漫画『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』の46話のネタバレと感想です。
帝国から来た神官たちの彼らの会話を盗み聞きしたところ、近々バレンタイン邸に『天使の名前を持った子』が派遣されるそう。そしてアリアがその件について廊下で考え込んでいると、偶然にもロイドが現れました。
この先どうなるのでしょうか?ストーリーの続きをまとめました。
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目次
神官たちの会話を聞いた後、夜の廊下でロイドに出会う
ロイドの子守歌

アリが廊下にぽつんと立っていると、ロイドが現れてどうしたんだ?と尋ねます。しかし盗み聞きをしていたとは言えないので、アリアは眠れなくて…と言って誤魔化します。
すると彼は「眠れないなら(侍女に)子守唄でも歌ってもらえ」と言うので、アリアはロイドに歌って欲しいとせがみました。
「お前がそういうことを言うから俺は勘違いを…!」
ロイドは顔を真っ赤にして怒り、何かを言いかけます。しかし結局のところ彼の怒りは長続きせず、重いため息をつくのでした。


アリアは初めて悪口を言う
ロイドとの会話中、アリアはふとサビナに言われた言葉―――ロイドに悪口を言えと言われたことーーを思い出します。
その件について話すと彼はいたたまれない顔をし、甘んじて悪口を受け入れると言いますが・・・
アリアは悪口がどいういうものなのか知りません。そのため思案するも、自分が知っている言葉を並べてみました。
「妖怪、怪物、幽霊、××…」
これらは過去、アリアに投げかけられた侮蔑の言葉。ロイドはその事実に気付いたらしく、彼女の実父であるコルテーズ伯爵に怒りを向けます。
そして真っすぐにアリアを見つめながら言いました。
「遅れたが、お前との結婚を受け入れることにした」
ロイドは結婚を受け入れ、アリアにプロポーズをする
ロイドはアリアに告白をする
ロイドは結婚を受け入れると言いますが、アリアはそれが不満でした。
アリアの余命は恐らく10年程度。10年も結婚生活をした相手が命を落とせば、ロイドはショックを受けるでしょう。だからこそアリアは、彼がこの結婚を軽く考えてくれればいいと望んでいたのです。
しかしその期待を裏切るかのように、ロイドは膝まづいてアリアの手を取り、真剣に告白します。
「俺が勝手に誤解して、お前の命を脅かしたことを謝りたい。二度とあんな事はしないと誓う。もう二度と誰も『アリアドネ・バレンタイン』を否定させない。ここにいろ。どこにも行くな。ここがお前の家だ」
引用元:セイレン46話
ロイドが夫で、バレンタイン邸がアリアの家なのだと彼は言います。さらに彼は、アリアが承諾すればすぐに結婚式の準備をすると宣言しました。


アリアはロイドからの告白を嬉しく思うも、前世のような人生が繰り返されたら…と思うと怖くもありました。
すると彼女の心情に気付いたのか、ロイドは立ち上がりアリアの指先にキスをします。
「俺を信じてアリア。もし君を傷つけようとする物が現れたら、酷い目に遭わせてやるから」
そう言いながら不敵に笑うロイド。その姿は、前世で会った大人のロイドを彷彿とさせます。
そしてこの時、アリアはようやく自分の気持ちを自覚しました。前世から今までずっと、ロイドに惚れているのだと気付いたのです。
⇒『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』47話のネタバレはこちら
まとめ『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』46話のネタバレと感想
46話のネタバレと感想

46話にして、ロイドはアリアに結婚のプロポーズをします。
しかも告白の仕方がものすごく男前で「ここにいろ。どこにも行くな」と熱烈なセリフを言っていました。子供ながらも大人顔負けのプロポーズですね。
またこのシーンで、アリアはようやく彼への気持ちを自覚しました。過去から現在に至るまでずっと彼が好きだったのだと、今更気が付いたのです。
読者からすれば「え、今ごろ気付いたの!?」という心境ですが、アリアは本当に今まで無自覚だったようです。あれだけロイドロイドと言っておきながら、自分の恋心を自覚していませんでした。
多分、アリアが普通の女の子ならとっくにこれが恋だと気付いていたのでしょうね。けれどアリアは自分の気持ちをないがしろにする子なので、今まで自覚症状が無かったのかな…と思います。
それがバレンタイン邸に来て少しずつ心を開くようになったので、これが恋だと気付いたのでしょう。
⇒『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』47話のネタバレはこちら