ピッコマで掲載中の『皇帝の子供を隠す方法』について、原作小説の結末を紹介します。
今回取り上げるのは、悪役たちの末路。アステルを利用し続け、さらに皇帝に危害を加えたレストン公爵はどんな罰を受けるのか。またマリアンやフローリンなどクロイツェン公爵家の人々は最後にどうなるのか。この点について簡単にまとめました。
なお本記事を読む前に、前記事『皇帝の子供を隠す方法|原作の最終回ネタバレ』を読んでおくと内容が分かりやすくなります。
目次
マリアン|アステルに嫌がらせをした結果、投獄される
マリアンの性格
クロイツェン公爵家の長女・マリアンは、とてもわがままで攻撃的な性格なキャラクターです。典型的な悪役令嬢で、5話でアステルに会った時もかなり失礼な態度を取っていました。
なおマリアンは妃になるためカイゼンを誘惑するも、全く相手にされず毎回無視されています。
悪事をはたらき修道院に送られる
マリアンはアステルを敵視して嫌がらせをしますが、その目論見はあっさり見抜かれて失敗に終わります。
また怒ったアステルが彼女の罪(薬箱を勝手にあさられた件)をカイゼンに暴露したので、マリアンは裁判にかけられました。
その結果マリアンは罰として牢屋に入れられ、その後は修道院に送られました。
フローリン|皇后になるために裏で悪事を働く
裏表のある妃候補
クロイツェン公爵家の次女・フローリン。黒髪の女性で、最も有力な妃候補と呼ばれるだけあり賢い令嬢です。
普段は人形のように愛らしい笑顔を浮かべる女性ですが、これはあくまで表向きの顔。本当の彼女は、冷たく淡々とした性格のようです。
フローリンの末路
フローリンはアステルを排除するため、皇居で事件を起こそうとします。
しかし計画は失敗して刑務所に送られ、その後は首都から追放されて北の果てに送られました。
クロイツェン公爵とその妻|地位を剥奪されて没落する
クロイツェン公爵
クロイツェン公爵はマリアンとフローリンの父親であり、国務大臣を務める有力な貴族です。自分の娘2人を皇后にしようと企むも、悲しいことにカイゼンは娘たちに全く興味を示しません。
そして最終的には国務大臣の地位を剥奪され、さらに領地も半分以上失いました。
公爵夫人
クロイツェン公爵の妻は、アステルを排除するために彼女のウエディングドレスに毒を仕掛けます。
しかし侍女・ハンナが毒に気付いたため計画は失敗し、公爵夫人は逮捕されて流罪となりました。
こうしてクロイツェン公爵家は、最終的に一家まとめて没落したのです。
レストン公爵|家族を利用しつづけた狡猾な男の結末
レストン公爵の末路
物語の終盤で、レストン公爵はカイゼンを毒殺しようと計画します。しかしそれは失敗に終わり、その後は監禁されて病気で命を落としました。
なお彼は最終的に、娘と息子の両方に裏切られています。
アステルは暗殺未遂事件(39話参照)をネタにしてレストン公爵を脅し、兄・フリッツに公爵の地位を譲らせようと考えたのです。公爵が静かに退場してくれれば、レストン家の名誉は守られてカイゼンも有利な状況に立てますから。
補足:カイゼンに追放されなかった理由
カイゼンがその気になれば、もっと早い段階でレストン公爵を追い出すこともできました。
というのも暗殺未遂事件について調査して公表すれば、レストン公爵を裏切り者として処罰できたのです。
しかしその場合はアステルも裏切り者になり、テオールは皇子になってからも裏切り者の子孫としてのレッテルを貼られ続けるでしょう。だからカイゼンは、安易にレストン公爵を攻撃できなかったのです。