今世は当主になります106話~107話のネタバレと感想|ティリアーナ令嬢のお願いとは?

今世は当主になります

漫画『今世は当主になります』の106話~107話のネタバレと感想です。

皇室礼法を学ぶことになったフィレンティアですが、伯母のおかげで作法はバッチリだったので侍女長から賞賛の言葉を贈られました。

そして授業後に赤毛の令嬢が現れますが、彼女は何者なのでしょうか?ストーリーの続きを紹介します。

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106話|礼法を教えて!ティリアーナ令嬢のお願い

ティリアーナとの出会い

今世は当主になります
以下の文章には本編のネタバレが含まれます。なお本記事は『今世は当主になります』の概要および感想の紹介がメインであり、完全なネタバレはしていません。

赤毛の令嬢はティリアーナという名前で、東部から来た下級貴族の令嬢でした。

そして彼女はモジモジしながら、フィレンティアに「先ほど見せた皇室礼法を教えて欲しい」とお願いします。というのも今回のデビュタントには家族全員が見に来るので、良いところを見せたいのだそう。

彼女が必死に頼むので、フィレンティアは笑顔でそれを承諾するのでした。

ひよこ
このときフィレンティアはメイブ令嬢にも誘われたけど、そっちは断ったよ。
白うさ
意地悪そうな子だし、正直関わりたくないんだろうね。

完璧な令嬢

それから数回にわたり礼法の授業が開かれますが、フィレンティアは毎回「完璧です!」とポインタイン侍女長に褒められました。

意外にもフィレンティアは、社交界に適した体質だったのです。

社交界は『剣のない戦場』と言われる恐ろしい場所ですが、彼女の刃は思ったよりも鋭く、それこそ蹴落とす側の人間になれるレベルです。

なお彼女の活躍を見たメイブは、悔しそうに体を震わせるのでした。

今世は当主になります|ストーリー補足

地雷を踏んだメイブのはなし

106話にてフィレンティアは、メイブ令嬢からも誘いを受けています。簡単に説明すると「私たちのグループに加わらない?」というお誘いでした。

授業前はフィレンティアを警戒していましたが、味方に引き込んだ方が得策だと考えたのでしょうね。

けれどこの時メイブは、一緒にいたティリアーナのことを完全に無視します。彼女は平気なフリをしていましたが、こんな意地悪をされて何も感じないはずありません。

だからフィレンティアはメイブの誘いを断りました。

そもそも彼女たちのグループに加わったところで、上手くやっていけるとは思わなかったようです。

すると断られたメイブは悔しそうな顔で嫌味を言いますが、フィレンティアはそれすらも笑顔で(それこそ皇室礼法に従い)あしらっていました。

見た所、メイブのような意地悪な子は生理的にキライなのでしょうね。

それこそ従兄のベレサックたちを思い出すでしょうし、除け者にされた人間の気持ちも分かるから、尚更ティリアーナを見捨てたくなかったのかなと思います。

107話|デビュタントでは最も優れたペアが選ばれる

デビュタント舞踏会の概要

午後の授業では『皇室デビュタント舞踏会』のプログラムについて知らされました。

ポインタインによれば、舞踏会が始まると令嬢たちは一人ずつ呼び出されて入場し、パートナーと踊るそう。これは舞踏会における一番の見せ場です。

しかし令嬢たちは全員同時に踊るのではなく、主催者から選ばれた1組だけが先にダンスを始めます。

この役割は当然ながら注目されるので、最もすばらしく美しい踊りを披露できるペアが選ばれるのが恒例でした。

一組だけが脚光を浴びる

“たった一組だけ”

その言葉を聞いた令嬢たちは期待に胸を躍らせます。自分が選ばれたらどれだけ素敵だろうか…と考えたのです。

またポンタインはこの時、令嬢たちのパートナーにふさわしい少年をすでに主催側で選定したと言います。

『選定』という言葉にフィレンティアは違和感を覚えますがーーーその時ポンタインの合図と同時に、部屋の扉が開かれて少年たちが入ってきました。

フィレンティアのダンス相手

少年たちの中心にいるのは、なんとペレスでした。

なぜここにペレスが!?とフィレンティアが驚いていると、周囲の令嬢たちが頬を赤らめてはしゃいでいる事に気付きます。

というのもペレスはその美貌から、令嬢たちの間で人気があったのです。

ひよこ
神秘的な雰囲気と冷たい性格も魅力的!と評判らしいよ。
白うさ
イケメンだからね。気持ちは分かる。

しかし彼は令嬢たちに目もくれず、フィレンティアだけをじっと見つめています。そして彼女のすぐ傍までたどり着くと、その手を取り指先にキスをして言いました。

「あなたのパートナーになれて光栄です」と。

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ネタバレと感想|フィレンティアは話法のコツを教える

ティリアーナのはなし

考察と書籍

フィレンティアは106話にて、ティリアーナに『話法』のコツを教えてあげました。

ティリアーナの育った地域では率直な物言いが普通であり、貴族のような回りくどい言い方を好みません。それこそダンスの時間に休憩したいとき、彼女の地元ではストレートに断るのが一般的です。

しかしこのままだと、ティリアーナは歴代で最も無礼な令嬢になってしまうでしょう。おまけに彼女は東部の無名貴族なので、ほかの令嬢から「田舎者」と笑われる事が多かったのです。

だからフィレンティアは「話法のコツはずっと微笑むことよ」と教えてあげます。

すると彼女はその助言を素直に受け入れ、他の令嬢から嫌味を言われたときに笑顔だけで追い払っていました。

言われたことを素直に実践してすぐに結果を出せるあたり、自頭が良い子なのかもしれませんね。

また悪役令嬢を撃退した後、ティリアーナは「ものすごい秘訣を教えてもらえました!」と大喜びしています。可愛い子ですね。ぜひとも今回のデビュタントで成功を収めてほしいところ。

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