漫画『義家族に執着されています』の117話のネタバレと感想です。
監獄から脱出するため、ペレシャティたちはいつ増水するか分からない川を突き進みます。運が悪ければ水死の可能性もありますが、ドドレアの魔の手から逃げるにはこれしか方法がありません。果たして皆は、無事に脱出できるのでしょうか?
義家族に執着されています117話のストーリー
危険覚悟で洞窟を進む
ペレシャティたちは息を止めながら水の中を移動します。途中で呼吸するスペースを見つけながら少しずつ移動していると、途中で水門を見つけます。
水門があるなら水位を調節する装置があるはずなので一同はそれを探しますが、その時、急に川の水位が上昇しました。
水の中に閉じ込められる
一同はパニックに陥ります。アデウスは素手で水門をひっかくも、門はビクともしません。あっという間に全員が水に飲まれて呼吸できなくなり、さらに平民の1人が酸素不足で水底に沈みますがーーー
その瞬間にペレシャティは平民を泳いで追いかけ、キスをして自分の息を吹き込んであげます。
おかげで平民は助かるも、ペレシャティ自身は酸素を失って川の奥深くに沈んでしまいました。
「私はなぜこんな事をしたんだろう?レイモン卿が困るでしょうに。いや、もう関係ないのかな…?誰でもいいからあの人たちを助けてあげて。これほどの痛みを抱えながら逝去するのは酷すぎるから」
引用元:義家族に執着されています117話
ペレシャティは川の底に沈む
沈みゆくペレシャティ。その光景を見て絶句するアデウス。
しかしその時どこからかテルデオが現れて、泳いで彼女を救出します。そして彼はペレシャティを陸に引き上げると、人工呼吸をして何度も彼女の名前を呼ぶのでした。
補足|ペレシャティの走馬灯に〇〇が登場する
補足①走馬灯に現れた人
ペレシャティは溺れて死にかけた時、走馬灯を見ています。なお走馬灯に登場したのは継母でした。
しかも前世でペレシャティを害したときの継母。この時の継母は、優しくも悲しげな表情で描かれていました。
こういう場面では、自分を愛する人が現世に引き戻してくれるのがセオリーだと思うのですがーーーここで登場したのがテルデオでも亡き実母でもなく継母となると、やはり”そういう事”なのでしょうか?考察のしがいがあるシーンです。
補足②アデウスの献身
アデウスが監獄に現れた理由ですが、彼は117話の冒頭にて『事件が起こりそうな予感があった』的なことを語っています。
というのも少し前から首都では爆発事件が起こっており、最近はその目的や爆弾の精度が変化していたそう。また彼はベルディクト伯爵夫人の様子が妙だと気付いており、何かが起きると予想していました。
おまけにペレシャティという事件ホイホイ人間がいるので、余計に心配だったのだとか。確かに彼女がいる現場では、事件が頻発していますからね。アデウスはさぞ嫌な予感がしたでしょう。
つまり彼は事件が起こることも自分の身に危険が及ぶことも覚悟したうえで、イケニエたちを助けに来たのです。
この人、顔だけじゃなく中身までイケメンですね。
今回のネタバレと感想|地下監獄編の見どころ
ネタバレ感想①今回のMVP
テルデオきたーーー!!!さすが国の英雄!!ベストタイミングで助けに来てくれる!!そこに痺れる憧れる!!いやもう、本当に最高の救出シーンでした。
テルデオがどうやってこの危機を知ったのか分かりませんが、現場に駆け付け彼はきっと心臓が凍るような心地だったでしょうね。愛しい妻が瀕死だったのですから。
ちなみにラストの人工呼吸シーンですが、テルデオはショックのあまり発狂しそうな雰囲気でした。嫁が事件ホイホイだから心労が絶えない。
というか愛する妻をこんな目に遭わされたら、今度こそ彼はドドレアを〇しに行きそうですね。絶対にやり返しそう。
ネタバレ感想②もっと自分を大事にしてよ!
ペレシャティの行動は、道徳的に考えれば素晴らしい事です。自分の命を犠牲にしてでも他者を救う。世が世なら聖人扱いされたでしょう。
しかし個人的に、このシーンは見ていて悲しくなりました。そこまでしなくて良いんだよペレシャティ、もっと自分を大事にしてほしい。