漫画『不倫は不倫でお返しします』の27話のストーリー概要とネタバレ感想です。
今回のストーリーは本作の核心に触れる内容であり、ジョシュアの正体やサムエルの秘密が明らかになります。一体過去に何がったのか、事件の真相を簡単にまとめました。
あと最初に言っておきますが、ドロドロした内容なので注意。
目次
ムーア夫人の部屋から、怪しげな帳簿が発見される
おぞましい事実が判明する

スカーレットは執事から古い帳簿を受け取り、自室で中身を確認した。これはムーア夫人の部屋から発見されたものらしいがーーー
そこには、ジョシュアにまつわる恐ろしい事実が書かれていた。
というのも彼女は初潮を迎えてから、妊娠しやすくなる薬を飲まされてきたのだ。
スカーレットと結婚する前に庶子が生まれれば厄介な状況になったはずなのに、なぜサムエルはこれほど子供を求めるのか?
あまりに不可解な点が多すぎて、スカーレットは頭を悩ませるのだった。
すべての真相|ジョシュアの正体とサムエルの秘密
ジョシュアの正体

実のところ、ジョシュアの正体は皇帝・フレデリック3世の娘である。
皇帝は20年以上前に皇后の親友・エリザベスと不倫をし、そのとき生まれた娘がジョシュアだ。
- 皇帝とエリザベスが不倫をして、ジョシュアが生まれる。
- エリザベスは欲を出し、今度は息子を産むから自分を皇后にしてくれとせがむ。そして皇帝はそれを承諾する。
- しかし2人目を授かれず焦った彼女は、皇帝と共謀して皇后に不妊薬を飲ませる。
- その結果、皇后は子どもを産めない体になる。
- 数年後に真実を知った皇后は、アマリリスと共に皇帝を倒そうと決意する。
- 皇帝に毒(知恵を失うヤバイ毒)を飲ませることに成功する。
- 皇后がエリザベスとその娘も消したいと願ったため、当時14歳だったジョージが暗殺任務を引き受ける。
- ジョージは約束どおりエリザベスを始末するが、幼いジョシュアの命までは奪えなかった。
- そこで同伴していたサムエル(当時19歳)に、ジョシュアを預けた。
サムエルの狙い
ジョージは幼子を手に掛けることができず、親友のサムエルにジョシュアを預けた。皇帝を倒してジョージが即位するまでの間、子供を屋敷に閉じ込めて育てろと命じたのである。
しかしこの時、サムエルは邪な気持ちを抱いてしまうのだった。
ネタバレ感想|予想以上に皇室の闇が深かった
27話のおさらい

27話は本作における重要な情報がぎっしり詰まった内容でしたね。超重要回です。皇族側の事情やジョシュアの出自など、本作の『謎』のほとんどが明らかになりました。
以下、おさらいもかねて重要な部分をまとめました。
- ジョシュアは皇帝の娘。
- 本当は〇される予定だったが、ジョージの恩情により生かされた。
- ただし彼女自身は、自分が何者なのか知らない
- サムエルは親友のジョージを裏切り、ジョシュアとの間に子供を作ろうとしている
- ジョシュアが男児を産めば、その子供はジョージよりも王位継承が高くなるため
はい。とんでもない状況ですね。
裏切りと陰謀と人間の欲が混ざり合った結果、国の将来にかかわる大事件に発展しました。何とも重々しい設定です。
というかスカーレット、ただ離婚したいだけなのに宮廷の闇に巻き込まれていますね。
ネタバレ感想①サムエルお前っ…!!
27話については思う所がたくさんありますが、とりあえず一言。
サムエル、この男は本当に酷すぎる。
親友を裏切って、幼女を洗脳して、もう人としてアウト。この男は一回罰を受けなきゃらならん。完全に有罪。
ジョージは「子供に罪はないから」と言ってジョシュアを生かしたのに、その優しさがサムエルによって踏みにじられたのかと思うと本当にやるせない。なぜこの作品は優しい人ばかり酷い目に遭うのか。
というかスカーレットは、この状況を知ったらどうするのでしょうね。彼女もまた優しく責任感の強い人だから、ジョシュアを手助けしそうな気がしますがーーー
いや、助けるのでしょうね。ジョシュアにかなり感情移入していますし、自分が男に利用されて酷い目に遭ってきたから余計に見捨てられないはず。
ネタバレ感想②一番の被害者は誰か?
今回の話を読んで、管理人が一番同情したのはジョシュアでした。親を奪われて自由を奪われて利用されて。あまり惨い。
そして事件の関係者である以上、いつか彼女も真実を知るのでしょうね。今まで信じてきたサムエルも両親もド外道だと知ったとき、半狂乱にならないか心配です。