『再婚承認を要求します』原作小説174話のネタバレと感想です。今回もラスタ視点からスタートします。
ソビエシュが実父を片付けてくれたので、あとはイスクア子爵夫妻がどこか遠くに行ってくれればラスタは親子検査を受けられます。果たして彼女は、この局面から悪評を払拭できるのでしょうか?
ラスタ視点|実父の件でソビエシュに礼を言おうとするが…
イスクア子爵夫妻に事情を話す
実父の件が片付いたので、あとはイスクア子爵夫妻がどこかに姿を消してくれれば親子関係を受けられます。
そのためラスタは夫妻を呼び出して事情を説明し、さらに大金を渡します。すると夫妻は納得して「助けが必要なときは呼んでね」と労いの言葉をかけますがーーー
ラスタは内心、エベリーを始末しないかぎり夫妻を呼ぶことはないだろうなと思うのでした。
ソビエシュの部屋でショックを受ける
ラスタは実父の件について礼を言うため、ソビエシュの寝室を訪ねます。関係が冷めたとはいえ、自分を支えてくれるのは彼だと伝えたかったのです。
しかし寝室に入った瞬間、ラスタは絶句しました。
なんと寝室には2つの肖像画が飾られており、1つはグローリーエムでもう片方にはナビエが描かれていたのです。
ラスタは恨みのこもった視線を向けるも、ソビエシュは知らんぷり。またラスタが自分への愛情はあるのかと聞いても、彼は返事をしてくれません。
そのためラスタは礼を言わず、親子検査を受けるとだけ伝えるのでした。
アンの存在を隠すため誘拐を企む
親子検査を受けると明言したおかげで、グローリーエムが不義の子だという噂は沈静化します。その間ラスタはエルギ公爵を訪ねて、第一子・アンを誘拐してどこか遠くへ送ってほしいとお願いしました。
- これ以上悪い噂が広がらないよう、アンを誘拐してほしい
- どこか遠い国の、子供を欲しがっている家庭に預けてほしい
エルギ公爵はその頼みに難色を示すも、ラスタが「お礼は何でもするから」と言えば態度を変えます。
そして彼は願いを聞く代わりに、以前約束した港の件について必ず譲渡するという契約書を書くようラスタに頼みました。
ナビエ視点|ハインリへの誕生日プレゼントで悩む
夫に何をプレゼントすべき?
ハインリの誕生日が近づいてきたので、ナビエは何を贈ろうか悩みます。親しい人たちにも相談しますが、あまり良いアドバイスがありません。
なおマッケナは「陛下が鳥の姿のときに踊るダンスを一緒に踊ってあげれば喜ぶでしょう」と提案しますが、これもイマイチ。あれは鳥の姿で踊るからこそ可愛いのです。
するとその時、マッケナは重要案件を思い出してナビエに伝えました。
というのもエベリーが事故にあった件を調査したところ、意外な人物が犯人だったのです。
再婚承認を要求します・174話のネタバレと感想
ネタバレ感想①174話で一番悲しかったシーン
ナビエはプレゼントを選ぶ際、父親にも相談しています。その際に父親は「妻が作ってくれた特別な料理が嬉しかった」と答えていますがーーー
この料理を作ったの、実はシェフです。何話か前で判明しましたが、ナビエの母親は夫婦仲を円満にするためシェフの料理を自分の手料理だと偽っていたのだそう。
ナビエはその事実を知っていたから、父親の答えを聞いたとき「涙が止まらない」と言って、そのとき父親は不思議そうな顔をしていました。
ある意味、174話で一番悲しいシーンです。
ネタバレ感想②これをやると夫婦仲が壊れる
ソビエシュ、部屋に肖像画を飾るならラスタを入れちゃダメだよ!
ただしこの件についてはラスタも悪いのかなと思います。彼女は以前エルギ公爵に愛の告白をしていて、その件は既にソビエシュの耳に届いていますから。おまけに男限定の茶会も開いているので、とんでもない浮気女に見えはず。
だから彼はラスタに対して前妻への未練を隠さなくなった。そういう事なのでしょう。
こんにちは。
ソビエシュの暴走はこれからもまだまだと言う所ですが、ついに出ましたね。
死別ならまだしも、追い出すように離婚したナビエの肖像画を飾るって最早ギャグですよね。
しかもグローリーエムの隣なんて、ナビエとグローリーエムが親子のような構図。
元妻のナビエと娘のグローリーエムの肖像画を飾って妻のラスタの肖像画だけ飾らない。
客観的に見ればソビエシュにとって愛する家族はナビエとグローリーエムで、あれだけ贔屓して可愛がったラスタはどうでもいいというソビエシュの心を残酷なまでに表してますよね。
ラスタと子供ができるようなことしてるので、より今の無関心ぶりが最低だなと思います。
肖像画をソビエシュが自分の手で飾ったわけも無いので、飾った業者も寝室を清掃する使用人もドン引きだと思います。
妻の肖像画ではなく元妻の肖像画を、今の妻が産んだ子の隣に飾る。
ラスタも自業自得ですが、奴隷の身分でソビエシュの唯一の子供を妊娠できたから、唯一の子を皇帝の跡継ぎににするためお飾りの王妃にしてもらえた程度で最初から立場が弱すぎる。
ラスタにしてみたら何故こうなったという感じのようですが、最初から利用されていただけですよね。
だってラスタが後ろ盾のある名門貴族の娘なら、一年だけの期間限定王妃はさすがにソビエシュもしなかったでしょうし。
ラスタがやらかした悪行も離婚の良い口実になると、止めずに証拠だけ着々と溜められてますしね。
ソビエシュの甘すぎる所は未来が見えていないところです。
大きくなったグローリーエムは実母のラスタを追い出したソビエシュを絶対憎むだろうし、ナビエも妊娠して西大帝国王子or姫を産んだら東大帝国王妃として戻ってくることはありえない。
血の繋がったグローリーエムだけ手元に置いて、グローリーエムが女帝になるまで自分だけで王室を支える気かもしれませんが…ナビエが抜けて既に滅茶苦茶になっている王室を支えられていませんよね。
グローリーエムが結婚適齢期まで成長したとして、男オンリー茶会やエルギ公爵と浮気していたラスタそっくりな容姿のグローリーエムがゴシップや悪評の玩具にされるのは間違いなく。
ソビエシュは自分の描いた理想の家庭像がある割に、家族に理不尽な仕打ちや我慢をさせたり、家族なら自分の要求を全部受け入れて許してくれるという甘ちゃんな坊ちゃん気質で、家庭を持つべき人ではないですよね。
それどころか皇帝としてもどうなのかなと、最近見ていて東大帝国の将来が心配になります。
スヌさん、いつもコメントありがとうございます!
そうなんですよね。ソビエシュ、家庭を持つのに向いてないんですよ・・・
こんにちは。
ついにラスタがナビエ様の肖像画を見てしまいましたね。
ラスタの素行やエルギ公爵への告白など、愛想を尽かされても仕方ない事を沢山していますから自業自得ではありますが、個人的には全体を通して見ればソビエシュの方が悪質だと思います。
そもそも彼はラスタの悪事とか本性とか関係なく、初めから子供を取り上げてナビエ様との子として育てていくつもりだったのです。
一時期はあれほど寵愛し夢中になって甘やかしていたにも関わらず、ソビエシュは初めからラスタを「妻」と思った事など無く、あくまで子供を正当な世継ぎにする為の繋ぎでしか無かったなんて、あまりにも酷いと思います。
ソビエシュにとって自分の家族はナビエ様とグローリエムだけ…でも、そこにラスタはおろか、ナビエ様とグローリエムの都合なんて一切介在していません。
自分だけの独り善がりな幸せしか存在していませんよね。
ソビエシュはラスタを「自分の意思」で拾い、側室にし、寵愛し、子供が出来る行為をし、一時的のつもりとはいえナビエ様と離婚しラスタを正妻にする道を選んだんです。
初めからラスタを家族と思う気がないのなら、子供が出来る事なんて最初からするな。ですよ。
ラスタも問題ですが、妊娠させて結婚までした女性に対してあまりにも失礼で誠意が無さすぎる非道な振舞いです。
ナビエ様はもう再婚して妊娠までしていて、ソビエシュの元に戻る可能性など万が一にも無いのです。
ならもう腹を括って今からでもラスタを教育して添い遂げる覚悟を決めるか、しっかりした家柄の新しい皇后を迎えるかするべきなのに、いつまでもナビエ様に固執したまま…
夫としても父親としても統治者としても無責任で非常識
ナビエ様からしても迷惑でしかありません。自分はもう新しい道で前を向いているのに、元夫がいつまでも自分に執着するせいで何度も気分を害し、ラスタに目の敵にされるのですから。
離婚してからのソビエシュとラスタの夫婦関係には一切関わっていないのに、事あるごとにとばっちりを受ける。
ソビエシュはもう、ナビエ様を愛しているなら国以外の事で関わる事は一切せず、諦めて解放してあげる事こそが「愛」だといい加減に気付いて欲しいです。
ラスタの「自分を愛しているか」という質問にも答えない…卑怯だと思います。
痛い所を突かれてハッキリ答える事が無いのは、「自分は悪者になりたくない」からなんだろうなぁと個人的には思います。
彼は与えた気になっているだけで、ナビエ様にもラスタにも娘にも身勝手な都合を押し付けているだけに過ぎないという事実に気付いて欲しいです。
【追記】
「ソビエシュの回帰」について私めの拙い考察を綴らせて頂きました!
なお、大変な長文・乱文となってしまっておりますのでお目汚し失礼致します(汗)
ソビエシュの回帰の考察ページにコメントさせて頂きましたm(_ _)m
匿名さん、コメントありがとうございます!
ソビエシュの痛いところをつかれると誤魔化す性格、良くないですよね。ローラの言葉を借りるなら、典型的な浮気男の性格なのでしょう。
【補足】
ソビエシュの回帰の方のコメントも読ませていただきました。コメント返信したので、良かったら読んでもらえると嬉しいです。