不倫は不倫でお返しします・28話の概要とネタバレ感想|王族たちの過去

不倫は不倫で・宣材

漫画『不倫は不倫でお返しします』の28話のストーリー概要とネタバレ感想です。今回も引き続き、王族たちの過去について描かれます。

皇帝に毒を盛った後、なぜジョージはすぐ即位しなかったのか。そして現在に至るまで何があったのか。ストーリーの概要をまとめました。

⇒『不倫は不倫でお返しします』ネタバレ一覧はこちら

過去編|当時のジョージはなぜ即位できなかったのか?

14年前のはなし

本記事で紹介しているのはストーリー概要と感想のみです。詳細を知りたい人は漫画版をご覧ください。

14年前、ジョージたちは皇帝に毒を飲ませたがすぐには始末できなかった。

今ジョージが即位すれば貴族院の反発により国政が混乱するだろうし、場合によっては彼本人が危険にさらされる可能性もある。

つまり基盤が整うまで、ジョージは即位できないのだ。

そこで彼らは、皇帝への世論を悪化させつつ基盤を整えようと考える。また皇帝についても、徐々に衰弱させて自然な形で始末することにした。

1年前、サムエルに疑いの目が向く

当初の予定では、貴族院長のサムエルが10年かけて貴族たちを説得し、ジョージを即位させる計画だった。

しかし13年経っても、サムエルは何かと理由をつけて即位を先延ばしにしようとする。

そのせいでジョージもアマリリスも、いつまで待たせる気だと焦れていた。さらに2人は、彼がジョシュアと関係を持っているのでは…と疑いの目を向ける。

サムエルは「向こうが勘違いして妙な妄想をしているだけだ」と嘘をつくが、一度芽生えた疑念は消えない。

その結果、サムエルは疑いを逸らすためスカーレットを妻に迎えたのである。

現在|そして14年後、ジョージは親友の裏切りを知る

サムエルの裏切り

そして現在。スカーレットから公爵家の事情を聞いたジョージは、サムエルの裏切りを知る。

ジョシュアに息子を産ませてその子を皇位に就かせ、父親として帝国を代理統治する。それがサムエルの狙いだと気付いたのだ。

そして姉のアマリリスにも情報を共有するがーーー

彼女は決めつけるのはまだ早いと言う。サムエルに不妊薬を送ったので、それをジョシュアに飲ませていれば裏切りにはならないと考えたのだ。

ゆえにジョージは、スカーレットを利用して再び公爵家の内情を探ることにした。

⇒不倫は不倫でお返しします29話ネタバレはこちら

28話のネタバレ感想および難しい箇所の補足

補足①即位が先延ばしになった理由

ジョージは長い間キングズリー領に幽閉されていたため、王族としての基盤がありません。コネもないし味方も少ない状態です。

また彼は子供のころフリッツに魔力を奪われたので魔力がありません。そのため貴族になめられる可能性があります。そういった様々な理由から、すぐには即位できませんでした。

補足②サムエルの魂胆

サムエルがジョージの即位を妨害するのは、自分の息子に王位を継承させたいからだと思われます。

フリッツが皇帝のままなら、王位継承権1位になるのは直系であるジョシュアの子供です。

ジョージよりも継承権が上なので、その子は次期皇帝となるでしょう。しかし今皇帝が退位してジョージが即位すれば、その権利は失われます。

だからサムエルは何かと理由をつけて、ジョージの即位を邪魔しているのでしょう。

補足③タンクビル夫人もグル

皇帝の愛人であるタンクビル夫人。実は彼女もアマリリス皇女の協力者です。

皇帝が急に女性への関心を絶つとおかしく見えるだろうから、偽装工作のために呼ばれました。なお皇帝は毒のせいで思考能力を失っているため「タンクビル夫人があなたの愛人ですよ」と言われてあっさり信じました。

ちなみにセリフを読んだところ、タンクビル夫人も皇帝を憎んでいるようです。皇帝は本当にいろいろな人達の恨みを買っていますね・・・

そして今考えると、タンクビル夫人が以前スカーレットを助けてくれたのもそういう理由からでしょう。ジョージ側の人間だから、エドモンドの頼みを聞いてくれたのかなと。

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