『再婚承認を要求します』はLINE漫画で配信されている漫画です。
ナビエは皇后として完璧な女性でしたが、皇帝から離婚を言い渡されてしまいます。不憫な女性を描いた、よくあるタイプのストーリーに見えますが…
しかし、面白いのはここから。実はナビエ自身も、他国の王子と再婚する準備をしていたのです!
この記事では『再婚承認を要求します』の1話~3話までをまとめたので、ストーリーを知りたい人は読んでみて下さいね。
1話ネタバレ
再婚承認を要求します
主人公・ナビエが生まれた”トロビー家”は、これまで何人もの皇后を輩出してきた家系です。
そのためナビエは幼少期から皇后になるための教育を受け、皇帝と政略結婚をすることになります。
幸い、皇帝とは幼い頃から親しかったため2人の仲は良好。
美しく優秀なナビエは完璧な皇后であり、皇帝の良きパートナーとして国を支えてきたのですが…
ある日、その幸せは崩れます。
皇帝のソビエシュが奴隷出身のラスタに一目惚れし、彼女を唯一の側室として招きます。
さらに時が立つと、ソビエシュはナビエと離婚してラスタを皇后にするとまで言いだしたのです。
ナビエは離婚を受け入れます。
その様子を見たラスタはこっそりと笑みを浮かべ、ソビエシュは安堵します。
周囲にいた貴族たちは動揺し、中にはこの惨状に異議を唱えるものもいました。
誰が見ても、ナビエは被害者。
奴隷出身の側室に、皇后の座を奪われたかわいそうな女性。
しかしナビエは堂々とした様子で、怯むことなく離婚を受け入れたのです。
そして…
ナビエは「再婚の承認を要求します」と言い放ち、西王国の王子・ハインリとの再婚を宣言しました。
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事の発端は、数カ月前のこと―
ナビエはなぜ、皇后の座を奪われたのか?
なぜ他国の王子と再婚することになったのか?
事の始まりは、数カ月前まで遡ります。
・・・
数カ月前、ナビエの自室では侍女たちが怒り狂っていました。
というのも、皇帝・ソビエシュが奴隷の女を連れ帰り、さらに侍女たちに入浴を手伝わせたためです。
侍女たちは貴族の令嬢であり、皇后の世話を任されるレベルの貴族。
そんな貴族令嬢が奴隷の世話をするハメになったのだから、侍女たちが怒るのも無理はありません。
そして、この奴隷女こそがラスタ。
侍女たちの話によると、ソビエシュはラスタをとても気にかけており、2人の間には恋人同士のような雰囲気が漂っていたそうです。
侍女たちはラスタの身辺調査をしようかと提案するものの、ナビエはやんわりと断ります。
陛下は思いやりのある方だから、不憫に思ってお連れになったのでしょう。
しかし、そう告げたナビエの表情は悲しそうでした。
2話のネタバレ
奇妙な様子のソビエシュ
ソビエシュと食事をする際、ナビエはラスタについて尋ねます。
狩場で奴隷を拾ったという話は本当かと、ナビエはそれとなく尋ねたのですが…
ソビエシュは険しい顔になり、会話を一方的に終了させます。
賢いナビエは彼の態度を見て、すぐさま「この件に口を出すな」という警告だと察しました。
落ち込みながら過ごすナビエ
この件があってから、ナビエは落ち込みながら日々を過ごします。
心配する2人の侍女に、ナビエは何でもないと言いますが…
誰がどう見ても、落ち込んでいるのは明らか。侍女たちはナビエが大好きなので、放っておけません。
侍女たちが「大丈夫ですからおっしゃってください」「力になれる事があるかもしれません」と優しく話しかけると、ナビエはようやく先日の出来事を話し始めました。
陛下(ソビエシュ)によると、ラスタと出会ったのは狩場だったらしい。
陛下が誤って仕掛けた罠にラスタが嵌ってしまっので、責任を感じて仕方がなく面倒を見ているそうだと、事のあらましを伝えます。
そしてナビエは「陛下にこの件を尋ねたら、不快な顔をされてしまった」ということも打ち明けました。
侍女が語る、浮気男の特徴
ナビエの話を聞いて、侍女の1人・ローラは怒りをあらわにします。
侍女曰く、ソビエシュの反応は典型的な浮気男がするもの。まさに彼女の父親が同じパターンで浮気していたようです。
怒り狂ったローラとは対照的に、もう1人の侍女・イライザは冷静でした。
ソビエシュは一時的な遊びを楽しんでいるだけだろうと、母のように優しく話しかけます。
しかし、ナビエの気持ちは沈んだまま。
陛下と私は政略結婚だから、恋をしたこともない。なのに、なぜこんなに気分が沈むのだろう?皇后だから堂々としていなければならないのに…
そう呟くナビエを、侍女・イライザは優しく抱きしめます。
「夫婦なのだから当然の感情ですよ」と慰め、ラスタは逃亡奴隷なのだから側室になったところで社交界には出入りできないとも言いました。
侍女・イライザの言葉を聞き、ナビエも冷静さを取り戻します。
夫が側室を置いたのだから、寂しくなるのは当然。東大帝国の皇后は、私一人だけなのだ…
そう考えて、彼女は感情を出さないよう皇后らしく振る舞うのでした。
3話ネタバレ
ラスタとの初対面
そんなある日。
ナビエが庭で読書をしていると、どこかから話声が聞こえます。
やってきたのは悩みの種であるラスタ。ラスタはナビエを見つけると、笑顔で挨拶するのでした。
ラスタは目を輝かせながら見つめてきますが、ナビエは彼女に関わりたくありません。
ふいっと踵を返すと、慌てたラスタに袖を掴まれ破かれてしまいます。
皇后に対し、あまりに無礼な行動。
それを見た侍女・イライザは、険しい表情でラスタの手を叩き落としました。
侍女、とうとうキレる!
ラスタと一緒にいた使用人は、すぐに彼女の非礼を詫びます。
しかしラスタ本人は、オロオロするばかりで謝罪すら口にしません。
それどころか、これから何度も会うのだから挨拶したかったと言い始めます。
ことごとく無礼なラスタに、もう1人の侍女・ローラも怒鳴ります。
馴れ馴れしいにもほどがある!汚らわしい!
とラスタの手を叩いたのですが…
そこにソビエシュが現れます。
彼はナビエを素通りし、心配した様子でラスタの元へと駆け寄ります。
ソビエシュはラスタを慰めると、侍女・ローラを罰すると言い出しました。
『再婚承認を要求します』1~3話までの感想
ラスタについての感想
さて、1~3話まで読んだ感想ですが…ラスタが何か隠してますね(笑)
ラスタは”無邪気を少女”を装っていますが、時々ニヤリと笑っているので確実に何かを企んでいます。
皇帝から愛されたいだけなら、側室のまま大人しくしていればいいのに…
なぜかラスタは、皇帝とナビエの仲を引き裂く気です。つまり「妻は私だけで十分よ!」って事なのでしょうか?
それとも皇帝の地位が目的なのか、他に狙いがあるのか。いろいろ謎の多い娘です。
皇帝についての感想
この皇帝、ヤバいですね。
今のところ「恋に目がくらんで優秀な皇后を手放した男」に見えるので、これが事実ならマヌケすぎます。
ただし仮にも皇帝なので、彼にも事情があるのかもしれません。
それこそ、皇后と離婚する必要があったとか…
シビアな物語なので、その辺の設定にも注目したいですね。