『悪女は砂時計をひっくり返す』の82話のネタバレと感想です。
明日はついにイシースたちが帝国に攻めてきます。しかし決戦の日を目前にして、ローハン王はやけに余裕のある態度を見せていますね。
一体彼は何を企んでいるのでしょうか?ストーリーの続きをまとめたので、さっそく読んでみましょう。
カインの嫉妬が爆発し、アリアに襲い掛かる
アースの不意打ち
アリアは馬車の中で、アースと甘いひと時を過ごします。そしてロースチェント邸に到着すると、アリアは馬車から降りて屋敷内に入ろうとしますが…
その時、アースに不意打ちでキスをされました。
またすぐ傍には迎えに来たジェシーとアニーがいたため、キスシーンをばっちり目撃されてしまいます。そのせいでアリアは照れてしまい、その後しばらく部屋に1人で閉じこもりました。
カインの嫉妬
今日はイシースたちが帝国に攻めて来る予定の日。
そのためロースチェント邸に宿泊していたクロア兵たちは、朝早くから屋敷を出発します。そしてカインは、兵士たちを頼もしく思いながら見送りますが…
その時、アリアが部屋のベランダから兵士たちに手を振っているの見て嫉妬します。
皇太子だけでなくあんな奴らにまで愛想をまくのか…!と怒ったカインは、顔を真っ赤にしながらアリアの元へと向かいます。
そして乱暴に扉を開けると、支度中のアリアに向って怒鳴りました。
「こんな朝からどこへ出かけるつもりなんだ!昨日も遅くに帰ってきて!」
さらにカインは、事業をしながら実は男遊びをしているんだろう!と根拠のない悪口を言い出します。もちろんアリアはその言葉を否定し、周囲のメイドたちは彼を白い目で見ますが…
カインの怒りは収まりません。それどころか、妹と家門の世間体を心配して言っているのだと言い訳をしました。
アリアの反撃
醜く嫉妬するカイン。そこでアリアは少しからかってやることにします。
「私が他の男性と遊ぶはずないじゃないですか。私が夜を共にする相手がいたとしても、それはアース様だけなので心配しないでください」
その言葉に、あらぬ想像をしてショックを受けるカイン。彼は下品だと怒鳴ってアリアに掴みかかろうとしますが、それをメイドたちが必死で阻止します。
するとその時。
何を騒いでいるの…と母親が現れました。するとカインは怒りの矛先を母親に向けて、成人していない娘が男と夜遅くまでいるのに何も思わないのですか!と怒鳴りますが…
そもそもアースとアリアは結婚する間柄で、夕食をしに行っただけ。そのため母親は、何の問題があるのかと首を傾げます。
するとその反応が気に食わないのか、カインはさらに激怒します。そして傍にいたアニーとジェシーに「アリアをどこにも行けないよう部屋に閉じ込めろ!」と、とんでもない命令をしました。
もちろん2人はそんな命令には従いませんが…
その時、ついに母親が怒ります。カインの横っ面をビンタしたのです。
カインに罰が下る
ビンタされたカインは頬を腫らしながら、その売春婦を追い出せ!と使用人たちに命じます。しかし誰1人として動かず、みんなカインを白い目で見るだけです。
その視線の意味に気付いたカインは、全員解雇すると怒鳴りますが・・・
そこに突然、皇室騎士団がやって来ます。そしてカインに手錠をかけ、反逆罪で逮捕すると告げました。
カインは顔を青くして何かの間違いだと叫びますが、誰も助けようとはしません。そもそもなぜカインが逮捕されたのか、みんな事情を知らないのです。
――ただしアリア1人を除いて。
そしてアリアは懐中時計を取り出すと「そろそろ行く準備をしなければ…」と言いました。
その頃、イシースとミエールは王城を攻めに来ていた
イシース視点
一方その頃。
イシース・ローハン王・ミエールの3人は、馬車に乗ってどこかに移動していました。なおオスカーが不在なのは、イシースが部屋に閉じ込めて来たためです。
馬車の中で、イシースは青い顔をします。
というのも早朝から王城を攻める予定なのに、やけに周囲が静かなのです。まるで通夜のように。
しかしイシースの不安などつゆ知らず、ミエールはローハンの隣で彼にデレデレしています。その様子を見たイシースは呆れ、この件が終わったら婚約を破棄しなければと考えますが…
その時、馬車が止まります。
そして同時に、今まで穏やかだったローハン王が急に無表情な顔になって言いました。
「あ~大変だった。心にもなく笑うのは本当に大変ですよね」
目を見開くイシース。すると急に馬車の扉が開き、誰かが乱暴にイシースを馬車から引きずり降ろします。そして彼女が顔を上げると、目の前に広がっていた光景はーーー
処刑台と、拘束された貴族たち。
処刑台の前にはアースとアリアが立っていて、周囲は兵士たちによって包囲されていました。
反逆者への罰
処刑台は広場に設置されているため、民衆たちも驚いて集まってきます。
さらにこの時、馬車に残っていたミエールも引きずり降ろされて処刑台の前まで連れて行かれます。
悲鳴をあげても、国賊である彼女を助ける人などいません。またこの時、ミエールはよく知る声を聞きました。
「ミエール、久しぶりね。とても会いたかったわ」
目の前に立っていたのは、優しく微笑むアリア。ミエールは絶望してその場に崩れ落ちると、遠くから容赦のない声が響きます。
国を売ろうとした逆賊たちよ!命で代価を払う時間だ!と。
『悪女は砂時計をひっくり返す』82話のネタバレと感想
82話までのおさらい
アースとローハン王は共犯でした。最初からグルだったのです。
つまりローハン王が「明日帝国を攻めよう!」と言ってイシースとミエールを連れて来たのは、実は彼女たちを処刑台に送るためだったのです。
だから彼は、意味不明な行動を取っていたワケですね。
感想|あと10発くらい殴っていいよ
82話では、母親がカインにビンタをかましました。その理由は、カインが不当な理由でアリアを軟禁しようとしたから。ビンタされて当然ですね。
それにしても、アリアの母親は本当にかっこいいですね。強いしかっこいい。このビンタシーン、管理人はものすごく感動しました。
欲を言えば、あと10発くらいビンタして欲しかったです。カインは最低なセリフを言っていますし、働く女性全員にケンカを売ってますから。
いつもありがとうございます!!
結局カインも伯爵と同類なんですね。
アリアの事を本気で愛してるなら、アリアやアリアが大切にしているお母様に暴言なんか言わないはず。
カインもアリアが美人だから好きなだけなんだな~と思いました。
お母様は超かっこいい!!
更新ありがとうございます。
物語はいよいよクライマックスに入るんでしょうか?
すごい展開になってきましたね!
イシースがオスカーを連れてこなくて良かった。
そしてお母さまカッコイイ!
皆様コメントありがとうございます。以下、管理人からのお返事です。
>11月6日の匿名さんへ
多分、ロースチェント家はこういう血筋なのでしょうね。浮気性というか何というか。ミエールも婚約者を差し置いてロハンにはまってるので、そういう事なんだと思います。
>11月7日の匿名さんへ
おっしゃる通りで、すごい展開ですよね。ミエールもイシースも、落ちるところまで落ちた感じです。
お母様かっかいい!!!
自分ちなのに使用人全員から総スカンされるカイン・・・アホすぎる
ミエールは終始脳内お花畑ですね、苦労人皇女イシース・・・
>Qさんへ
今回のカインは輪をかけて酷いですよね。ご指摘のとおり、自分の家でかつ当主代理という立場にありながら彼は一切擁護されなかったんですよ。