再婚承認を要求します・小説185話ネタバレあり感想|ロテシュは家族のために腹をくくる

再婚承認を要求します

『再婚承認を要求します』原作小説185話のネタバレと感想です。

前回のラストで、ロテシュ子爵家の末路が決定しました。子爵の行動次第ではルベティと妻だけは助けてもらえるようですが、果たして彼はどんな選択をするのでしょうか?

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ロテシュ子爵視点①重い罰を与えられて絶望する

恐怖でへたり込む

再婚承認・感想

ロテシュ子爵は、先ほどの会話を思い出しながら王宮の廊下を歩きます。ソビエシュの口ぶりからするに、家族のうち2人―――つまり娘と妻だけは助けてくれるのでしょう。

そして死への恐怖心から脱力して廊下に座り込むと、そこにパルアン侯爵が現れて、嘲笑しながら皮肉を言いました。

「ナビエ皇后を追い出すくらい頭のいいロテシュ子爵なら、この危機も乗り越えられるでしょう。今後あなたがどうするのか、楽しみにしていますね」
引用元:再婚承認を要求します185話

白うさ
出た!パルアンの追撃!
ひよこ
パルアンの口調的に、ロテシュに何かを望んでるのかな?

ハインリは夜な夜な、物騒すぎる胎教をする

ハインリの胎教は斬新だった

ある日の夜。ナビエはハインリを抱き締めながら眠りにつきますが、夜中にブツブツと声が聞こえて目を覚まします。

目をそろりと開けてみると、ハインリが彼女のお腹に向かって本を読んでいます。どうやら赤ちゃんに読み聞かせをしているようですがーーー

その本は戦争一代記(しかも血生臭い内容)だったので、ナビエは我慢しきれずに彼を問い詰めるのでした。

白うさ
なんか胎教に悪そう!
ひよこ
赤ちゃんに軍記物語を読み聞かせる夫。ちなみにハインリはこの後、寝室から追い出されたよ。

寝室を追い出される

寝室を追い出されたハインリが落ち込んでいると、そこに夜勤中のマッケナ(明らかに面白がっている)が近づいてきます。

ハインリは先ほどの失態を打ち明けて「赤ん坊にも人を刺せば血が出ることを教えるべきだ」とぶっ飛んだ主張をしますがーーー

マッケナはそれが危険思考であることを指摘し、また「自分もハインリを追い出す力が欲しい」と答えるのでした。

ナビエは夫を寝室から追い出しましたが、本気で怒ってはいません。実はハインリとマッケナの会話を遠くから見守っていました。そして彼の方もそれに気づいており、むしろナビエが素直になってくれたことを嬉しく思っています。

ロテシュ子爵視点②家族を守るために動き出す

娘・ルベティとの再会

ソビエシュの気が変わらないうちに、ロテシュ子爵は行動を起こします。まずは教えてもらった場所にルベティを迎えに行き、娘と再会を果たします。

ひよこ
ロテシュ子爵は娘の無事を知ったとき、涙を流してたよ。
白うさ
死への恐怖を忘れるくらいに嬉しかったんだね…

このときルベティはラスタの過去を暴露すべきだと主張しますが、ロテシュ子爵は首をふります。そして子爵は外の状況を知らない娘のために事情をかいつまんで説明した後、言いました。

「自分とアレンは死罪になるから、ルベティは領地を継ぎなさい」と。

子爵とアレンはどう足掻いても助かりませんが、彼が責任を取れば娘と妻は助かるでしょう。

するとルベティは泣いて猛反対しますが、子爵の決意は変わりません。彼はラスタを道連れにして地獄に落ちる覚悟でした。

⇒『再婚承認を要求します』186話ネタバレはこちら

再婚承認を要求します・ストーリー補足

ロテシュ子爵視点のはなし

補足しておくと、ロテシュ子爵はアレンが皇女の父親だとは信じていません。大方ラスタが浮気して、それがバレたため昔の報復もかねてアレンを巻き込んだのだろうと予想しています。

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原作小説185話のネタバレと感想|悪役なりのけじめ

ネタバレ感想|悪役でも人の親

ネタバレ感想

ロテシュ子爵はド外道ですが、それでも人の親です。

行方不明の娘をずっと探し続けて、185話でも娘と妻のことだけは救おうとしています。残された短い時間のなかで、家族を守ろうとする気持ちが伝わってきます。

そして185話の終盤では、ルベティが今後被害を被ることがないよう「人に何かを聞かれても“父親とは疎遠だったし家でも口を聞いていない”と答えなさい」と助言もしています。

『再婚承認を要求します』のキャラクターらしい決断ですね。絵にかいたような完全な悪人ではなく、人間としての情は残っているというか。ざまあみろ!と思えないキャラクターです(クリスタやズメンシア老公爵とかもそうですし)

それこそ現実でも、死刑囚が亡くなる前に母親に謝罪の手紙を書いたという話があって、管理人は今回それを思い出しました。

⇒『再婚承認を要求します』186話ネタバレはこちら

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2件のコメント

更新ありがとうございます。

ルベティは家族想いだなと思います。
ラスタに意地悪していましたが、兄の子を妊娠して奴隷なのに義姉になってしまいそうだった嫌悪感等、貴族というのを加味すればラスタに酷すぎたという訳でもないですし。
私なら父と兄のせいで結婚できなくなるかも、これから社交界で大罪人の遺族だと嘲笑されると子爵を許さないと思います。

ロテシュ子爵は最初からラスタを脅迫せず、逃亡奴隷の身分を明かすファインプレーでナビエを救えたかもしれません。
ましてやルベティは真っ当にナビエに憧れていましたし、子爵家の中はびっくりするほど統制が取れていませんでしたよね。
ルベティはナビエの味方でソビエシュとラスタを敵視、子爵は金目当てでラスタを脅迫して大切なルベティへ報復される。
アレンは独断でアンを連れ歩いてゴシップをばら撒き、ラスタに養育費をせびって偽父に仕立て上げられ死罪。

ルベティが誘拐された話がどこまで明るみになっているか次第ですが、未婚の貴族令嬢が荒くれ者に誘拐されたなんて噂が広まれば、ルベティは結婚を望めないでしょう。
さらに兄のアレンが皇后と不倫してカッコウ姫を作ったと世間で思われているのだから、ふしだらで貞操観念の低い女性と中傷されるかもしれません。
それでもルベティは父も兄も憎まないのだから、あの家族はラスタさえ関わらなければ平凡に幸せに暮らせたのでしょう。

助かるのが子爵の妻と娘なら、第一子のアンと(ロテシュ子爵と無関係の)グローリーエムはどうなるのでしょうね。
確か親の罪で子が奴隷になるので、皮肉にもラスタは我が子を自分と同じ境遇にしてしまうのだとしたら…一番辛い罰でしょう。

スヌさん、コメントありがとうございます!
私も同意見で、もし自分がルベティの立場だったら子爵にブチ切れたと思います。
そう考えると、愛情の深い子ですよね・・・

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