漫画『皇帝の子供を隠す方法』の46話のネタバレと感想です。
遺産の委任手続きが終わり、ようやくアステル達は東部に帰れることになります。しかし前回のラストでは実父のレストン公爵が現れ、一気に不穏さが増しましたね。
アステルたちは無事に帰れるのでしょうか?以下にストーリーの続きをまとめました。
アステルが大神殿を出ると、エクレン伯爵に呼び止められる
エクレン伯爵の用事
アステルが大神殿を出発しようとすると、初老の貴族男性に声をかけられました。
彼は軍務大臣のエクレン伯爵。彼女の祖父・カレンベルク侯爵の昔の副官です。
アステルは驚きながらも礼儀正しく挨拶をすると、彼はどこか嬉しそうに微笑みながら、後でプレゼントを贈りたいと言います。
そのプレゼントが何なのか謎ですが、他意はないようなので彼女は素直にお礼を言うのでした。
屋敷に戻ると、テオールはなぜか1人でかくれんぼをしていた
テオールがかくれんぼをする理由
アステルが屋敷に戻ると、なぜかテオールの姿が見えません。そこで部屋の中を探してみると、テーブルクロスの下にテオールと犬のブリンが隠れていました。
「おじいちゃんとかくれんぼしてたよ!」
ニコニコと笑うテオールの手には、おもちゃの兵隊が握られています。見ればそこかしこに兵隊が並べられているので、アステルは少し困ったように「城での暮らしの方が良かった?」と聞きますがーーー
テオールはぶんぶんと首を振り、自分の家が一番好きだと答えます。するとアステルはくすっと笑い、愛しい我が子を抱き締めました。
遺言状の委任も暗殺未遂事件にまつわる調査も終わり、あとはもう帰るだけ。愛しい我が子と、以前のように平和に暮らせるのです。
しかしこの時、アステルはカレンベルク侯爵の帰りが遅いことに気付きます。そこで探しに行こうとすると、テオールにむんずとスカートの裾を掴まれました。
「あ、ダメだよ。屋敷に悪いお客さんが来たから、そのお客さんが帰るまでは隠れてなきゃ!」
その言葉を聞いたアステルは、“悪いお客さん”が誰のことなのかすぐに理解します。
そしてテオールに部屋から出ないよう指示すると、急いで祖父のもとへと走り出しました。
望まぬ来訪者
カレンベルク侯爵のいる部屋に到着すると、そこには悪い客―――もといアステルの実父・レストン公爵が立っていました。
レストン公爵はアステルを見るなり嫌味を言いますが、それでも彼女は動じずに、用件だけ言ってさっさと帰るように言います。
「皇太子殿下の遺品を返してください。宰相の座を失ったあげく、娘から告発されて恥をかきたくはないでしょう?」
すると彼は怒ってアステルに手を上げようとしますがーーー
その時、カレンベルク侯爵が彼女の前に立ちはだかり「私の孫娘に触れたらお前の命はないと思え」と威嚇します。
その言葉が脅しではないと理解してレストン公爵が冷や汗をたらすと、そのとき使用人からエクレン様が訪ねて来たと連絡が入りました。
まとめ|皇帝の子供を隠す方法・46話のネタバレと感想
46話のまとめ|エクレン伯爵のはなし
46話にして初めてエクレン伯爵が登場しましたね。
カレンベルク侯爵の反応を見たところ、エクレン伯爵と昔何かあったようです。ただの上司と部下というだけの関係では無かったのでしょう。
では悪い関係だったのかと聞かれれば、そうは見えません。
というのも46話の冒頭でアステルと会った時、エクレン伯爵はどこか嬉しそうにしていましたから。悪意ではなく、むしろ好意を抱いているように見えます。
この作品は人間関係がかなり複雑なので、彼らがどんな関係なのか気になりますね。
ネタバレ感想と考察
当たり前ですが、カレンベルク侯爵はレストン公爵のことを毛嫌いしています。嫌っているどころか、憎んでいるレベルです。
侯爵によれば、外孫であるアステルの父親だから手を出さないだけであって、そうでなければ容赦なく攻撃していたとの事。
非常にギスギスした関係ですね。