『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』21話~22話のネタバレと感想|呪術師・カーリンを訪ねる

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漫画『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』の21話~22話のネタバレと感想です。

アリアは歌の練習をするも、大公婦人を助けるために必要な『生命の歌』は口にすることすら出来ません。そのため悩んでいると、彼女はある方法を思い付きますがーーー

アリアは何をする気なのでしょうか?以下にストーリーの続きをまとめました。

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20話21話~22話23話

『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』ネタバレ全話はこちら

21話|歌を習得するため、アリアが思いついた方法とは?

アリアの妙案とは?

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アリアが思い出したのは、バレンタイン領を覆う『幻想結界』のこと。

あれほどの結界を張れる術者なら、きっとエネルギーの扱いが上手いに違いありません。

エネルギーは人それぞれ生まれつきの種類が違うだけで本質は同じなので、アリアはその術者にコツを聞こうと考えたのです。

(でも一体、何のエネルギーを扱う人なのかな。珍しい種類のエネルギーだったけど、ピネタ帝国で最も一般的なエネルギーは「神聖力とマナ」のはずなのに…)

考え事をしながら廊下を歩いていると、痩せた中年男性とぶつかり彼の持っていた書類が床に散らばってしまいます。

その男性は書記官のルーセン・シュトラット。

記録した文書を整理するために来たらしく、彼は書類を回収するとすぐにその場を去りますがーーーアリアはこの時、書類を見て”ある事”に気付いたため彼の背中を凝視しました。

ルーセンの狙いに気付く

ルーセン視点

アリアと別れたあと、ルーセンは書類の内容を見られたのでは…と不安に駆られます。

しかし30秒も経たないうちに回収したので、あの短時間で読まれるはずはないと結論付けます。そして周囲に誰もいないのを良い事に、あらぬことを呟きました。

「ふん、大公城を闊歩していられるのも今のうちだ。どうせすぐ追い出されるだろう」

アリア視点

アリアは先ほど会ったルーセンに対して『感じの悪い人だな』と感じると同時に、彼の狙いに気付きます。

そこで指笛をピィーッと吹いてたくさんの鳩を呼び出し、ルーセンを襲うよう命令します。

その結果、庭を歩ていていたルーセンは大慌て。鳩たちから必死で書類を守ろうとするも、書類は彼の手を離れて宙を舞うのでした。

現時点では、ルーセンが何を企んでいたのか不明です。しかしアリアが妨害したという事は、バレンタイン家にとって良くない計画を立てていたのでしょう。

術者に会いに行く

その後アリアは廊下を歩きながら、やはり一日でも早くあの人に会わないと…と考えます。

するとその時たまたま猟犬のシルバーが駆け寄って来たので、彼らに『この城で2番目に強い人』のところに案内してほしいと頼みました。

・・・

猟犬に案内されたのは、大公城にある2つの塔のうち東の塔。

この塔の一番上の階の部屋に、アリアがどうしても会いたい人がいるのです。

22話|バレンタイン城に仕える呪術師・カーリンと出会う

呪術師・カーリンの登場

ファンタジーの塔

東の塔の最上階にある部屋。

アリアはそこにたどり着くと扉をノックしますが、居留守を使われてしまいます。そこでシルバーに頼み、扉を破壊して無理やり室内へと入りました。

するとそこに立っていたのは、緑のローブを羽織った黒髪の青年。ただし部屋を滅茶苦茶にされたため顔には青筋が浮かんでいます。

「くそっ、中にいないふりをしただけなのにドアをぶっ壊すなんて…」

そして男性はやれやれという顔で、自らをバレンタイン城の呪術師・カーリンだと名乗りますがーーーその言葉を聞いたアリアは驚きます。というのも呪術は不法行為なのです。

(呪術師が堂々と塔を一つ占領しているなんて。悪魔城にふさわしい人物ね)

カーリンはすぐにアリアを追い出そうとしますが、彼女は食い下がってメッセージカードを彼に見せました。

『エネルギーの使い方、知りたい』

エネルギーとは?カーリンの解説

アリアの言葉に、カーリンはしばし黙りました。

(意外だな。他の子たちのように魔法を教えてくれと駄々をこねると思ったのに…)

そもそも普通の子供は、エネルギーという概念すら知りません。そのため彼は、一般的なエネルギーについての知識をアリアに教えました。

エネルギーとは?
エネルギーとは、マナと神聖力・魔力・妖力など神秘的な力の総称。
人間なら誰でもエネルギーを持つが、それを運用できるのは一部のみ。量が足りなければコアから流れた瞬間に命を失う。なおエネルギーを運用できる者は百万人に1人の割合。
ひよこ
エネルギーの運用に関して、カーリンは一世紀に1人の天才らしいよ。
白うさ
とりあえずスゴイ人なのはわかった。

また彼によれば、コアでエネルギーを自由に運用できるようになるまで短くても5~6年かかるそう。しかし、それでは大公婦人の治療に間に合いません。

そこでアリアは『私のコアを強制的に開けられる?』と筆談で質問しますがーーー

次の瞬間カーリンは、気が狂ったのですか!?と怒鳴りました。

というのもコアに宿るエネルギーが尽きれば、命を落とす可能性があるのです。アリアのような少女の場合、コアが開いた瞬間に息が止まるでしょう。

しかし現状、エネルギーの使い方を覚えるにはそれしか方法がないので、アリアは諦めずにお願いし続けます。

そしてカーリンの手がアリアに触れた瞬間、彼は「あり得ない!」と目を見開きました。

というのもアリアの体には、信じられないほど多量のエネルギーが流れていたのです。

アリアは正体を明かす

今まで素性を隠していたアリアですが、カーリンにだけは自分の正体を明かそうと考えます。

彼はアリアの潜在能力を引き上げてくれる唯一の存在なので、筆談ではなく自分の口で伝えました。

『…セイレンを知ってる?』

⇒『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』23話のネタバレはこちら

『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』のネタバレと感想

21~22話のネタバレと感想

カーリンと呪術師について

ネタバレ感想

今回、新キャラのカーリンが登場しましたね。

彼はバレンタイン家お抱えの呪術師であり、領土内に大規模な結界を貼るなど人間離れした能力の持ち主です。本人曰く、一世紀に1人の天才なのだとか。

ただしこの世界において呪術は違法行為のようです。バレンタイン領が治外法権だからこそ、カーリンは重要な役割を与えられているのでしょう。

多分、他の領地にいたらこんな風に堂々としていられないのかなと思います。そう考えると、バレンタイン領は異端者にとって有難い土地ですね。恐らく、基本的には実力主義なのでしょう。

天才もビビる!アリアの潜在能力

天才呪術師のカーリンですが、彼ですら驚くほどにアリアのエネルギー量は多いようです。

しかも本編を読んだところ、アリアは今までエネルギーの量を意図的に隠していた様子。だからこそカーリンは最初、アリアのことを普通の子供だと思って相手にしなかったのでしょう。

アリア、本当にチートですね。

彼女がこういうチート技を使えるのは、セイレンの中でもずば抜けた才能を持っているからなのか、それとも生き延びるために身に着けた技術なのか。

個人的には、その両方なのかな…と思っています。

⇒『セイレン〜悪党と契約家族になった〜』23話のネタバレはこちら

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