『再婚承認を要求します』原作小説201話のネタバレと感想です。
前回はラスタが退場しましたが、彼女の逝去についてソビエシュは一体どう思っているのか。そして悪妻がいなくなった今、東大帝国に回復の兆しはあるのか。ストーリーの続きをまとめました。
ソビエシュ視点|数日後にラスタの訃報を知る
3人目の皇后は誰?
ラスタが廃位になったため、ソビエシュは新たな皇后を迎えるよう周囲の人々に勧められていました。しかし今までのことを思い出せば、すぐに皇后を迎える気になどなれません。
そのため執務室を出て気分転換をするも、しきりに昔のことを思い出してしまい辛くなります。
ナビエが目の前で再婚したとき、耐えられたのはグローリエムがいたから。しかし子供が自分の子ではないと知って、心の拠り所がなくなったのです。
ナビエが重体だと知る
ソビエシュは執務室に戻った後、ナビエが襲撃されて昏睡状態であることを西大帝国の使者から聞かされました。
彼は使者から頼まれるまでもなく、エベリーを西大帝国に派遣しますがーーー
馬車を見送った後も、ナビエのことが心配でずっと苦しみ続けました。
ラスタの遺体を〇〇にしろ
それから数日後、ソビエシュはラスタの訃報を知ります。そこで彼女が幽閉されていた部屋を確認しに行くと、そこには確かに、腐りかけのラスタがいました。
その姿を見た彼は、ラスタと初めて会った時のことを思い出します。
自分はラスタの天使のような姿に騙されていたのか?それとも善良だった彼女を、環境が変えてしまったのか?
ソビエシュは答えのない疑問を抱きながらも、カルル侯爵に「ラスタの死体を火葬し、広い平原にまくように」と命令しました。
再婚承認を要求します・201話のネタバレと感想
ネタバレ感想|ラスタの遺灰
私だけかもしれませんが、ラスタの遺灰を広い草原にまいてあげるというソビエシュの行動に、少しの寂しさと優しさを感じました。
ラスタは今まで人に縛られ、また皇后になったあとも結局は狭い塔に監禁されていました。だから死後くらいは全てから開放してやりたくて、遺体を広い草原を任せたのかな……と思いました。
考察|ラスタに毒薬を渡した犯人について
アルティナの慈悲か?
今さらですが、ラスタに毒薬を持ってきたのは誰だったのでしょうね。
私は原作サイトでこの話を読んだとき、てっきりアルティナが持ってきたのだと思っていました。しかし改めて読み返すと、何だか違うような気もします。
アルティナは立場上ラスタへの恨みが根深く、それこそラスタが廃位になるのをずっと待っていました。そんな人が、死んで解放されるという選択肢を用意するでしょうか?
正直、私だったらしません。本気で憎んでいたら、恐らくそう簡単にラクにはさせないはず。
いずれ毒薬を与えるにしても、長期間にわたって悔やみ後悔する時間をたっぷり用意するのかなと思います。
じゃあラスタを気にかけていたラント男爵か?とも思いましたが、これは絶対にないですね。あの男には、毒薬を渡す度胸なんてありませんから。薬を渡すことが慈悲につながると頭では分かっていても、その度胸はない。
となると毒薬を持ってきたのは、本作で名前すら出てこなかった“誰か”なのかもしれません。