てるてる坊主は翌日の天気が晴れるように祈りをこめて作る人形です。子供のころに家族や兄弟と作った人も多いでしょう。
ところで、てるてる坊主を作った後はどうしていますか?
捨てる人が多いかと思いますが、ゴミ箱にそのまま捨てるのは気が引けますよね。なにせ晴れてほしいと祈りながら作ったものですから。
そこで今回はてるてる坊主はを捨てる時の方法について紹介します。
天気が晴れたらどう供養するべきか。もし晴れなかったらどうするのか。
このページでは、捨てる時に気になることをまとめて紹介します。
てるてる坊主を捨てる時は
最初に、てるてる坊主を捨てる時の基本について知っておきましょう。
てるてる坊主は祈りをこめて作ったものなので、願いが叶ったら正しい方法で供養してあげましょう。
また、てるてる坊主は天気が晴れた時と晴れなかった時で処分の方法が違います。
昔から伝わるルールがあるので、次の章からはそれぞれのパターンについて簡単に解説します。
晴れたらどうするの?正しい処分の方法
まずは、晴れたパターンから見ていきましょう。捨てる時はどのように供養するのでしょうか?
まず顔を完成させる
てるてる坊主は、作った時点では瞳を描きません。
顔を描いている人が多いですが、本来は”のっぺらぼう”のまま吊るします。
てるてる坊主に顔をかくのは、天気が無事に晴れてから。晴れたら瞳を描いてあげましょう。
願いを叶えてくれたお礼に、目を描いて顔を完成させてあげるワケですね。
酒を飲ませて川に流す
顔に瞳を描いたら、次はお礼をしましょう。
天気が晴れたら、てるてる坊主に酒を飲ませてあげます。頭からお酒をかければOKです。
江戸時代の書物によると、瞳を書き入れて酒を供えた後は川に流すのがルールだと書かれています。
▽ウィキペディアより
19世紀はじめの『嬉遊笑覧』には、晴天になった後は、瞳を書き入れて神酒を供え、川に流すと記されている。
引用元:https://bit.ly/2FPH2bc
処分の方法については諸説ありますが、上で紹介した酒を飲ませて川に流す方法が有名かと思います。
童謡『てるてる坊主 』でも「わたしの願いを聞いたなら あまいお酒をたんと飲ましょ」と歌っていますよね。
捨てる時は○○に気をつけて!
お酒をふるまったら、次はてるてる坊主の処分です。
本来は川に流すらしいですが・・・
今の世の中、布やラップで作ったてるてる坊主を川に流せば不法投棄になりますよね?
なので、最近では燃えるゴミとして処分する人が多いようです。
この方法が無難でしょう。
とはいえ、他のゴミと一緒に捨てるのはかわいそうですよね?
袋などに入れて区別し、感謝の気持ちをこめて捨てるのが良いでしょう。
基本的に、祈りを込めたものや神聖なものは捨てる時も大切に扱います。
てるてる坊主以外だと、ダルマやおみくじも直接捨てずに供養してから処分します。
晴れなかったらどう処分するの?
天気が晴れなかったら、てるてる坊主に顔を描かず処分しましょう。
処分の仕方は、燃やしたり小箱に入れて処分したりするなど色々ありますが・・・
燃やすのは危険なので、小箱や袋などに入れて燃えるゴミに捨てるのが良いでしょう。
まとめ
てるてる坊主を捨てる時、そのままゴミ箱に捨てるのはNGです。
感謝の気持ちを込めて、次の方法で捨てましょう。
天気が晴れたら
天気が晴れたら、目を描いて頭にお酒をかけてからゴミ箱に捨てましょう。袋などに入れて捨てるのがベターです。
天気が晴れなかったら
晴れなかったら、目は描かずにのっぺらぼうのまま処分しましょう。こちらも袋などに入れて捨てます。
てるてる坊主をゴミ箱に捨てるのは、申し訳ない気持ちになりますが・・・
本来のルールで捨てるのは難しいため、最近ではゴミ箱に捨てるのが一般的です。
大切なイベントがある日には、てるてる坊主を作って晴れを祈ってみましょう!
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。
サイトがわかりやすかったです
ありがとうございます!
マジすげー