漫画『義家族に執着されています』の5話のネタバレと感想です。
過去に戻って来た主人公・ペレシャティは、生き延びるためにラピレオン大公を頼ります。しかし彼との結婚式後、第4皇女のドドレア・カスターが現れて「ラピレオン公爵!」と険しい顔つきで怒鳴るのでした。
この先どうなるのでしょうか?以下にストーリーの続きをまとめました。
目次
4話までのあらすじ|テルデオと偽装結婚をする
華やかな偽装結婚式が行われる
テルデオ大公との結婚契約が決まり、4話では華やかな偽装結婚式が行われました。
この契約によりペレシャティは1年間安全を保障される代わりに、テルデオは1年間、呪いの免疫力があるペレシャティの体を調査することになります(ただし倫理的な方法で)
しかしこの結婚について、貴族たちは「第4皇女との縁談を断るための偽造結婚だろう」と疑わしげな目を向けていました。
なにせ結婚式が行われたのは、ペレシャティがテルデオのもとを訪れてから3日後。何もかもがハイペースで行われ、明らかに急遽結婚式をあげた…という雰囲気だったのです。
そして結婚式後、2人が街を歩いている最中に予期せぬ人物が現れます。
なんと第4皇女のドドレア・カスターが、怒りに染まった顔をして駆け付けたのです。
シーフは平騎士なので、ペレシャティとの結婚が白紙になったことで貴族だけが受けられる皇室騎士団の試験資格を失いました。
第4皇女のドドレア・カスターは2人の結婚に猛反対する
第4皇女・ドドレアとは?
第4皇女ドドレア・カスター。
ドドレアは先天的に体が弱く病床に伏せっ切りでしたが、なぜか過去とは違い病気を克服したようです。
さらに彼女は、テルデオのことを『ラピレオン公爵』と呼ぶではありませんか。今の彼は大公なのにその呼び方をするのは奇妙です。さらに彼女は悔しそうな顔で言いました。
「公爵…本当に私以外の人と結婚したの?私以上にあなたを愛している女がいると思う?」
どうやらドドレアは、本心からテルデオとの結婚を望んでいるようです。
さらに「あなたは私だけの男よ!」とまで言い出すのでペレシャティはその過激さに驚きますが、一方でテルデオは冷ややかな顔をしています。
さらにこの時、ドドレアはペレシャティの存在に気付き、今度は彼女に向って怒鳴りはじめました。
どうしてあんたがここに?あんたはここにいちゃダメじゃない…
ドドレアは意味不明な言葉をわめくので、ペレシャティは大慌て。しかしその時、赤髪をなびかせた艶やかな女性がやって来ました。
赤髪の女性が仲裁に入る
赤髪の女性はドドレアに挨拶をした後、人前で結婚した男を欲しがるのはいかがなものでしょうか…と窘めます。
街中で騒いだものだから周囲にはすでに人が集まっており、さすがのドドレアも黙り込みます。そしてその隙に、テルデオはペレシャティを連れて立ち去ろうとしますがーーー
その時、ドドレアは狂気的な瞳で言いました。
「私はあなたなしで生きていくつもりもない。私たちは他の人と絶対に幸せになれないんだから」
その執念深さを目の当たりにしたペレシャティは悪寒を感じます。そして心の中で、1年だけ待ってください皇女様!と切実に願うのでした。
馬車に乗っている最中、赤髪の女性・セルシアは激怒する
セルシア・ラピレオンとの会話
その後ペレシャティは、馬車に乗ってラピレオンの屋敷へと向かいます。なおこの馬車には、テルデオだけでなく先ほどの赤髪の女性も同乗しています。
赤髪の女性の正体は、テルデオの姉のセルシア・ラピレオン。
ペレシャティは委縮しながら挨拶をすると、セルシアは単刀直入に聞きました。
「それで…テオと結婚した理由は何?」
しかし本当のことを言えるはずもなく、ペレシャティは無言になります。するとその時、テルデオが一目惚れだとフォローしますが・・・
セルシアは全く信じず、嘲笑を浮かべました。そしてひどく苛立った様子で、騙すならもっと上手くやりなさい、とテルデオを一括します。
というのも現状、テルデオが皇室との結婚を回避するために急いでペレシャティと結婚したことを全帝国民が知っているのです。
その結果、家門が笑い者になったため彼女は激怒しているのです。
激怒するセルシアと無言のテルデオ
セルシアが激怒するも、テルデオは黙り込んで反論すらしません。
その空気の重さにペレシャティは居たたまれなくなるも、この時ふと、セルシアを含めてラピレオン家の人々はみんな全身を覆うタイプの服を着ていることに気付きます。
しかも彼らは暑そうなので、ペレシャティは少しだけ窓を開けようとしますがーーー
その瞬間。
馬車が揺れたため窓を大きく開けてしまい、風が吹き込んだためペレシャティの髪がテルデオの顔面に直撃します。
予期せぬ事態に、慌てて謝罪するペレシャティ。
するとその時、一連の出来事を見ていたセルシアが噴き出します。弟のマヌケな様子がよほど面白かったらしく、彼女は涙目になりながら言いました。
「今回の嫁は確かに面白いわね」
こうしてテルデオの顔を犠牲にし、馬車内の雰囲気は良くなりますがーーーペレシャティは内心、ラピレオン家はこんな怖い人ばかりじゃないわよね?と不安になるのでした。
『義家族に執着されています』5話のネタバレと感想
5話のネタバレ感想①異常な様子のドドレア
5話で登場したドドレアちゃん。
外見はかわいらしい金髪の少女ですが、登場時からずっと険しい顔で怒鳴っているため顔の良さが台無しです。
さらに表情や言動を見たところ、ドドレアは狂っているように見えます。ペレシャティたちが去って行くときも、何事かをブツブツと呟いていましたから。
多分、彼女には何か秘密があるのでしょうね。
しかも「私たちは他人とじゃ幸せになれない」などと未来を知っているかのような口ぶりなので、もしかするとペレシャティと同じ転生者(回帰者?)なのかもしれませんね。
5話のネタバレ感想②なぜ過去と歴史が違うのか?
そしてペレシャティによると、今世と過去では歴史が微妙に違っているようです。
本来なら、ドドレアは病床に伏せったまま命を落とす悲運の皇女。しかし今世ではピンピンしていて、またテルデオの結婚相手になる予定でした。
つまり何かが原因で、歴史がズレている状況ですね。