして依然として慌てる彼女に、さも当然のように告げました。
「ただ微笑むだけでも勝てそうですけどね。その髪色、とてもよく似合ってますから」
するとルペルシャは、わずかに頬をそめて目を反らしました。

出番になりルペルシャがステージに立つと、観客からは称賛の声が上がります。
司会者によれば、ルペルシャは花を貰わずに配った女性として話題になっているそう。
おまけに幻想的な美貌の持ち主なので、注目の的なのです。
そして司会者が「美しいリース嬢(ルペルシャの偽名)!何をして下さるのですか?」と質問すると、彼女はニコッと笑って言いました。
「特に何もありません」と。
そして嬉しそうな笑顔を浮かべたまま、観客にお礼を言ってその場を去りました。


今年のベアトリスに選ばれたのは?
ダニエルの元に戻ると、彼は「本当に最高でした」とルペルシャを褒めます。彼女はその言葉に気を良くしながらも、そろそろ屋敷に戻らなければと言いますが…
するとその時、遠くから歓声が聞こえます。
どうやら今年のベアトリスが発表され、しかもルペルシャが選ばれたようです。
ダニエルの誘い
ダニエルはすっと手を差し出してルペルシャに告げます。
「今年のベアトリスを一日エスコートしたいのですが、いかがでしょうか?」
今夜開催される”舞踏会”のパートナーになってほしい…と笑顔で誘うダニエル。
彼女が「喜んで」という返事とともに手を取ると、彼はその白い指先にそっとキスをしました。
舞踏会のためにドレスアップ
ルペルシャが屋敷に戻ると、専属メイドのリニ&アリンが大変心配していました。リニに至っては泣いています。


そして2人は急いでルペルシャを着飾ります。舞踏会のため、お風呂に入れてマッサージをして化粧をしてーー
その結果。
2人の努力により、ドレスを着たルペルシャは最高に美しい女性へと仕上がりました。
巻き髪のポニーテール、肩を露出した黒いドレス、ウエスト部分を飾る赤いバラ。何もかもが美しくリニとアリンは目を輝かせます。ルペルシャ自身も、鏡を見て驚くほどに。
53話ネタバレ|ダニエルと城の舞踏会に参加する
ダニエルと一緒に舞踏会へ
迎えに来たダニエルは、ルペルシャを美しいと称賛します。そして2人は馬車に乗り、舞踏会の会場(宮廷)へと向かいました。
・・・
会場はベアトリスの話で持ち切り。令嬢たちはヒソヒソと優勝者の噂をしています。
「今日の大会で優勝した女性は、今までで一番美しかったそうよ」
「美の女神が顕現したようだとか、伝説の魔女のようだとも聞きました」
そんな中、会場に現れたダニエルとルペルシャ。参加者たちの視線は、一斉に2人に注がれます。
令嬢の1人は頬を染めて、あの令嬢ならさっきの誉め言葉にぴったりだと称賛しますが…その正体に気づいて驚きました。
穏やかに微笑むルペルシャからは、冷酷さなど感じません。おまけに今までと雰囲気が違うので、別人だと思っていたのです。
ダニエルの意外な提案
ルペルシャとダニエルは、玉座の前に歩み出てラビロフに挨拶をします。
するとラビロフは肩肘を付きながらも2人に歓迎の言葉をかけ、なぜか「この際、呼び方を変えるのはどうだ」と提案しました。
美しさだけでは悪評を払拭できないので、互いに”兄・妹”と呼び合った方がいい。
その提案を、ルペルシャは素直に承諾します。


またこの時、彼女は隣にいるダニエルを「パートナーのロアム男爵(ダニエルの偽名)です」と紹介しますが…次の瞬間、ラビロフは冷たい表情に。
なぜ雰囲気が険悪になったのかルペルシャは理解できず、ぎこちない笑顔を浮かべながらダニエルの背を押して、その場を後にしました。
会場で休憩していると…
(疲れた…!!!)
壁に手を付き、ため息をつくルペルシャ。するとダニエルは、彼女のためにワインを取りに行きました。
そしてルペルシャが1人で壁際に佇んでいると、すぐ傍の別室から「離してください!」と女性の声が聞こえます。
気になって扉を開ければ、男性が嫌がる女性の腕をつかんでいました。
そのためルペルシャは、皇女らしい口調で仲裁に入ります。しかし男性は「こんな時に来るなんて、礼儀も知らないのですか」と呆れた顔をするだけ。全く反省していません。
そのためルペルシャは、すっと目を細めて不機嫌そうな顔で反論しました。
「今のは帝国への侮辱か?」と。
『悪女が恋に落ちた時』52~53話までの感想
52話の感想

大会に参加したルペルシャは、見事今年の”ベアトリス”に選ばれました。
特技披露はできなかったものの、持ち前の美しさと事前のパフォーマンス(花を貰うイベントなのに逆に渡した)が功を奏したのでしょう。
普段は民衆から恐れられるルペルシャですが、今回は皆からチヤホヤされていたので管理人もホッコリです。もうね、ルペルシャは皆から好かれて仲良く暮らせばいいと思うんですよ。
今だけでも、平穏を堪能すればいい。
でも、このまま無事には終わらないんだろうなと思います。
ダニエルが51話で「ベアトリスパレードに参加した平民女性は7割が失踪する」と言っていたので、多分ルペルシャも狙われるでしょう。
あれは完全にフラグなので、十中八九何かあるはず。ダニエルが守ってくれればいいのですが…ルペルシャが誘拐されないか心配ですね。
53話の感想
ベアトリスで優勝したおかげで、ルペルシャへの評価が改善されましたね。今までは悪い噂ばかり流れていましたが、貴族たちは「イメージと違うな」と気づいてくれた様です。
もしかしてダニエルは、こうなる事を見越していたのでしょうか?
さらに53話では、ラビロフまでもがルペルシャを気遣います。
外見ばかりで悪評を拭うのは困難だから、自分を”兄”と呼ぶように提案していました。
つまり、ラビロフがルペルシャを兄妹と認めてくれたと考えて良いでしょう。
なぜ急に態度が変わったのか謎ですが、恐らくアリエルの仲が進展したためかなと思われます。
ルペルシャの助言(という名の恋愛講座)が役に立ったからこそ、彼は態度を軟化させたのかもしれません。