『悪女が恋に落ちた時』のネタバレ感想です。10話~11話までのストーリーを紹介します。
自由騎士・ユジンと接触したルペルシャ。彼と仲良くなりつつ、皇太子の魔の手から守ろうとしますが…その計画は、上手くいくのでしょうか?
感想を交えながら、ストーリーをまとめました。
目次
10話ネタバレ
”トロヤンの実”の情報を集める

リフリーによると”トロヤンの実”は花であり、この世に姿を現したのは3回だけ。そして花が咲く時期には、次の共通点があったそうです。
- トロヤンの実が咲くとき、周りには”黒髪の人物”がいた
- 周囲にはよい香りが漂っている
これらの情報から、リフリーはアイリック公爵(以下カイン)が怪しいと推測しました。彼ならトロヤンの実について、何か知っているかもしれません。
それを聞いたロックスは大喜びで、さっそく彼を訪ねると言いますが…
カインには、魔族の末裔という危険な噂があります。そのためリフリーは、彼の逆鱗に触れないように忠告しました。
この物語のサブキャラの1人。ヴァンパイア風の美男。なお原作どおりにストーリーが進むと、嫉妬した皇太子により酷い目に合わされます。
カインに会うため、ルペルシャは黒い塔へ向かう
その日ルペルシャは、黒い塔へと向かっていました。黒い塔にはカインが住んでいるため、接触しようと考えたのです。
- 黒髪&黒い瞳
- 美男子
- 吸血鬼のような外見
- 帝国最高の騎士(別名:影の騎士)
- 訳アリっぽい悲しい目
- 性格は真っすぐで不愛想


道中、ユジンと出会ったので彼も同行させます。
彼は以前から、帝国最高の騎士であるカインに会いたいと願っていました。ルペルシャはそれを知っていたので、何食わぬ顔でユジンを誘ったのです。
道中、ルペルシャは頼み事をする
黒い塔へと足を踏み入れる2人。
この時ルペルシャは、せっかくなので「一度だけ、先に私の袖を掴んでほしい」とお願いしますが…
彼は明らかに困り顔。
なのでルペルシャは、無理を言ってごめんなさいと笑いました。多少仲良くなったとはいえ、まだ時期時期尚早だったのでしょう。
しかし、彼女は諦めたワケではありません。皇女宮を離れるまでの数カ月間、オタ活はまだまだ続くのですから。
11話ネタバレ
ロックスとカインの会話
ユジンを連れて、早速カインの元へと向かうルペルシャ。そして到着すると、彼の執務室に入ろうとしますが…
そこにはカインと、医者・ロックスの姿がありました。
ロックスは正座をして、トロヤンの実を得るため協力してほしいとカインに懇願していたのです。ルペルシャの病気を治すために必要なのだと、必死で説明します。


扉を少し開けた状態だったので、ルペルシャとユジンはこの話を立ち聞きします。そしてこの時ユジンも、彼女が病気だと知ったのです。
その事実に、彼は目を見開きますが…
一方ルペルシャは、カインの容姿に見惚れるばかり。彼をうっとりと眺めました。


話を聞いた後、カインは無情にもロックスを追い出しました。
その姿にユジンは舌打ちをし、扉を閉めます。会話を聞いたため、ルペルシャが傷ついたと思ったようです。
そして彼女の体調を気遣い、お姫様抱っこをして外へと連れ出してくれました。
急な展開に、ルペルシャは戸惑いますが…ユジンの胸板に酔いしれ、そのまま何も言わずに身を任せます。
ルペルシャを連れ出したユジンは…
ルペルシャお姫様抱っこをしたまま、ユジンは草原を歩きます。最初に会ったときよりも、彼の態度は随分優しくなりました。
そして道中、彼は尋ねます。
あなたは一体どういうつもりなのか。本当にただ袖を掴んでほしいだけなのか、と。
その言葉に、ルペルシャは彼の心境を察します。
彼は女性に不信感を抱いているから、ルペルシャの言動に裏があると勘繰っているのでしょう。
確かに本心を言えば、ユジンには(皇太子に害されないよう)遠くまで離れてほしい。でも、それは言えません。
だからルペルシャは彼の疑いを晴らすため、モジモジと照れながら「手を繋ぎたい」と答えました。
『悪女が恋に落ちた時』10~11話までの感想
カインの設定について

今回、新キャラのカインが登場しましたね。
主人公が好きなサブキャラの1人で、原作どおりにストーリーが進めば不幸になる人物。
2話目の紹介文によると、以下のように記載されていました。
ヒロインを愛し守り抜くが(ユジンと)同じく皇太子の嫉妬により腕一本と名誉を失う。
引用元:『悪女が恋に落ちた時』2話より
腕一本と名誉を失うって、何をされたのでしょうね。名誉を失うという事は、公爵の地位を剥奪されたのかも?
とはいえ設定によると、彼はとても強い騎士のはず。そもそも公爵なので、皇太子とはいえ簡単には手を出せないでしょう。
でも腕を失ったという事は、卑劣な罠にかけられたのか。身内を人質もでも取られたのか。どっちみち気になりますね。
ユジンと違って死亡ルートではないものの、守ってあげたい人物でしょう。

ロックスが人格者すぎる件
ロックスが医者の鏡ですね。
彼はルペルシャのために、危険だと噂されるカインを訪ねました。カインは公爵なので、本来なら軽々しく会える人ではありませんが…
それでもロックスは、危険を承知で会いに行ったのです。
ルペルシャの精密検査をした時もそうですが、彼は本当にいい人ですね。医者としての責務を果たすため、死を覚悟するシーンも度々ありました。
この漫画において、今のところ一番の善人でしょう。