『悪女が恋に落ちた時』のネタバレ感想です。4話~5話までのストーリーをまとめて紹介します。
悪女・ルペルシャ皇女へと転生した主人公。オタ活を楽しむために、皇宮から出てニートライフを送ろうとしますが…
彼女のあずかり知らぬところで、とある勘違いも進んでいました。
今後、主人公はどうなるのでしょうか?感想を交えながら見ていきましょう。
4話のネタバレ
ルペルシャ視点
![恋愛ラブストーリー風のイラスト](https://xn--h9jepie9n6a5394exeq51z.com/wp-content/uploads/2018/09/nature-2148235_640-500x281.jpg)
原作に登場する”本物のルペルシャ”は、長年にわたり身体的な苦痛に耐えていました。不治の病により、体を蝕まれていたのです。
ロックスは優秀な医者だったので、その事実にも気付きます。
さらに彼によると、病気の正式名称はラファエリス。
ラファエリスは呪いのような病気で、魂にかかるため治療法がありません。発症の理由すら不明です。わかっているのは死にゆく過程と、死後 墓に青い花が咲くという事だけ。
彼は悲しそうに、その残酷な事実を説明するのですが…
今のルペルシャは転生者であり、魂が違うため痛みを感じません。そもそも1年後には完治するので、ただ吐血に悩んでいるだけです。
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ロックスは丁寧に説明しましたが、ルペルシャは異世界人なので内容が理解できません。
なので、とりあえず儚げに微笑んで「ただ貧血に効く薬が欲しいの」とだけ告げました。
貧血の薬を欲したのは、もちろんオタ活を堪能するためですが…
それは言えないので本音を隠し、重要な席で倒れないように薬がほしいと嘘を付きます。
ロックスが用意したのは、蛇の毒を使った薬。使用すればその後、長い眠りにつく副作用がありますが…
現状、これ以外に薬はありません。この毒だけが症状を止める唯一の方法なのです。
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薬を受け取ったルペルシャは大喜びで、彼にお礼を言います。
するとロックスは急に膝をつき、大泣きします。私が無能なせいで治療ができないと言って、ひたすら自分を責めました。
その様子に慌てたルペルシャは、すぐさま彼を慰めます。十分に助けられたからと、優しく微笑みました。
ロックス視点
精密検査の結果、ルペルシャが不治の病だと知ったロックス。彼女は悪女として名高いため、病を宣告すれば首が飛ばされると覚悟しましたが…
ロックスが見たルペルシャは、温かで落ち着いた女性でした。毒薬の処方を出したにも関わらず、毅然とした態度で感謝の言葉を伝える優しい人だったのです。
その姿に、ロックスは打ちひしがれます。彼女に偏見を持っていたと気づき、自分を恥じました。
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ルペルシャの病気を治療するため、ロックスは”伝説の万能薬”について調査しようと考えます。治療法が見つかる可能性は低いものの、できることをしよう決心したのです。
ルペルシャは取引するため、皇帝と謁見する
ルペルシャは薬を服用し、皇帝の元へと向かいます。
ルペルシャは権力のない皇女なので、皇太子・ラビノフに目を付けられれば一貫の終わり。だから彼と関わらないために、まずは継承権を破棄しようと考えました。
そもそもラビロフは危険な男です。なにせ原作では、アリエルに近づく人間を根絶やしにする執着男でしたから。
優雅なニートライフを満喫するためにも、継承権の破棄は絶対条件。
そしてあわよくば、多少お金の援助もしてほしい…と打算を抱きつつ、ルペルシャは皇帝との交渉に向かいました。
5話のネタバレ
ルペルシャは継承権を破棄すると言うが…
皇帝は玉座に座り、冷たい目でルペルシャを見下ろしていました。ルペルシャは悪い噂が絶えないため、父親である皇帝にすら毛嫌いされていたのです。
その態度にイラっとしつつも、ルペルシャは我慢して対応します。継承権を放棄する代わりに願いを聞いてほしいと提案しますが…
皇帝は苛立ちを隠しもせず、取引を申し出るなど生意気だと言って非難しました。またこの時、母方の一族の力を借りる気かと、警戒心を露わにします。
皇帝に疑われたルペルシャは、誤解だと弁明します。継承権を破棄して皇宮から出ていくと伝え、さらに自身が不治の病であることも明かしました。
私がいなくなれば皇帝にとっても好都合でしょう…と、自身の提案についてメリットを説明します。
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ルペルシャの提案を聞いた皇帝は、目を見開いて驚きます。一体なぜかと問いかけました。
すると彼女は悲しそうなフリをして、残りわずかな人生だけでも、自由でいさせてください…と答えます。
女優顔負けの演技力に、すっかり騙された皇帝。彼はバツが悪そうに目をそらすと、結論は明日出すと返答しました。
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交渉の結果
そして翌日。
再び謁見室に行くと、そこには居たたまれない表情の皇帝がいました。彼はルペルシャの診断書を見たため、彼女の言葉が真実だと知ったのです。
皇帝の心情など知らないルペルシャは、再び自身の要望を伝えます。どこか静かな場所で穏やかに暮らして、一人最期を迎えたいと、淡々と話ました。
その結果、皇帝はルペルシャの要求を受け入れます。ただし自由を認める代わりに、今後1年間は皇宮にいるよう指示しました。
『悪女が恋に落ちた時』4~5話までの感想
4~5話についての感想
![ネタバレ感想](https://xn--h9jepie9n6a5394exeq51z.com/wp-content/uploads/2017/05/343762f4cc95ca51052668af002e9e34-e1554268298589.jpg)
生き延びてオタ活をするため、日々奮闘する主人公。医者のロックスや、父親である皇帝にも笑顔で優しく接します。
その結果、彼らはとんでもない誤解いをしました。
ルペルシャは悪女ではなく、病に耐えながら過ごす優しい女性だったんだ!残り僅かな命なのに、ただ苦痛に耐えるだけなんて可哀想!
そんな感じで、どんどん勘違いが加速。
実のところ、主人公に痛みはありませんし病気は1年後に治りますけどね(吐血と眩暈はありますが)
でも周囲はそれを知らないため、ルペルシャは盛大に誤解されています。しかも本人は、難しい話がわからないので笑って誤魔化すから…
その笑みを見て、周囲は「無理して笑ってる!」とまた誤解します。
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とくに主治医のロックスと、皇帝の誤解がひどい。というかこのままだと、サブキャラの大半が誤解しそうですね。
このままストーリーが進めば、結果として『悪女が恋に落ちた時』の宣材イラストみたいな状態になるのでしょう。
ルペルシャが白いドレスを着て、男たちに貢がれているあの写真。今後、あの状態になっていくのかも。