漫画『結婚商売』の69話のネタバレと感想です。
前回ビアンカは、自分が2度目の人生を生きていることなど全てをザカリーに打ち明けました。優しい彼はビアンカの過去を受け入れてくれましたが、あの後どうなったのでしょうか?
ストーリーの続きを読んでみましょう。
出兵の前日、ビアンカはザカリーに子供が欲しいとねだる
ビアンカの想い
ビアンカはザカリーに鋭い眼差しを向けながら「私はあなたの妻であり、ビアンカ・ド・アルノーです」と主張します。
彼は自分に何かあったらビアンカを実家に帰すつもりでしたが、彼女はそんな事を望んでいないのです。
永遠にアルノーの人間でありたいし、彼が死んでもブランシュフォールに帰ろうなんて思えません。
そして率直な言葉で子供がほしいとねだれば、ザカリーは照れながらも妻の願いに答えるのでした。
ビアンカは出発前に、騎士たちに激励の言葉をかける
軍部長たちへの挨拶
翌朝、アルノーの騎士と使用人たちは日が昇る前から出兵の準備をします。
なおザカリーと共に軍部長のソヴールとロベルも出兵しますが、ガスパルだけはアルノーを守るため城に残ります。
そうして城の前で準備を進めていると、ビアンカが現れて騎士たちに激励の言葉をかけました。
「ソヴール卿、ロベル卿どうか勝利して戻ってくるように」
引用元:結婚商売69話
その言葉に「心配いりません!」と意気込むソヴール。
一方でロベルは、ビアンカに自身の短剣を預けました。いざという時、彼女が自分の身を守れるようにと願ったのです。これは剣術の訓練時に使っていた物なので、きっと彼女の手にも馴染むでしょう。
わが軍に祝福を
軍部長たちに挨拶をした後、ビアンカはザカリーにも激励の言葉をかけます。
「我が軍に祝福を。勝利を。栄光を」
その言葉にみんなが耳を傾ける中、ザカリーは必ず戻ってくると言って彼女をやさしく抱きしめます。
するとビアンカは切なげな顔するも、ジャコブを始末する約束も忘れないでくださいね…と憎悪にそまった顔で呟くのでした。
見送り後、ビアンカはある行動に出る
アルノー城の門で騎士たちを見送った後。
ビアンカは緊張の糸が切れたのか、息を切らしながら門にもたれかかります。けれど彼女は休むことなく、すぐさま伝令を送るようヴァンサンに命令しました。
父親とフランシス大司教。そしてオデリー王女に伝令を贈る必要があったのです。
まとめ|結婚商売69話のネタバレと感想
結婚商売69話の補足|カットした場面について
69話の前半にはガッツリ大人シーンがあるので、セリフをかなり省略しました。
この場面ではビアンカがザカリーを熱く口説いているので、日本版が配信されたらぜひご覧ください!
そのセリフをここに書いたらGoogleさんに怒られるので書けませんが、もうド直球で口説いてます。見てるこっちが赤面しそうなくらいストレートな言葉をぶつけています。
ネタバレ感想①お見送りのシーンについて
ビアンカは今回、アルノー夫人として騎士たちに激励の言葉をかけていました。
こうして出兵の挨拶をしに来るあたり、妻としての役割をきちんと自覚しているのでしょうね。なおビアンカが見送りに来たのは今回が初めてのようで、執事長のヴァンサンはその様子を見て感動していました。
またこのシーンで彼女が現れた時、騎士たちはみんな「奥様だ!」と言って恭しく頭を下げていました。少し前だったら「あれ?何で奥さまがいるんだ?」と動揺するだけでしたが、今ではビアンカを“アルノー夫人”として認めていることが伝わってきますね。
ネタバレ感想②遺言状のはなし
遺言状に書いてあったとおり、ザカリーはいつでもビアンカを諦める準備をしていました。
そして69話の冒頭では、遺言状を読んだときのビアンカの心情が綴られています。
遺言状について彼女は『不愛想だけど思慮深いザカリーらしい』という印象を抱いたようで、夫の気遣いは十分に理解していたのでしょう。
しかしそれでも彼が離婚を視野に入れていたという事実が辛くて、ビアンカは出兵前日に泣きながら「私はあなたの妻なんですよ!絶対に実家には帰りませんからね!」的なセリフを彼に何度も伝えています。
いろいろと葛藤したのでしょうね。