漫画『余命わずかの脇役令嬢』の38話のネタバレと感想です。
前回、要塞にヘルタの大軍が押し寄せてきました。今はミリアンがいないため、残った兵士たちだけでは力不足。そのためカリナは魔物を召喚して時間稼ぎをしようと考えます。
カリナと兵士たちは無事生き残れるのでしょうか?以下にストーリーの続きをまとめました。
ミリアンが戻るまでの間、兵士たちは要塞を守ろうと奮闘する
兵士は要塞を守ろうとするが…
ヘルタの大軍が押し寄せて来たので、要塞の兵士たちは全員防御態勢に入ります。ミリアンに連絡したもののまだ返事はなく、今はただ耐えるしかない状況です。
またカリナの身に危険が及ばぬよう、執事・ベンは彼女を避難させなければと考えますが・・・
その時、屋根を突き破って上からヘルタが降ってきました。
驚いた兵士たちはヘルタを攻撃しようとしますが、よく見ればヘルタの腕の中にはカリナがいました。
実はこのヘルタ、野生ではなく先ほどカリナが生み出した魔物です。
そしてカリナは、その子に優しく語り掛けます。
「お願いがあるの。ミリアンが来るまで他のヘルタたちを防いでくれる?」
すると彼はその願いを聞き入れ、すぐさま要塞を飛び出して他のヘルタたちに襲い掛かりますがーーー
この時、カリナの手には小さな切り傷がありました。
カリナに召喚されたヘルタは、他のヘルタを一気に倒す
ヘルタは圧倒的な力を見せつける
ヘルタ(召)は次々に野生のヘルタたちを倒すので、兵士たちは歓声をあげます。しかし倒すだけでなく同族を食べはじめたので、その光景を見た兵士たちはさすがに戸惑います。
またこの時、カリナの耳にヘルタ(召)の心の声が聞こえました。
『あれを食べなければならないのに。どこにあるんだ?ここだ、見つけた…!!!』
どうやらヘルタ(召)は、魔物の中にある何かを喰らっているようです。
そして恐ろしい声を聴いたカリナは、冷や汗をたらしながらも彼の下へと向かいました。
ヘルタは『何か』を食べてしまう
階段を駆け下りてヘルタ(召)のもとに到着すると、カリナは大声で叫びました。
「ヘルタ!止まって!あなた一体何を食べたの!?」
カリナが詰め寄ると、ヘルタ(召)はぴたりと動きを止めて困ったような顔をします。さらに主人であるカリナにいくら問い詰められても、無言のままで答えようとしません。
するとその時、ようやくミリアンが駆け付けてカリナを自らの胸へと抱き寄せます。彼は最初ヘルタ(召)を見て警戒していましたが、カリナが召喚した魔物だと知るとすぐに剣を収めます。
しかし事情を聞いた彼は、このとき不思議そうな顔をしました。
というのもカリナは奇跡でヘルタを生み出したのに、なぜか瞳の色がそのままだったのです。
そのためミリアンは、カリナを連れてすぐにフェリオールの下へと向かいますがーー-ヘルタ(召)も一緒に連れて行ったので、フェリオールは随分驚いていました。
『余命わずかの脇役令嬢』38話のネタバレと感想
38話のおさらいとネタバレ感想
本編中では明記されていませんが、恐らくカリナは絵に血肉を混ぜたと思われます。だからこそヘルタを召喚した後、手に傷ができていたのでしょう。
そのせいか今回召喚したヘルタはどこか様子が妙で、カリナ自身もいつもと違い瞳が青色のままです。
- ヘルタがやたら強い
- ヘルタは敵を倒すだけでなく、相手に宿る何かを探して食べていた
- 主人であるカリナに何を食べたのか聞かれても、ヘルタは気まずそうな顔をするばかりで一向に答えない
- カリナの瞳は奇跡を起こした後金色に変わるのが常だが、今回は青色のまま。
改めてまとめると、奇妙な点が多いですね。特にヘルタ。ヘルタが何を探していたのか不明ですが、描写的にはハロンなのかな?と思いました。