マンガ版『再婚承認を要求します』のネタバレと感想です。89話のストーリーを紹介します。
前回のラストで、ナビエは新聞記者から「なぜこんなにも早く再婚したのですか」と質問されました。かなり答えにくい質問ですが、ナビエは何と答えるのでしょうか?
目次
ローズ視点|臨時侍女をした結果、ナビエに持った印象
ローズが抱いた印象
ローズは屋敷の厨房で、弟のユニムから新しい王妃はどうだった?と聞かれます。その質問にローズは、良くも悪くも人間味がないと答えました。
「予想外だけど、私を懐柔しようとはしない。でも何かと私の手を借りようとはしてくるの」
またこの時、クリスタと比較してどうかとも聞かれますがーーローズは嫌いじゃないと答えました。
ナビエ視点|新聞記者の質問に”適切な答え”を返す
新聞記者への回答
王妃の離宮にて、ナビエは昼間の出来事を思い出していました。
・・・
どうしてすぐに再婚されたのですか!?と記者に質問された時、ナビエは西王国の国民が望む答えは何だろうかと考えました。
人々は新聞を読むとき、2つを期待します。それは真実か、もしくは自分が望む答え。しかし今の質問に必要なのは真実ではありません。またハインリの兄は情婦を多く抱えていたので、国民はその手の話に飽きているでしょう。
そう考えたナビエは、国民が望むであろう“適切な回答”をすぐさま導き出しました。
「離婚を前にして皇居を去る準備をしていた時に、私を支えてくれたのが陛下でした」
すると記者はショックを受けた顔で、離婚することを前もって知っていたのですか!?と続けて質問します。
その質問に対し、ナビエが寂しげな顔で「聞いてしまったのです」と答えると、記者だけでなくローズも気の毒そうな顔をしますが・・・
ナビエは内心、興味を引くようなエサを投げるのも適切な回答と同じくらいに重要だと考えていました。
ハインリを意識してしまう
そうこうしていると、部屋にハインリが訪ねて来ます。彼はニコリと笑いながら「一緒に食べようと思って」と手に持っていたお弁当箱を見せます。
ナビエはそんな彼を見て、子供の頃、ソビエシュがクッキーを持って来てくれたことを思い出しました。
ハインリはウキウキしながら部屋に入ると、テーブルにお弁当を並べながら記者の件やローズのことなどを質問します。
ナビエはそれに答えながら、なぜ彼はこんなにも心を楽にさせ、同時にくすぐったくさせるのかしら?と考えていました。
またこの時、ナビエは彼に握られていた手を離してしまい少し焦ります。結婚式後には初夜もあるのに、既にこれほど気まずいのですから。
(その時も私たちはこうやって、同僚のようにお互いを見れるだろうか…)
決して口には出しませんが、ナビエはそう考えていました。
夫婦になったので、ハインリは〇〇〇をしたいと言う
ハインリのお願い
食事中にふと、ハインリは照れながらお願いがあると言い出します。
というのも彼は、ナビエと結婚したので“やってみたいこと”があるのだそう。
それを聞いたナビエは『結婚してからする事といえば、キスかな?ソビエシュとはどうやってキスしたっけ?』と思案しながら、どうぞと返事をします。
するとハインリはぱあっと顔を輝かせーーー持っていたフォークで、ナビエに「あーん」をします。
ナビエは呆気にとられながらも、出された食べ物をパクリと口にしました。
ローズ視点
一方その頃。ローズは臨時侍女の仕事をするため、ナビエの部屋へと向かっていました。そして部屋に到着し、扉を開けようとするとーーー
「クイーン、少しだけゆっくり…」
「夫婦でこれがしたかったのでしょう?」
という会話が聞こえ、顔を真っ赤にしました。
『再婚承認を要求します』89話のネタバレと感想
89話の感想①ローズ、勘違いをしてしまう
というわけで89話は、ローズが勘違いをして終了しました。ナビエたちは食事をしているだけですが、会話を聞くといかがわしい アレな感じに聞こえますね。
89話の感想②ハインリのあーんは鳥の習性?
ハインリは結婚したのでやりたい事があると言いますが、その願いはとても可愛らしいものでした。食事中に「あーん」をするのに憧れていた様子。
この子は何というか、見かけによらずピュアですよね。
ナビエが夜の心配をしたりキスの準備をしたりと現実的なのに対し、ハインリは男子中学生のような純粋っぷりです。
あとネットで鳥の生態について調べたところ、オスはメスに対して食べ物を与えるそうです。求愛給餌(きゅうあいきゅうじ)という行動なのですが、ハインリはもしかすると求愛給餌をしたのかもしれませんね。
89話の感想③ナビエが優秀だった点
臨時侍女の1日目を終えたローズ。彼女がナビエに抱いた印象は、“嫌ではない”という肯定的なものでした。
管理人の経験談ですが、能力やプライドの高い人って普通の上司では満足しないんですよ。自分ができるから、上司にも相応のものを求めがちです。
にも関わらずナビエは、ローズのような賢い女性にたった1日で“嫌ではない”と思わせることに成功しています。こういったシーンからも、ナビエの優秀さがわかりますね。