マンガ版『再婚承認を要求します』の130話のネタバレと感想です。
現状ナビエ視点では全てが順調に進んでおり、さらに西大帝国に伝わる”魔法のベッド”のおかげで後継者問題もほぼ解決しました。
しかし彼女の知らぬところで暗躍している人々がいるのも事実。今後のストーリーはどうなるのでしょうか?
パーティー中にラスタが現れ、ナビエに陰湿な嫌がらせをする
カフメン大公の来訪
結婚式の翌日もパーティーが開かれ、この日はカフメン大公も挨拶に来ます。
そして彼は大陸間貿易について国王と話をしたいと言うので、ハインリはしぶしぶナビエの傍を離れるのでした。
ラスタの嫌がらせ
この時ラスタは、1人きりになったナビエを狙って嫌味を言い行きます。
以前は身分を理由に断られましたが、皇后になった今なら“お姉様”と呼ぶ資格がありますよね?と、公衆の面前でナビエを非難したのです。
すると貴族たちが注目したので、ラスタはこのままナビエを追い詰めてやろうとほくそ笑みますがーーー
ナビエは表情一つ崩さず「ソビエシュに新しい側室ができたらその人と姉妹になりなさい」と言い返したので、ラスタは悔しがるのでした。
カフメンは『恋の妙薬』を利用して事件を起こす
カフメン視点|ハインリに一服盛る
一方その頃、別室では事件が起こっていました。
カフメン大公は貿易の件を口実にハインリを別室に連れて行き、ワインにこっそり『恋の妙薬』を盛ったのです。
それを気付かずに飲んだハインリは、急激な眩暈に襲われてその場に倒れるのでした。
・・・
犯行を終えた後、カフメンは後ろめたい気持ちを抱えながら急いで外に出ます。
というのも彼はハインリに警戒されないよう自分のグラスにも恋の妙薬を入れたので、今誰かに会えば恋をする可能性があるのです。
だから庭に出て『惚れても困らない相手』を探しますがーーー
この時、よりによってラスタと鉢合わせます。
彼はまずいと思い咄嗟に顔をそらすも、彼女が泣いていたので放っておけず、上着を貸してあげるのでした。
とある令嬢視点のはなし
パーティーに参加していた貴族令嬢は、廊下を歩いている最中に信じられない光景を目にします。
というのも客室の扉がわずかに空いており、部屋の中では元王妃・クリスタがハインリに膝枕をしていたのです。
まとめ|再婚承認を要求します・130話のネタバレと感想
130話のおさらい
何というか面倒なことになってきましたね。
恐らくカフメンはクリスタと結託して、ハインリに『恋の妙薬』を飲ませたのでしょう。
クリスタ視点だと、愛するハインリが自分に惚れてくれれば万々歳。だから彼が倒れたタイミングで介抱しに行ったのだと思われます。そうでなければ、あれほど都合よく現れるワケがありませんから。
そして計画通り、ハインリは恋の妙薬を飲んだ直後にクリスタを見てしまった。これが今回のあらましです。
最後の場面のクリスタは満足そうな顔をしていたので、ハインリが手に入ったことを心の底から喜んでいるのでしょうね。
このろくでもない作戦を立てたのが2人のうちどちらが分かりませんが、新婚夫婦の仲を引き裂くあたり非常にエグイです。
ネタバレ感想①カフメンの犯行について
エグイ作戦を決行したものの、クリスタもカフメンも元々は善良な人だと思われます。多分今回のことも魔が差しただけであり、少なくとも悪人ではないはず。
特にカフメンは作戦を実行した後で『ナビエが知ったら悲しむだろうな…』と罪悪感を感じていました。まあだからと言って犯行が許されるワケではありませんが・・・
ネタバレ感想②カットした場面のはなし
コシャール節は健在
130話の序盤でラスタはナビエに嫌味を言っていました。
なお本記事では省きましたが、あの後ラスタは悔しがってナビエを不妊呼ばわりしています。本当に言葉を選ばない子ですね。
しかしこの時、近くにいたコシャールが特大の嫌味を言ってラスタを黙らせました。ここ最近は大人しくしていましたが、コシャール節は健在のようです。
侍女2人の反応
なおこのシーンで、侍女のマスタスは怒りを抑えきれずラスタに槍を向けようとしました。この子、パーティー中も槍を携帯しているんです(笑
しかしそんな事をすれば国際問題になりかねないので、先輩侍女のローズが全力で抑えてくれました。そのため会場が血に染まらずに済みましたが……
彼女もやはり苛立ったらしく、ラスタの暴言を聞いたときに目が座っていました。でもその怒りを抑えつつ、きちんと後輩の暴挙も止めるあたり頼りになる女性ですね。
実力行使のマスタス。
冷静に見えて内心ブチ切れるローズ。
相手の弱点を狙い撃ちするコシャール。
怒り方がそれぞれ特徴的で、キャラクターの性格が現れているシーンでした。