小説版『再婚承認を要求します』のネタバレ感想です。今回は『外伝40 栄光(5)』の概要をまとめました。
前回はモテがひどい目に遭いましたが、ケルドリックの気遣いにより無事に元気を取り戻します。また王宮内ではカイも苦悩しており、ナビエが慰めますが・・・
悩める子供たちは、今後どうなるのでしょうか?管理人の感想を添えつつ、ストーリーを簡単に紹介します。
ラリ視点|ヨンヨンの気持ちがわからずに悩む
悩めるラリ
ラリの誕生日のドレスを選んでいる最中。ラリが沈んだ表情なので、侍女たちはなぜ落ち込んでいるのですか?と尋ねます。
するとラリは正直に言いました。
「ヨンヨンは私のことが好きだけど、結婚はしたくないって。それが理解できない」
それを聞いた侍女たちは、目配せしながら笑いました。傍から見れば、子供の初恋のようで可愛いだけだったのです。
しかしラリにとっては深刻な悩みなので、私の事が好きじゃないのかな…と項垂れてふくれっ面をします。すると直後、ラリは急に頭を振り上げて「そうだ!」と叫びました。
というのも彼女は、どうやって水龍と結婚したのか叔父のマッケナに聞けばいいと考えたのです。
そして侍女たちが捕まえる間もなく部屋を出て行き、廊下を一生懸命走りました。
どうやって水龍と結婚したの?
宰相官邸にて、マッケナを見つけたラリ。彼は休憩中だったのか隣にいる水龍に膝枕をされていましたが、ラリに気付くと恥ずかしさでガバッと立ち上がりました。
しかしラリは両親を見て慣れているので全く気にせずに質問します。
「叔父さんは水龍さんとどうやって結婚したの?」
下心が見えるけれど可愛らしい質問に、にこりと笑うマッケナ。しかし彼は、教えないと言います。
小さな王女様は本当に愛しいけれど、息子・ドラコの嫁にはなってほしくないのです。ラリに野望がある限り、ドラコと結婚すれば彼は望まない形で力を使うことになるでしょうから。
しかし隣の水龍は考えが違うのか「私の愛しい子が私に会いたがって…」と当時のことを語ろうとします。そのため彼は慌てて、違います!と口を挟みました。
マッケナ視点|ドルシとのなれそめを語る
おもちゃ屋での出会い
ラリとカイがまだ赤ちゃんの頃。
マッケナは人形の材料を買うために、行きつけのおもちゃ屋を訪ねました。ラリとカイのために、虫タイプ3号を作りたいのです。
カゴに人形の材料を入れている最中。マッケナは予想外の人物を見つけてドキリとします。
赤髪に金色の瞳をした、あの猛暑のような女性がいたのです。
そのため彼は緊張して固まりますが、女性はこちらに気付きながらも素通りします。そのため彼は肩を落とし、絶対に二度と関わらないと決めました。無視されたことが寂しかったのです。
そしてほかの材料を買うために、別のコーナーに行きますが…そこでもまた彼女に会います。
「なんだ人間。なぜ追いかけてくるんだ?」
しかめ面をする彼女に、マッケナはあたふたしながら否定します。
「ああ、違うんです。人形の材料を買いに来たんです。本当です。これを見てください。この人形が2号で、今度は3号材料を買おうと…」
ポケットに入れていた虫タイプ2号を取り出して説明するマッケナ。しかし結局のところ、またもや変人だと思われました。
俺は変な人じゃない!
その後、マッケナは悔しくなりました。そして自分は変人ではないとあの女性に釈明すべく、連日おもちゃ屋に通い続けました。
そしてある日、ようやくあの女性と再会しますが…
いざ目の前にするとマッケナは緊張してしまい、つい「恋人はいますか?」と関係ないことを聞いてしまいます。
すると女性は意外にも、恋人はいないと素直に答えてくれました。
その言葉に、一瞬嬉しそうにするマッケナ。しかし彼女は「気に入ったオスは一人いる」と続けます。
男ではなく、オス。それを聞いた店主は、アヒルの人形をぼとりと落とします。また様子を見守っていた店員たちもざわつき、来客たちも視線を向けますが…
マッケナはむしろ安心しました。なぜなら彼は、名実共にオスの青い鳥だから。そして更に、そのオスのどこが気に入っているのかと質問しました。
「マッケナ卿!そんなことを聞いている場合じゃないでしょう!」
まず“オス”という単語に気付いて!と近くにいた店員が指摘します。するとマッケナは、しまったという表情で言いました。
「決して、私があの人に興味があるという意味ではありません」
違う。そうじゃない。店員たちはもどかしくて叫びたくなります。そして一方で、女性はまた質問に答えました。
「クールなところ。ベタベタしないところ。目にとまらず、よく逃げ回るところ」
“よく逃げ回る“という言葉に、口元を覆う店主。
しかしマッケナは、遠回しに“あなたはタイプじゃない”と言われたのだと解釈してふくれっ面になりました。
・・・
そして彼女が店から出て行った後、肩を落とすマッケナに店主は言いました。
「あのお客様は絶対に違います!あなたはそっち方面に興味は無いでしょう!」
悩んだ末に、ラリが出した結論
マッケナの思い出話は、ここで終わり。結局のところラリは、結婚した理由を教えてもらえなかったのです。
そして部屋を出ると、彼女は考えました。
「もっと話を聞きたい。 けどマッケナおじさんは意外に口が重いし、教えてくれないかも。もしかして、お母様が宝石で水龍さんの心を変えたのかな。私もそういう物を探してみないと」
水龍は宝石を好むので、ラリは特別な宝石を渡そうと考えます。その結果、思い付いたのが“闇市”でした。
モテ視点|ケルドリックに連れられて闇市へ
オークション会場に潜入
数日前、ケルドリックはモテを慰めるため東大帝国に連れて行くことにしました。しかし準備が必要なので、まずは盗まれた宝石を回収するためモテを連れて闇市に立ち寄ります。
そしてモテは競売場に入って後部座席に座ります。オークションはだ始まっていなかったので周囲を見回すと、ほとんどの客は闇市らしく顔を隠していますが…
客の1人が派手なマントをつけていたので、モテは視線を止めました。
『再婚承認を要求します』外伝40のネタバレ感想
感想①マッケナ、結婚おめでとう!
朗報:マッケナとドルシの結婚は合意でした。
外伝40話では、ドルシと幸せそうに過ごすマッケナの姿が描かれていましたね。という事は、2人は愛し合って結婚したのでしょう。
個人的に、この事実に安堵しました。
というのも最初にマッケナの結婚を知った時、私はてっきり「ついにドルシに捕獲されたのかな」と思ったんですよ。逃げきれずに捕まったのだと思い、心の中で手を合わせました。
でもそうではなく、彼はちゃんとドルシを好きで、望んで結婚したんですね。良かったです。いや本当に、尊い犠牲じゃなくて良かった。
感想②ドルシとの馴れ初めについて
外伝40では、マッケナとドルシとの馴れ初め(?)が明らかになりました。好きな子の前で焦るマッケナ、かわいいですね。
説明しようとして余計なことばかり口走るところも、焦って全く関係ない質問をするところも、年相応な気がします。普段忙しいせいか女性慣れしていないのが伝わってきますね。
多分、好きな人を目の前にするとテンパって関係ないことを聞いちゃうあの現象でしょうね。わかります。本当にかわいい男ですよ。
ちなみに私、マッケナの「恋人はいますか?」で笑いすぎて口から変な声が出ました。
あと、おもちゃ屋の店主と店員たちも笑わせてくれました。あの女性はヤバいよ!と遠回しに伝える店員たち。そして口元を覆う店主。もう想像しただけで笑えます。
外伝も漫画化してくれないかな…!
管理人さん、こんにちは!
いつも翻訳ありがとうございます♪
水龍とマッケナの子供の存在の衝撃以来―― 猛烈に気になっていました!
本当に、ほっとしました~ ドルシ&マッケナおめでとうございます♪
水龍は青い鳥がオスだと認識してドルシのまま追いかけていたのですねw
鳥一族の感性も面白いけれど、龍はスケールが違うので面白いですが取扱注意
ヨンヨンがカイと結婚する選択肢もあるのかしら?
今後の展開も楽しみです!
>ふわっとさんへ
コメントありがとうございます。
鳥一族も水龍も、感性がおもしろいですよね笑